ATLANTA RHYTHM SECTION『ATLANTA RHYTHM SECTION』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。サザン・ロック・バンドとして知られている彼らは、元々はスタジオ・ミュージシャンとして活動していたメンバーが集まって結成されたバンドであるだけに、デビュー・アルバムであるが、内容の濃い、完成度の高いアルバムとして知られている。但し、本アルバムは特にヒットをするというようなチャート成績は残していない。
収録曲は以下の全10曲である。『Love Me Just A Little (Sometime)』『Baby No Lie』『All In Your Mind』『Earnestine』『Forty Days And Forty Nights』『Another Man's Woman (It's So Hard)』『Days Of Our Lives』『Yours And Mine』『Can't Stand It No More』『One More Problem』。
お薦め曲としては、『Love Me Just A Little (Sometime)』『All In Your Mind』『Another Man's Woman (It's So Hard)』『Days Of Our Lives』『One More Problem』をピックアップしておく。
サザン・ロックというと、ウエスト・コーストの洗練されたサウンドや、イーストコーストの都会的なサウンドと大きく異なって、アメリカの広大な大地の香りを感じる泥臭いサウンドが売りであるのだが、彼らのサウンドは泥臭さが余りなく、ウエスト・コースト・サウンドのような洗練されたものがある。この点で、彼らのサウンドはサザン・ロックと少し違うのだが、サザンでも洗練されたサウンドがあっても全くおかしいことはない。
元々、彼らはスタジオ・ミュージシャンとして活動していて、そのキャリアがあるだけに、洗練されていたのも当然である。
また、スタジオ・ミュージシャンだったメンバーによって結成されたEAGLESやTOTOも確かな技術を持っていて、大ブレイクしたが、彼らにもそれだけの実力が備わっていたのは言うまでも無い。(ただ、本アルバムはそこまでヒットはしなかったですが...)
ということで、サザンのテイストのエッセンスの利いた'70'sの初期のフォーク・ロックというサウンドを聴いてみるのも宜しいかと...
↓2nd.アルバムとの「2 in 1」はお得です。
Atlanta Rhythm Section/Back Up Againt The Wall
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Beat Goes On
- 発売日: 2010/04/01
- メディア: CD
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