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ケータイ刑事銭形海15話(2nd.2話)[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形海・裏ネタ編」の増補作業は、2nd.2話(通算では15話)となる「死んでも書きます! ~脚本家・石原武龍殺人事件」です。初回となる今回はサブタイトルにある言葉から、「脚本家」について、「石原武龍」について、そして容疑者がこれと言うことから「弟子」について、「一番弟子」について記します。尚、「脚本家」は「・7話[裏ネタ編]PART 4」で記したものを再掲載し、「石原武龍」は「・15話(2nd.2話)[裏ネタ編]」で「脚本家・石原武龍」として記したものを、「弟子」は「・7話[裏ネタ編]PART 4」で、「一番弟子」は「・22話[裏ネタ編]PART 3」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。(正月モードということで、手を抜いて形を整えました。)

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/13付です。

脚本家」:映画、テレビドラマ、ラジオドラマ、演劇、アニメ、ゲームなどの仕組み、舞台装置や俳優の動作、台詞などを記した作品の元になる本(=脚本)を書くことを職業としている人のことである。尚、脚本家でも、演劇(舞台劇)の脚本を書く人のことを特に「劇作家」と呼ぶこともある。また、テレビ番組の中でもバラエティ番組などの脚本を書く人については「脚本家」と言わずに「放送作家」と呼ぶことがある。また、「脚本」のことを「シナリオ」と言うことから、脚本家のことを「シナリオライター」と言うこともある。

テレビドラマの場合は1本を1人の人で書くのが基本である。連続ドラマの場合は1人の脚本家が全ての物語の脚本を書く場合と、複数の人が何本かずつをそれぞれ分担して書くことがある。(地上波の1クールドラマであれば前者の形が多いが、「ケータイ刑事」は後者である。また、地上波でも1年続くヒーロー作品は後者、NHKの朝ドラや大河ドラマは前者のパターンである。)

また、映画の場合は、1人で脚本を書く場合と、複数の人がチームを組んで脚本を書くことがある。(黒澤明監督は特に後者の体制で脚本を書いていたことで有名である。)また、監督が脚本を1人で書いて兼任する場合と、複数人いる脚本担当者の1人として監督も脚本チームに加わることも珍しい事では無い。(テレビドラマでは、監督と脚本は別の人というのが一般的であるが、映画では監督と脚本を同じ人が努めるというのは珍しいことではなく、原作がある作品のドラマ化や映画化の場合は、原作者が脚本家のチームに加わって、チームとして脚本を書くことも珍しいことではない。)

尚、複数の脚本家がチームを組んで脚本を書く場合(映画のように1本の作品の場合も、テレビドラマでそれぞれが別の話を書く場合の両者を含む。)、その脚本家の中でリーダーとなる人のことをチーフ脚本家と言う。テレビドラマの場合では複数の脚本が連続ドラマの脚本を書く場合では、第1話の脚本を書く人がチーフ脚本家となるのが一般的である。(→「ケータイ刑事」ではこの体制が採用されている。)尚、アニメや特撮番組の場合では、同じ役割であっても「チーフ脚本家」とは呼ばずに「シリーズ構成」と呼ぶのが一般的である。但し、「チーフ脚本家」は脚本家の1人が務めるのが一般的であるが、「シリーズ構成」の場合は脚本家ではなくてプロデューサが務める場合もある。

脚本はその作品の元になるものであるが、全てが脚本通りに制作されるとは限らない。これは監督の演出によって脚本がアレンジされたり、役者のアドリブによって脚本には記されていない台詞や動作が加わることがあるためである。また、撮影時の現場で急に(内容が)変更されることもある。更に、これはテレビドラマの場合に多いことであるが、時間の関係(決まった時間に収めなければならないため)で、撮影したものの、その一部分をカットするということも珍しいことではない。よって、脚本家が完成させた脚本がそのまま映像作品として固まると言うことは無いのが普通である。(何らかの理由で、脚本を大事にする場合もあるにはありますが...)尚、映画の場合は時間的な制約ということは殆どなくなるため、カットということは少ないが、それ以外のことで、脚本通りに完成するとは限らない。

英語では「Scriptwriter」、ドイツ語では「Drehbuchautor」、フランス語では「Scénariste」、イタリア語では「Sceneggiatore」、スペイン語では「Guionista」、ポルトガル語では「Roteirista」、中国語では「劇作家」と言う。

石原武龍」:日本の脚本家である。1979年に「七人の刑事」で脚本家デビューをして以来、数多くのドラマの脚本を書いてきた売れっ子脚本家である。

「ケータイ刑事」シリーズには脚本家として参加することは無く、この物語では出演しただけということになったが、折角だったら1本書いて貰いたかったですね。何せ、藤田まこと主演の刑事ドラマ「はぐれ刑事純情派」のシリーズでは、1988年のシリーズ開始の第1シリーズから脚本を書いているので、1時間枠の刑事ドラマは手慣れたものである。30分枠で色々とお約束のある「ケータイ刑事」とはいえ、決して欠けないと言うことは無かったはずである。(また、ギャラが「ケー刑事」の予算を超えていると言うことなんですかね???)

2時間ドラマ(事件が起こるサスペンスもの)でも多数の作品を書いている。また、'90's中盤以降は、刑事ドラマ以外のジャンルの(地上波の)連続ドラマの脚本を書くようになる。主な作品としては「夏! デパート物語」「おかみ三代 女の戦い」「ストーカー・誘う女」「略奪愛・アブない女」「温泉へ行こう!」「伝説の教師」「おみやさん」などがある。また、刑事ドラマでは、「はぐれ刑事純情派」「さすらい刑事旅情編」「探偵事務所」などのシリーズ作品がある。

弟子」:師に従って教えを受ける人のことを言う。「門下生」「教え子」「門弟」などと呼ばれることもある。学問、武道、スポーツ、芸能、工芸などの世界にあるものであって、これらは師弟制度(徒弟制度)と呼ばれる後人に対する教育制度にあるものである。また、この制度は、洋の東西を問わず、古くからあるものである。

古いものでは古代ギリシャの哲学者のソクラテスを師として何人もの有名な弟子たちがいることが知られており、学問の世界で長く受け継がれてきたものである。制度を受け継ぐだけで無く、教えの内容も受け継ぎ、更に発展させてきた。(弟子が師匠の研究内容を更に発展させていき、その弟子が更に受け継いで発展させる、ということの繰り返しという歴史で学問は発展してきた。)

また、学問以外の分野でも、伝統的芸能、工芸などの世界のように、古来から受け継がれてきた技術や思想をも受け継いでいく分野の世界では、その世界に入ろうとすれば弟子となって教えを受けることになる。現在でも伝統芸能の世界では弟子となって師匠の指導を受けて成長していくことになる。(但し、誰でも直ぐに弟子になれるかはまた別問題である。)現在の日本では、落語界や相撲界、華道界、歌舞伎の世界、などの伝統的に世界がこの制度を受け継いでいることで知られている。

また、弟子は師匠から教えを受けるだけではなく、師匠の身の回りの世話をしながら学んでいき、やがては独り立ちすることを目指して精進していくことになる。(この点が学校の「先生」と「生徒」の関係とは大きく異なるところである。)しかし、中には師匠と意見の相違などによって新たな流派を生んで独立することもある。(特に、学術の場合はよくあることである。→イメージとしては悪いが、だからこそその世界がより発展していくことにもなる。)

英語では、個人指導の者は「Pupil」、宗教などの大指導者の指導を受ける者は「Disciple」、学説などの指導を受ける者の場合は「Follower」と言うように使い分けがされている。また「Apprentice」と言うこともある。ドイツ語では「Schüler」、フランス語では「Élève」、イタリア語では「Alunno」、スペイン語では「Alumno」、ポルトガル語では「Aluno」、中国語では「弟子」と言う。

一番弟子」:師弟制度がある伝統芸能の世界に於いて、師匠に教えを受けている弟子の中で、最も優れた弟子のことをいう。但し、弟子が1人しかいない場合はこの言い方はしない。

良くある誤解は、「一番」と言うのを順番だと考えて、最初の弟子のことをいうと考えられていることである。(→先に弟子になった人は「兄弟子」、音に弟子になった人は「弟弟子」と言う。)これは英語で「Best」と言っていることからも明白である。

英語では「The Best Pupil」、ドイツ語では「Der Beste Schüler」、フランス語では「Le Meilleur Élève」、イタリア語では「Il Più Buon Alunno」、スペイン語では「El Alumno Mejor」、ポルトガル語では「O Melhor Aluno」、中国語では「最弟子」と言う。

 

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