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「BEAKS: THE MOVIE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「バード・パニック」である。日本では劇場未公開となったB級パニック作品である。タイトルから分かるように、鳥が人々を襲うというアイデアの作品であるが、その代表的なヒッチコック監督の「鳥」とは雲泥の差の出来というとんでもない作品である。

作品データを記しておくと、時間は99分、製作、原案、脚本、監督はルネ・カルドナ・Jr.、共同製作はアンジェロ・イアコモ、撮影はレオポルド・ヴィラセニョール、音楽はステルヴィオ・チプリアーニである。そして出演は、クリストファー・アトキンズ、ミシェル・ジョンソン、ソニア・インファンテ、サルヴァドール・ピネダ、ガブリエル・ティンティ、アルド・サンブレル、ネネ・モラレス、マヌエル・ペレリョ、キャロル・コネリー、たちである。

世界各地で、鳥が人々を襲い始めた。アカプルコではハンティングにやってきたカップルが襲われ、メキシコではキャンプをしていた家族が襲われる。更に、鳥が人を襲うということはヨーロッパにも飛び火して、スペインやイタリアでも同様に人が鳥に襲われる。そんな中、美人レポーターのバネッサと、彼女の恋人でカメラマン・ピーターのカップルは、世界各地を周り、鳥が人々を襲うとという異常事態の取材を続けていく。やがて、人々は列車で鳥の襲撃から逃れようとして脱出を図るが、鳥はその列車をも襲ったが...

ストーリーはあるようで無いのと同じで、兎に角、様々な形で鳥が人を襲うことが延々と描かれただけと言って良い。ある意味では架空のドキュメンタリーのような気もしないでは無いが、ここまで徹していると、それはそれでということになる。(ということで本作はとんでもない作品であるZ級の名前が相応しいですね。)

主演のC・アトキンズはブルック・シールズと組んだ「青い珊瑚礁」で知られているものの、それ以外の作品は殆ど知られていないだけに、貴重な主演作品ということになる。

兎に角、見た者に対して時間の無駄遣いをしたと思わせて怒りを買うように作られているということで、これはこれで凄い作品ということになる。真面目に映画を見たいという方、大作志向の方は、本作を見てしまったら人格崩壊を起こすかも知れないので、絶対に近づいてはいけない作品であり、B級作品やC級作品に関して理解できる方であれば、耐えられる作品ですね。

怖いもの見たさで見てみるのも悪くは無いが、終わった後の後味の悪さを笑って肴に出来るという方で無ければ、見ないことをお薦めする作品である。

 

↓ビデオです。

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↓一応、これも拾っておきますが...

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