BONNIE RAITT『GIVE IT UP』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1972年に発表された彼女の2nd.アルバムである。彼女はブレイクするまでかなりの時間を要することになり、'70'sは売れない時代が長く続いていく。前年のデビュー・アルバムは現在でこそ再評価されているが、当時は全くの鳴かず飛ばずであった。本アルバムは彼女のアルバムとして初めてチャートインを記録したアルバムである。が、「チャートインを果たした」というだけで、Billboardで最高位138位を記録しただけであった。
収録曲は以下の全10曲である。『Give It Up Or Let Me Go』『Nothing Seems To Matter』『I Know』『If You Gotta Make A Fool Of Somebody』『Love Me Like A Man』『Too Long At The Fair』『Under The Falling Sky』『You Got To Know How』『You Told Me Baby』『Love Has No Pride』。
お薦め曲としては『Give It Up Or Let Me Go』と『Love Me Like A Man』、そしてJACKSON BROWNEによる曲である『Under The Falling Sky』をピックアップしておく。
現在では本アルバムも再評価されているが、当時の評価はやはりあまり良いものでは無かった。しかし、彼女はロックのスタイルで長く音楽活動を続けてきたこともあって、彼女のスタイルはブレルことなく固まっている。それには低迷期のアルバムでもしっかりと受け継いできたロック魂がある。
本アルバムは、彼女のアルバムで初めてチャートインしたものであり、余りにもゆっくりと歩を進める彼女であるが、チャートインという第一関門を初めて突破したアルバムということで、'80's末期から'90'sの彼女を知っていれば、触れておきたい所である。(当然、若々しさが出ているが、歌の方は当時から上手かったので、聴き応えはあります。)
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