BOBBY SHERMAN『VERY BEST OF BOBBY SHERMAN』(2000) [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは2000年にリリースされた彼のベスト・アルバムである。表題に発表年まで記したのは、1991年にも同名のベスト盤(別のレコード会社のリリースで、全12曲の収録でした。)がリリースされているので、それと区別するためである。彼は'60's中盤から'70's前半にアイドルとして活躍し、特に'60'sから'70'sに変わった頃が絶頂期として人気を集めたシンガー、ソングライター、俳優である。シンガーとしてもそれなりのヒット曲を生み出しているということで、'60's後半から'70's前半(日本で言うと、昭和40年代ということになる。)を語る上では外せない1人である。本ベスト盤はそんな彼のヒット曲を集めたものであって、かつ、収録内容も充実しているものてあるので、彼を知る上ではもってこいのベスト盤ということが出来るものである。(1枚もののベスト盤という条件もありますが...)
収録曲は以下の全18曲である。『Little Woman』『Sounds Along The Way』『La La La (If I Had You)』『Seattle』『Easy Come, Easy Go』『Hey, Mister Sun』『Julie, Do Ya Love Me?』『Cried Like A Baby』『The Drum』『Bubble Gum And Braces』『Waiting At The Bus Stop』『Jennifer』『Getting Together』『Together Again』『(She Let's Her Hair Down) Early In The Morning』『Mr. Success』『Our Last Song Together』『Goin' Home (Sing A Song Of Christmas Cheer)』。
彼の代表曲が前半に集まっているが、本ベスト盤には'69年から'75年の作品が集められている。(彼のキャリアの初期の曲は収録されていないが、ヒットの規模を考えると、特に気になることでもない。)ということで、お馴染みのポップで親しみやすい曲ばかりであるので、彼を知っている方にとっては嬉しい所である。
また、収録曲は基本的に発表年代順になっているので、資料としての価値も十分高いものになっている。(彼の発表したシングル全曲という訳ではないが、それを1枚ものに求めるには無理なので、「1枚もの」ということでは ほほベストと言って良い。)ということで、入門者向けにも、また、彼をよく知っている方には懐かしい曲を気軽に聴くために、ということで、手元にあるとその価値を感じられるベスト盤である。('91年リリースのものと間違えないように、収録曲数をチェックしてから購入しましょう!)
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