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「BEN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1972年のアメリカ映画「ベン」である。日本では1973年1月に劇場公開された作品である。また、1971年の「ウィラード」(原題は「WILLARD」)の続編である。作品としては、続編は今一つ、というジンクス通りの作品になってしまったが、本作の主題歌をマイケル・ジャクソンが歌っていることで、その曲が大ヒットしたことで、名前だけはよく知られている作品である。

作品データを記しておくと、時間は95分、原作はスティーブン・ギルバート、監督はフィル・カールソン、脚本はギルバート・ラルストン、撮影はラッセル・メティ、音楽はウォルター・シャーフ、主題歌はマイケル・ジャクソンである。そして出演は、リー・ハーコート・モンゴメリー、ジョセフ・カンパネラ、アーサー・オコンネル、メレディス・バクスター、ローズマリー・マーフィ、カズ・ガラス、たちである。

前作「ウィラード」の生き残りのねずみのボス・ベン。ウィラード殺害の犯人はねずみであることがわかり、巡査部長・カートランドを悩ませることになった。そして、鼠が人を襲う事件は続いて発生した。そんな中、警察はベン一族の巣を発見するも、ねずみによる新たな被害者が出た。町の住民たちも恐怖のどん底に叩き落とされるが、ダニー少年だけはねずみの脅威に何の反応も示さなかった。というのは、ダニーは心臓手術を受けたばかりでもあったためで、彼は子供心に死の危機を予知してて、孤独であった。そんなダニーの心の空白を埋めたのがベンであって、少年とねずみのベンとの交流が深くなっていく。ベンはダニーを信頼し、ダニーも、その鼠が悪名高い集団のボスと知っても、愛情は変わらず、『ベンの歌』を作った。そんな中、警察はねずみの駆除を勧めるため、ベンたちの住み処である下水道掃除作戦を計画する。そして、消防の協力の下、火炎放射器を使って焼き払っていく。ダニーは、ベンたちが危ないことを知って駆けつけるが、既に遅かった。ベンたちは炎に包まれていき、ダニーは何もすることが出来なかった。ダニーの部屋の片隅に、傷つきて血に染まった瀕死のベンが現れた。駆け寄ったダニーを振り仰いだベンの眼には涙が光っていた。

前作が動物パニック映画という所か強かったが、本作ではその要素が弱まって、少年とねずみとの交流を描いた作品になっている。内容的にも決して悪い作品ではないのだが、前作の続編ということでは、期待するものがその延長線上にくることになるため、評判は悪いのも仕方ないところですかね...→ソフトの点でも冷遇されていますし...

ただ、マイケルの歌う『ベンのテーマ』は全米No.1ヒットになるというように、名曲であることに変わりはない。実際、本作は前作とは別で、マイケルが主題歌を歌った作品というように、切り離されて認識されるようになっているだけに...

 

↓映画ソフトが無いので、こちらを拾っておきます。

ベンのテーマ ~ベスト・オブ・マイケル・ジャクソン

ベンのテーマ ~ベスト・オブ・マイケル・ジャクソン

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2005/05/25
  • メディア: CD

ベンのテーマ

ベンのテーマ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: USMジャパン
  • 発売日: 2011/06/08
  • メディア: CD

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