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「BEND OF THE RIVER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1951年のアメリカ映画「怒りの河」である。日本での劇場公開は1952年11月であった。A・マン監督、J・スチュアート主演のコンビによる西部劇である。物語だけでなく、風景なども綺麗であって、見所の多い作品である。

作品データを記しておくと、時間は91分、原作はビル・ガリック、監督はアンソニー・マン、脚本はボーデン・チェイス、撮影はアーヴィング・グラスバーグ、音楽はハンス・J・サルターである。そして出演は、ジェームズ・スチュワート、アーサー・ケネディ、ジュリア・アダムス、ロック・ハドソン、ロリー・ネルソン、ジェイ・C・フリッペン、ヘンリー・モーガン、ローヤル・ダーノ、ステピン・フェチット、チャビー・ジョンソン、ハワード・ペトリー、フランセス・バヴィア、たちである。

かつては無法者として知られていたグリン・マクリントックは、今ではオレゴン州の開拓団の誠実な道案内人になっていた。そんなグリンは、リンチされかかった無法者のエマースン・コールを救った。そして2人の間に友情が芽生えていく。開拓団の移動についていくコールは、インディアンの襲撃に対して、グリンと協力して撃退したことで、信頼も得るようになる。そして一行は目的地のポートランドに到着した。するとコールは土地の顔役であるヘンドリックスの賭場に居つくようになった。また、幌馬車隊は、インディアンの襲撃の時に傷を受けたジェレミー隊長の娘・ローラを残して出発していった。時が流れ、冬が迫る。ジェレミーとグリンは、ヘンドリックスと契約した食料が到着していないことから、調べるために再びポートランドにやってきた。すると、町は砂金が発見されたことで好景気に沸いていた。そして、隊長たちに渡されるはずの食料は。砂金堀の山男たちに売られかけていたことを知る。で、コールとローラの妹・マージーの愛人・トレイの協力を得て、食料を奪取し、追跡するヘンドリックス一味をも壊滅させた。しかし、コールは、その食料を金堀の飯場に売れば莫大な利益になることを知り、作業員たちと組んで大儲けをすることを企んだ。そして、それには邪魔な存在となるグリンを丸腰にし、去って行く。グリンは直ぐにコールを執拗に追っていき、一味に追いつくと決闘になり、激しい格闘の末、コールを川底に沈めた。そしてローラたちと共に食糧を奪還した。

ストーリーとしてもなかなかよく出来ており、友情と悪に対する怒り、改心させることができるのか、ということを描いていて、人間ドラマとしてもしっかりと見せてくれる。また、娯楽作品としての見せ所もしっかりと用意されている。また、景色が綺麗なこともあって、環境ビデオの一つとしても楽しむことが出来る作品になっている。

本作はその割りに知られていないこともあって、陰に隠れている作品の一つになっているが、60年以上昔の古き良き時代の作品ということもたっぷりと感じられ、「隠れた傑作」の一つである。じっくりと堪能しましょう。

 

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