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ケータイ刑事銭形海17話(2nd.4話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

銭形海」の第17話(2nd.4話)「明日のスターを目指せ! ~芸能プロダクション社長殺人事件」の裏ネタ編・増補の5回目となる今回は、劇中に出てきた薬の名前である「亜硝酸エステル」について、「脱法ドラッグ」について、病名として出てきた「狭心症」について、ちゃんが語った「酩酊状態」について、「昏睡」について記します。

また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/7/27付です。

亜硝酸エステル」:「亜硝酸」は化学式「NHO2」で記される弱酸であって、溶液中にのみ存在する化学物質である。水中では酸化窒素と硝酸に分解される。

一方、「エステル」とは、有機酸、または無機酸とアルコールから水が取れて出来る化合物の総称である。様々な特徴があって、現在では幅広く利用されている化合物である。

「亜硝酸エステル」は、亜硝酸の中でも幅広く利用されている物質である。主なものとしては亜硝酸エチル、亜硝酸ブチル、亜硝酸イソブチル、亜硝酸イソアミル、亜硝酸イソプロピル、亜硝酸プロピルなどがある。(亜硝酸ブチル、亜硝酸プロピルはジェット燃料に利用されている。)また、この仲間であるニトログリセリンは心臓病(狭心症など)の薬として利用されている。

英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語では「Nitrite」、イタリア語では「Nitrito」、中国語では「亜硝酸エステル」と言う。

脱法ドラッグ」:法律上は違法でないため、法的な取り締まりを受けない薬物の総称である。法律的には違法で無いのだが、違法である麻薬などと同等の降下を持っているため、「合法ドラッグ」という言い方もある。(役所は「違法ドラッグ」、使用者は「遵法ドラッグ」と呼んでいる。)

尚、「脱法」とは、法律に触れないような方法で、実際は法が禁止していることを犯すこと、法の網の目をくぐって悪事を働くことであるため、「脱法ドラッグ」は法律的には違法ではないが、違法である麻薬と同等の効果があるため、悪いことである。(その度に法改正が行われて、違法なものに指定されていくことになる。)

英語では「Evasion of the Law Drug」、ドイツ語では「Ausweichen vor der Gesetzesdroge」、フランス語では「Fuite de la Drogue de la Loi」、イタリア語では「Evasione Della Medicina di Legge」、スペイン語では「Evasión de la Droga de la Ley」、ポルトガル語では「Evasão da Droga de Lei」、中国語では「逃避法律拖」と言う。

狭心症」:心疾患の一つである。冠状動脈の血流が一時的に不足することで、その間、胸に痛みや締め付けられている様な痛みを感じたり、動悸などが起こる症状である。

発作的な症状であれば、まだ対処出来るが、冠状動脈が完全に閉塞してしまった場合には、心筋梗塞となって死に至る可能性が高い症状でもある。

この処方薬として知られているのが亜硝酸薬と呼ばれるものであって、ニトログリセリン、イソソルビドジニトレートはよく知られている。(舌の裏側に入れて溶かすようにすると、数分で収まる。)狭心症の人は、発作が起こった場合に備えて、亜硝酸薬を肌身離さず持っている。

英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガルでは「Angina」(但し、発音は異なる。)、フランス語では「Angine」語、中国語では「心絞痛」と言う。

酩酊状態」:酷く酒に酔った状態のことを言う。血中のアルコール濃度が高い状態である。但し、個人差も大きく、同じ血中アルコール濃度であっても、人によってその時の状態は異なるのが一般的である。

尚、特に問題行動を起こさない場合は「単純酩酊」と言う。他人に絡むようになったり、暴力的になるなど、問題行動をするようになった状態は「複雑酩酊」と言うが、これは人によっても多きく異なる行動をする。更に、その時の記憶が完全に無いような状態になると「病的酩酊」と言うが、この時は全く人が変わったような行動をすることが多いが、後からこの時のを尋ねても記憶に残っていないものとなる。

それ以上の場合は、血中アルコール濃度が高い状態で、昏睡状態、更には急性アルコール中毒で死に至るレベルとなる。

英語では「Drunkenness State」、ドイツ語では「Trunkenheitsstaat」、フランス語では「État de l'ivresse」、イタリア語では「Stato di Ubriachezza」、スペイン語では「Estado de Embriaguez」、ポルトガル語では「Estado de Embriaguez」、中国語では「酩酊状態」と言う。

昏睡」:意識障害の一つであるが、最も重度な状態である。強い刺激を与えても精神的な反応が全く見られない状態であって、死に至る確率の高い危険な状態である。但し、この状態は生存している状態であるため、脊髄反射、筋肉反射は現れる。(これをも喪失すると、死ということになる。)また、呼吸停止の場合もあるが、自発的呼吸は可能な範囲内である。(脳死に至ると、始発敵呼吸は出来なくなる。)

尚、昏睡状態に陥るには、様々な原因があり、その原因に応じて対処方法は大きく異なる。よって、昏睡状態になった人がいる場合は、昏睡状態になった原因を即座に確かめることが重要である。(例えば、外傷的な原因がないか、心筋梗塞、脳の病気などがないかなどを知ることは重要である。→症状によって、寝かせ方も異なったものになる。ただ、気道を確保して蘇生法の対処が出来る様にしておくことは重要となる。)

英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Coma」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Koma」、中国語では「昏睡」と言う。

 

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