ケータイ刑事銭形舞11話[裏ネタ編]PART 5 [ケータイ刑事]
今回からの「銭形舞・裏ネタ編」の再増補は第11話「コンビ解消の危機! ~小学生検事誘拐事件」に突入です。(以前にPART 4まで記しているので、PART 5からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から、「解消」について、「危機」について、「小学生」について、「検事」について記します。尚、「解消」は「結・9話[裏ネタ編]PART 2」で、「小学生」と「検事」は「零・24話(2nd.11話)[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBSでの再放送時に記した改訂版)は「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2008/6/26、2009/10/12,14,17付です。)
「解消」:従来あった関係を消滅させることを言う。(例えば「婚約を解消する」「提携を解消する」などが具体的な例である。)類義語としては「取り消し」「キャンセル」という言葉があるが、「解消」と言う場合は何らかの関係があったことが前提であるため、利害関係の不一致や状況の変化によって何らかの不都合が生じたことが原因で、そこで起こった者台を解決するために行われるものである。(政治家の暴言のように、後になって発言を「取り消す」と言うこととは訳が違うものである。)
英語では「Cancellation」、ドイツ語では「Absage」、フランス語では「Annulation」、イタリア語では「Annullamento」、スペイン語では「Cancelación」、ポルトガル語では「Cancelamento」、中国語では「解除」と言う。
「危機」:大変なことになるかもしれない危うい場合のこと、危険な状態のこと、危険で不安な時のことを言う。これには身体的な危険、精神的な危険だけでなく、社会的または経済的に危険な場合に対しても用いられる。(この場合は「経済危機」と言う。)
大別すると、個人レベルのものと、社会全体に関わるレベルのものの2つがある。また、後者には革命が起こった場合のように、社会情勢が激変する場合に起こるものと、社会情勢の変化は無いものの状況が悪くなった場合に起こるものとがある。
英語、スペイン語では「Crisis」(但し、発音は異なる。)、ドイツ語では「Krise」、フランス語、ポルトガル語では「Crise」(但し、発音は異なる。)、イタリア語では「Crisi」、中国語では「危機」または「危机」と言う。
「小学生」:初等教育を行う小学校に籍を置いている児童(日本の法律ではこのように呼ぶ。尚、中学生と高校生は「生徒」、短大を含む大学生、大学院生、及び高専生は「学生」と呼ぶ。)のことである。尚、ここで言う「小学校」とは、初等教育を行う学校であって、英語では「Elementary School」と呼ばれている学校のことである。(日本では、1872年の学制によって制定されてスタートした学校である。但し、当時は「尋常小学校」と呼ばれ、第二次大戦中には「国民学校」という名称になり、戦後になって「小学校」と呼ばれるようになった。)
小学校の教育は学校教育法によって定められた義務教育であり、就学率はほぼ100%である。「ほぼ」というのは、病気などのために就学できない児童が僅かにいるためであって、100%ではないためである。が、未就学児童は絶対数が少なく、0%に近いため、就学率は「ほぼ100%」ということになる。
日本では初等教育を行う小学校は6年間であるため、基本的に小学生という期間は6年間である。(長期病欠があれば、長くなる場合もある。)また、国によっては初等教育機関がより長い国、または短い国もあるので、それらの国では「小学生」である期間は6年間よりも長く場合や短い場合がある。(その後、中等教育の学校に進学することになるのは日本と同じである。)
英語では「Pupil」と言うが、この単語はアメリカでは「小学生」のことを指しているが、イギリスでは「小学生」だけでなく「中学生」「高校生」も含んでいる。また、それらとは別に、「Schoolchild」という言い方もある。またドイツ語では「Primäres Schulkind」、フランス語では「Écolier Fondamental」、イタリア語では「Bambino in età Scolastica Primario」、スペイン語では「Schoolchild Primario」、ポルトガル語では「Schoolchild Primário」、中国語では「小學生」と言う。
「検事」:「検察官」のこと、または「検察官」の役職の一つである。この職業の人は「検察官」であるが、一般には「検事」と呼ばれている。
刑事事件に於いて、捜査を行い、裁判所に公訴を提起して法の正当な適用を請求し、更に裁判の執行を監督する権限を持つ国家機関・検察庁、若しくはそこで職務を行う人のことである。国の機関に属することになるため、検事の身分は国家公務員ということになる。
規定は検察庁法によって定められている。役職としては、上から順に、検事総長、次長検事、検事長、検事、副検事の5つの役職がある。(尚、この中の「検事」は検事一級と検事二級とに分類される。)また、職名では、検事正、次席検事、上席検察官の3つがある。
基本的に、刑事事件についての公訴を行うのが仕事であるが、経済事件や政治家の汚職などの捜査も行うことがある。尚、事件の捜査を行うと言うことでは警察と同じ所があるが、警察関係者と違う所は、警察には犯罪の予防及び鎮圧するための権限が与えられているが、検事にはそれらの権限は与えられていないという所である。よって、検察官は拳銃の所持、職務質問などを行うことは出来ないことになっている。
日本以外の国でも、検事の役割は基本的に同じである。しかし、一部の国に於いては、警察官と同じ権限が与えられている場合もある。(例えば、田舎の保安官などの場合ではよくあることである。→人員が少ないことで「兼務」しているということでもある。)また、弁護士としての権限が与えられている所もある。
この物語に登場する多摩川ドイルの職階は「検事正」であるが、検事正は地方検察庁の長であり、検事一級である者が充てられる。(所属している地方検察庁とその管轄区域内にある区検察庁の職員の指揮監督を担う。)
多摩川ドイルは、警視庁に所属している銭形姉妹が関与した事件に絡んでいることから、ドイルは警視庁が管轄している東京都が管轄地域である東京地方検察庁に所属しているものと思われる。検事正であればその長ということになるが、現場に顔を出すということは滅多にないのが普通である。その検事正が自ら現場にやってくるというのは、普通で考えると、「超」が付くほどの重要事件と言うことが出来るが、「ケータイ刑事」に於いて多摩川ドイルが担当する事件って、そんなにも重要な事件とはとても思えない事件ですね。しかも、わざわざ検事正が現場に出てくる必要性は全くないと思われる事件でもある。ということは、よっぽど暇ということなんですかね...(が、検事が暇ということは、事件が無くて平和ということの証でもあるので、決して悪いことではないのですが...)→ただ、それを言うと、「警視正/警視」という銭形姉妹が現場で事件の捜査を行うというのも同様なんですけどね...ということから、一応、「現場を知る」ということで現場に顔を出しているのだと考えることにしておきます。
英語では「Prosecutor」、ドイツ語では「Amtsanwalt」、フランス語では「Procureur Public」、イタリア語では「Accusatore Pubblico」、スペイン語では「Fiscal」、ポルトガル語では「Promotor Público」、中国語では「檢察官」と言う。
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