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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その248) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「大軍勢」です。(言うまでもなく、これは軍事的な軍団のことを指している。)取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・2nd.9話」と「・2nd.10話」(この2本は前後編の物語となっているためです。)、「007」からは「ダイ・アナザー・デイ」です。

ケータイ刑事」:「・2nd.9話」と「・2nd.10話」。前後編となった「ケータイ刑事百回記念特別企画 ウマと呼ばれた男! ~織田信長殺人事件」という物語で、9話がこの「前編」、10話が「後編」である。「銭形愛」から「」「」そして「」と続いて、通算で100話となったのが「前編」の方である。但し、「」で「前後編」の物語が1つあったため、話数では100であるが、事件としてはこの物語は99番目である。「ケータイ刑事」ではお馴染みのゲストを迎え、タイムスリップで戦国時代、桶狭間の戦いの時を舞台にした物語である。

五代さんが行方不明となったこと、五代さんの遺留品があり、その側にワームホールがあったこと、五代さんの持ち物が織田信長の鎧などと一緒に発見されたことなどから、五代さんは戦国時代にタイムスリップしてしまったと柴田(太郎)さんが推理した。ちゃんはワームホールが消え去るまでに五代さんを救いに行くことを決心した。で、柴田さんと共にワームホールを通って戦国時代に向かった。

到着したのは桶狭間の戦いの前日の1560年で、その桶狭間だった。織田軍には、3万の今川義元率いる大軍勢が尾張に向けて進撃中という知らせを受けていた。織田軍は多く見積もっても3000の兵力しかなかったことから、信長は「困ったなぁ~」と言い、「逃げよう」と結論を出した。が、五代さん(信長から「ウマ」と呼ばれていた。)は「ここは討って出るべきです」と言って、今川軍が桶狭間で休息している所を奇襲することを進言した。で、信長は出陣を決めた。

出陣したものの、明智光秀は今川軍に討って出ることに不安を感じていて、穏便に和議を結ぶことを信長に進言するが、ウマ(五代さん)はあくまでも今川義元の首を狙うことを進言した。信長はどうしようかと悩んでいたが、そんな所に木下藤吉郎が、「今川軍3万が消えて、たった2名の兵力になった」という報告を届けた。これを聞いた信長は、「天は我に味方した」と言い、敵が2人ならば自分で成敗すると言って出陣していった。

ちゃんと柴田さんは織田軍が待っていることも知らずに歩いていた。やがて2人はホラ貝の音を耳にした。「戦いの合図?」と言うちゃんの前に織田の軍勢が現れた。柴田さんは家紋からそれが直ぐに信長だと気づいた。信長はちゃんたちを見つけると「今川軍発見!攻撃!」と言って自ら矢を射って攻撃を始めた。

矢はちゃんの足下に突き刺さり、ちゃんは「本物ですよ」と言い、柴田さんは「洒落にならない。生まれる400年も前に殺されるんじゃあ...」と言っていた。

五代さんは目の前に居るのがちゃんと柴田さんと言うことに気づくと、信長に待ったを掛けて、「あの者たちは私の仲間の者でございます」と言って、攻撃を止めさせた。更に「私の配下の者でございます」と続け、ちゃんに挨拶するように告げた。で、信長はちゃんの挨拶の後の「レレレ」が気に入ったということで、ちゃんたちは織田家に迎えられた。

その後、戦国時代での事件を解決したちゃんたちは、無事に現代に戻って来た。そんなちゃんに入電が入り、「今川義元と名乗る男が3万人の不審者を引き連れてBS-iに乱入した模様。直ちに現場に急行せよ」と事件を告げた。戦国時代から消えた3万の今川軍は、ワームホールを通って現代に現れたのだった。が、五代さんは「ほっといてもいいんじゃないの。今川義元はアンドリウに任せて...」と言い、ちゃんも「ですよね」と同意したのだった。

007」:「ダイ・アナザー・デイ」。2002年のシリーズ第20作であり、5代目ボンドの第4作(最終作)である。また、シリーズ40周年ということになった作品である。

北朝鮮のムーン将軍は西側との友好を考えていたが、その息子のムーン大佐は、南北を武力で統一して超大国を作る野望を持ち、資金源としてアフリカ産の紛争ダイヤモンドの違法取り引きを行っていた。ボンドの任務は、ムーン大佐が取引をしているダイヤモンドの密売組織に潜入し、ムーン大佐を潰すことであった。で、ダイヤモンドの密売組織の人間に化けたボンドは北朝鮮に潜入し、ムーン大佐との取引の場を作った。(そして、その時にムーン大佐を始末する計画であった。)

ボンドの計画通りにことは進んだと思われたが、ムーン大佐の愛人となっていたMI-6のミランダがボンドの正体を、彼の盟友である殺し屋のザオに伝えていたため、ボンドの計画はムーン大佐には筒抜けとなっていた。で、ボンドは窮地に陥るが、目の前にある武器を使い、反撃を開始した。

一方、ムーン大佐は父のムーン将軍からこの事態のことを問われるのは明かであったため、ホバークラフトに乗り込んで逃走を図る。ボンドはそれに気づき、ホバークラフトを奪って逃走するムーン大佐を追った。こうして、ボンドとムーン大佐は、南北朝鮮を分ける非武装地帯で、ホバークラフトによるチェイスに発展した追っかけっこを展開する。

互いに火炎放射器を使い、雑木林に火を放ち、当は炎に包まれていき、その中をホバークラフトによるチェイスが続いていく。やがて、ボンドは接近戦を展開することにして、ムーン大佐のホバークラフトを止め、その操縦士を射殺して乗り移った。ボンドとムーン大佐の一騎打ちとなるが、火炎放射器を手にしたムーン大佐の攻撃を逃れるために身を隠すボンド。その隙にムーン大佐は停止しているホバークラフトのアクセルを踏み込み、ホバークラフトは再び発進した。が、そのホバークラフトの行く手には瀑布が待ち構えていた。そして、瀑布との分離壁にホバークラフトは激突し、ムーン大佐を乗せたまま瀑布の下に落ちていった。

一方、ボンドは転落していくホバークラフトから脱出し、そこにあった寺院から垂れ下がっていたロープにつかまり、辛うじて瀑布への転落から逃れて助かった。

が、余りにも派手な戦場となったことから、ムーン将軍は追っ手を出し、ボンドを追っていて、クフから逃れたボンドだったが、北朝鮮の大群に囲まれてしまい、抵抗することも出来ず、北朝鮮当局によって捕らえられてしまった。(この後、厳しい尋問が続き、14ヶ月にわたって拘束された。)

尚、滝壺に落ちたムーン大佐は、死んだと思われたが、実は生きていて、密かにキューバに運ばれ、DNA交換治療を受け、全くの別人に生まれ変わった。(アルゼンチン出身の孤児・グスタフ・グレーヴスと名乗った。)

共通点は、主人公(銭形/ボンド)は敵の軍勢(「ケータイ刑事」は織田軍、「007」は北朝鮮軍)と対峙する形になり、その軍勢から攻撃を受けているということ、及び、その軍勢に連れて行かれていることである。(但し、「ケータイ刑事」では招かれた客として連れて行かれているが、「007」では敵として拘束されの連行である。)

一方相違点は、「ケータイ刑事」では主人公が当初の敵の大群(=今川軍)と入れ替わる形となって現れたが、「007」ではではそのような入れ替わりは起こっていないということ、及び、「ケータイ刑事」では客人として招かれる形で軍勢と同行しているが、「007」では拘束され、逮捕されて連行されるということでその軍勢に同行することになったということである。

次回から、この連載も20クール目に突入しますが、特に特別なこととはせず、「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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