BOZ SCAGGS『HITS!』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1980年に発表されたベスト・アルバムである。また、2006年にはジャケットが変更され、更に曲が追加されて曲順も変更されてリニューアルされている。'70's中盤以降のAORを代表するシンガーとして、現在でも高い人気を誇っている彼であるが、そんな彼の全盛期のヒット曲を集めたベスト盤である。尚、本アルバムはBillboardで最高位24位を記録し、1981年の年間アルバム・チャートでは83位にランクインしている。
1980年リリースのUS盤の収録曲は以下の全10曲である。『Lowdown』『You Make It So Hard (To Say No)』『Miss Sun』『Lido Shuffle』『We're All Alone』『Breakdown Dead Ahead』『Look What You've Done To Me』『Jojo』『Dinah Flo』『You Can Have Me Anytime』。(日本盤は一部の曲が変更された全10曲であるが、ここでは省略する。)
一方、2006年のリイシュー盤での収録曲は以下の全15曲である。(1曲外されて6曲追加されている。)『What Can I Say』『JoJo』『Miss Sun [Long Version]』『Hard Times』『Slow Dancer』『Harbor Lights』『Dinah Flo』『Look What You've Done To Me』『Breakdown Dead Ahead』『You Make It So Hard (To Say No)』『It's Over』『We're All Alone』『Heart of Mine』『Lowdown』『Lido Shuffle』。
オリジナル盤でも十分に彼の魅力を堪能出来るが、リイシュー盤では初期の名曲が追加されたのをはじめ、心を擽られる曲が追加されているのは余りにも嬉しい所である。ただ、『You Can Have Me Anytime』が外されているのは...
ということで、公式には「リイシュー+曲追加」と言うことになっているが、ジャケットも変更されていることまで考え、同名の新たなコンスピレーション・アルバム(ベスト盤)と思った方が良いですね。(こう考えると、外された1曲があるというのも納得しやすい所である。→カットしなくても時間的には全く問題ないですから...)
で、形の上では43分弱だったオリジナル盤が約64分というボリュームになっているだけに、オリジナル盤を持っている方も、新たな方を購入すべきですね。また、言うまでもなく、彼の全盛期のヒット曲を中心にした選曲であるため、これから彼のサウンドを、またはAORを聴こうという方のための入門用にもなり、彼の代表曲を手軽に聴くというためにも(リイシュー盤の方を)手元に置いておきましょう!
↓オリジナル版
コメント 0