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「BREAKHEART PASS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1975年のアメリカ映画「軍用列車」である。日本での劇場公開は1976年2月であった。「ナバロンの要塞」「荒鷲の要塞」で知られるA・マクリーン原作のアクション・サスペンスであって、19世紀の西部を舞台にした列車サスペンスである。

作品データを記しておくと、時間は94分、原作と脚本はアリステア・マクリーン、監督はトム・グライス、撮影はルシアン・バラード、音楽はジェリー・ゴールドスミスである。そして出演は、チャールズ・ブロンソン、ベン・ジョンソン、リチャード・クレンナ、チャールズ・ダーニング、ジル・アイアランド、ロイ・ジェンソン、ケネシー・ティッブ、サリー・カークランド、エド・ローター、ビル・マッキーニー、デヴィッド・ハドルストン、スコット・ニューマン、ジョー・カップ、ロバート・ロスウェル、アーチー・ムーア、たちである。

1873年、ネバダ州の開拓町・マートル。70名の騎兵隊員と軍馬を乗せた合衆国陸軍徴用の軍用列車が臨時停車した。そして、連邦保安官・ネイサン・ピアースが捕らえた賭博師・ジョン・ディーキンを連れて乗り込んできた。燃料補給を行った列車は目的地のロッキー山間の要塞フンボルト砦に向けて出発した。この列車は、ジフテリア菌の蔓延で全滅しかかった砦を救出するという任務を持っていた。しかし、砦に近づくにつれて、将校2名が失踪したのに続き、雪原を爆走する列車内では不可解な事件が次々に起こる。更に、ブレイクハート・パスに差しかかった頃に、火夫のジャクソンが転落死、モリノー軍医が車室で死体で発見される。続いて、兵士たちが乗っている列車の後部3両が連結を解かれて坂を逆進していき、谷に転落してしまう。そんな中、自由になったディーキンは機関車の中から2人の将校の死体を発見し、砦に向けて列車内の状況とは全く別の内容の通信を打った。砦ではそれを受けて直ちに動いた。そしてディーキンは、補給車の積み荷がライフルと弾薬で占められていることを知り、推理を巡らせた。そして列車に乗っていたクレアモント少佐に、自分は合衆国陸軍情報部員という正体を打ち明け、推理を語った。それは、知事、ピアース砦の将校たち、そしてパイウート族が結託し、砦の金銀を乗取るという陰謀で、伝染病というのは口実だったと暴露した。列車内で殺された人物は、その計画に邪魔になる者たちばかりであった。その頃、知事や保安官たちはディーキンを捜し始め、峠の彼方からはパイウート族の大群が襲撃を開始した。ディーキンは列車を逆進させ、戦闘が始まる。激しい攻防の末、一味は次々と倒されていった。

アクション作品ということでは今一つという所があるものの、多彩な登場人物と閉鎖された空間で売る走る列車を舞台にした展開ということから、サスペンスと言うことではなかなかのものになっている。但し、ちょっと強引な所がありますが...

「ナバロンの要塞」や「荒鷲の要塞」の様なアクションを期待すると肩すかしを食らってしまうが、サスペンス作品として楽しむのが良いですね。

 

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