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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その250) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「一風変わったトレーニング」です。(「普通のトレーニング」ではないということです。)で、取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.7話」、「007」からは「007は二度死ぬ」です。

ケータイ刑事」:「・1st.7話」。「ダイエット界のカリスマ来日! ~インストラクター殺人事件」という物語。ネタは本放送(2007/8/18)当時に、通販などで話題となって大きな売り上げを記録していた「ビリーズ・ブートキャンプ」である。早い話、流行もののネタであり、時事ネタと同様、後に「そんなのあったなぁ」という感じさせる物語でもある。

高村さんが、話題となっているベリー・トランクスのプライベートレッスンを受けられるという倍率500倍のプラチナ・チケットを手に入れた。で、ちゃんと共にそれを受けにきた。そのトレーニングとは、ブートキャンプではなく、加圧トレーラングを応用したものであった。で、加圧ベルトと血圧計を配られ、それを装着したちゃんたちのトレーニングが始まった。

見掛は普通の加圧トレーニングであるが、使用している音楽が普通のものではないということ、更にベリーが駄洒落好きということもあって、音楽はふつうのものではないものが使われていた。まずは、テンポの方は良い普通の曲であるが、歌詞が「生麦生米生卵」という早口言葉の文言が歌詞になっている曲から、軽い運動が始まる。ノリノリのベリーは、一人ハイテンションで、「続いては阿波踊りだ。Let's Bubble Dance」とイケイケドンドン状態で、駄洒落の方も次々と口から出ていた。しかしちゃんは、トレーニングに参加しているものの、今一つ乗り切れていない。

更に次は「ドジョウすくい」の踊となる。ベリーは「ドジョウの気持ちになるんだ。これは戦いだ。自分との戦いだ。これは脂肪との戦いだ。戦いに負けたら死んでしまう。それじゃあ死亡だ」と、説明なのか、ギャグなのか、口の方も達者であった。

面にトレーニングは続き、「次は金のシャチホコ」に突入し、トレーニングの方も佳境に入ってきた。ベリーは「みんな、気分はどうだ?」と問うと、一同は「イェーイ!」とノリ良く返す。ただ、ちゃんは半テンポ遅れて返していた。

ベリーはトレーニングをしているみんなのところを回っていき、次々と声を掛けていく。高村さんには「ミスター高村は調子はどうだい?」と尋ねていて、高村さんはすっかり宣伝要員の様な答えを返す。次にちゃんの側にやってきたベリーだったが、その時、胸の苦しみを感じたようだったが、ちゃんはその様子をしっかりと見ていて、怪訝そうな表情を見せていた。が、ベリーはちゃんの側に来ると「ミス・銭形、気分はどう?」と尋ねて「うぉー!」と右腕を突き上げた。ちゃんは右手を突き上げて「ふぉーっ」と返すが「元気がないぞ、盛り上がっていこう、うぉー!」とベリー。それに合わせて一同は腕を突き上げ、ちゃんはみんなから半歩遅れて「ふぉーっ」と右手を突き上げていた。

すると、アラームが鳴った。で、ベリーは「ここらで一旦休憩するとしよう」と言って、トレーニングは休憩に入った。ベリーは身を屈めると「適度に休んだ後は、お馴染みのセンバコキに挑戦だ」と言い、ちゃんたちは「イェーイ!」とハイテンションで返した。

ベリーは「みんな、加圧ベルトを外そう」と指示をして、自分の右腕の加圧ベルトを外すが、その途端、苦悶の表情を浮かべると、その場に倒れてしまった。それを見たベリーの娘のジュリーは「パパったら、そんなとこで寝てたら風邪ひくわよ」と冗談のつもりで口を開くが、ちゃんは様子がおかしいことに気づいて「どうしたんでしょう?」と口にした。これに、ベリーのではのニックが、ベリーに近づいて様子を確かめる。が、反応がなく、「死んでる...」と言って腰を抜かした。しかしジュリーは「それってメキシカン・ジョーク、面白いわ」と言って笑っていた。

ちゃんは改めてベリーの元に行き、首筋に指を当てて確かめた。で、高村さんの方を見て「本当に死んでいます」と言った。それを聞いたジュリーは「オー・マイ・ガッド」と口にして、ショックからよろめいた。ということで、インストラクターのベリーが変死したということで、ちゃんと高村さんは捜査を開始した。

007」:「007は二度死ぬ」。1967年のシリーズ第5作で、初代ボンドの第5作である。日本国内で大々的なロケが行われたこともあって、日本では撮影時から大いに盛り上がることになった作品である。また、日本ロケの時に、S・コネリーがボンドを降板すると言うこと発表しており、世界中が大騒ぎをすることにもなった。

日本に敵の基地があると睨んだMI-6の指示で、日本に入ったボンドは、日本の秘密情報部のボスのタイガー田中と接触し、調査を始めた。そして、ボンドは大里化学が怪しいことを掴み、更に大里化学の貨物船をマークして、怪しい場所を掴んだ。で、現地に潜入ということになるが、タイガー田中は綿密な作戦を立てることにした。

その作戦は、ある漁村に、自身が率いる忍者部隊を潜入させて、極秘裏に敵基地の調査を行うというものだった。また、ボンドは日本人に変装させ、更に偽装結婚をさせて、漁民として漁村に潜入させることにした。また、忍者部隊のメンバーと同様に、ボンドにも忍者の訓練を受けさせた。

タイガー田中は古い日本の城(姫路城らしき城)を所有していて、そこが忍者部隊の訓練場にしていた。そして武術などの格闘技がそこで訓練されていた。そして、日本刀や手裏剣を使った訓練が行われていた。(当然、現代の兵士ということから、手榴弾やライフルという武器に対しての訓練も行われている。)タイガー田中は秘密兵器として、タバコ型の小型ジャイロ銃をボンドに見せることもしていた。(これは銃弾にフィンジェット・ロケットが仕込まれているため、発射されると強力な威力を発揮するものである。また、タバコ型をしているため、タバコに火を付けるようにすることで銃の時限スイッチが入り、火の付いたタバコを手に持っているようなスタイルで弾丸を発射することになるため、見た目には銃には見えないものである。)

ボンドもその訓練を受けるが、その中に紛れ込んでいた敵のスパイが日本刀でボンドを襲ったことから、ボンドはそれを倒した。直ちにタイガー田中は、その男は自分の部下ではないことに気づき、一刻も早く漁村に潜入させなければならないことを痛感していた。

で、訓練が終わり、ボンドは日本人に変装し、偽装結婚(相手はタイガー田中の部下のキッシー鈴木(=ボンドガール)である。)を行い、現地に入った。

'60年代とはいうものの、そんな時代に、宇宙船を拿捕して米ソの間で戦争を起こさせようという陰謀を阻止するために忍者の訓練を受けるボンドというのだから、時代感覚が完全に狂っているように思われるが、その訓練が役に立つのは言うまでもないところでした。

共通点は、トレーニングとしてはあり得るものであるが、普通の感覚ではないものが取り入れられているというところ(「ケータイ刑事」では音楽はともかくとしても、「ドジョウすくい」や「金のシャチホコ」、更に事件が発生したことで中止になったが「センバコキ」というのは、どう考えても普通ではないものである。また「007」でも忍術の訓練、日本刀、手裏剣を使った訓練というのは、実戦で使うとは言っても、'60年代のものではないですから...)、そして、訓練の途中で人が殺されていると言うこと(「ケータイ刑事」ではベリーは仕組まれた殺人であり、「007」ではボンドが襲われて、正当防衛として暗殺者を殺している。)である。

一方相違点は、「ケータイ刑事」では、主人公(銭形)がそのトレーニングを任務として受けたのではなく、私的なこととして受けていた(その途中で事件が発生し、トレーニングは中断されて任務として事件の捜査を行ったということになる。)が、「007」では主人公(ボンド)がそのトレーニングを任務の一環として受けているということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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