「CAGED FURY」 [映画(洋画)]
表題の作品は1986年のアメリカ映画「プリズン・エンジェル -女囚たちの夜」である。日本での劇場公開は1990年9月であった。タイトルからも分かる様に、女囚の物語であって、「女囚もの」として確立しているジャンル作品の一つである。
作品データを記しておくと、時間は95分、製作、監督、脚本はビル・ミリング、撮影はケネス・ワイアットラック、音楽はジョー・デリアである。そして出演は、ロザンナ・マイケルズ、エリック・エストラーダ、リッチー・バラシィ、ポール・スミス、たちである。
女優になることを夢見て都会にやってきたキャット。そしてある作品のスクリーン・テストを受けた。が、それはいかがわしいビデオのオーディションだった。それに気づいた彼女は逃げ出したものの、田舎者の彼女が逃げおおせるようなことはなく、直ぐに捕まってしまう。そして彼女は訳が分からないまま刑務所へと送られることになってしまった。が、その刑務所というのは、実は奴隷を作り出すためのニセの刑務所だった。そしてそこは、レズの所長、殺しを何とも思わない看守たちが支配する世界だった。キャットはそこで奴隷のように扱われる。一方、彼女の恋人のヴィクターは、キャットを救い出すために立ち上がり、ダークを相棒としてキャットのいる刑務所に突入し、戦いを繰り広げていく...
所謂「女囚もの」という作品であるが、B級作品の範疇の作品であって、期待しすぎると裏切られることになる。こういう作品では定番の設定(レズの所長、野獣のような看守、女囚たちがいたぶられるエロティックなところ)があって、ストーリーもされに合わせているだけで、ここぞという見せ場がない。(肉のないスキヤキとまでは言わないが、肉のないカレーライスといったようなものである。)また、基本的なパターンは抑えているので、B級作品としてツッコミながら見るのが良いところですね。(大作志向の方はスルーした方が精神的には良いでしょうね...)
↓ビデオです。(DVD化されていない。)
コメント 0