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「CANDYMAN: FAREWELL TO THE FLESH」 [映画(洋画)]

表題の作品は1995年のアメリカ映画「キャンディマン2」である。日本での劇場公開は1995年11月であった。前作の続編というポジションであるが、キャンディマンの出生の秘密を描くなど、シリーズ化を強く意識した作品になっていて、よくある蛇足な続編になって閉まった作品である。(が、それなりに見所はある。)

作品データを記しておくと、時間は94分、原案はクライヴ・バーカー、監督はビル・コンドン、脚本はランド・ラヴィッチとマーク・クルーガーの2人、撮影はトビアス・A・シュリッスラー、音楽はフィリップ・グラスである。そして出演は、トニー・トッド、ケリー・ローワン、ティモシー・カーハート、ウィリアム・オリアリー、ヴェロニカ・カートライト、ジョシュア・ギブラン・メイウェザー、ビル・ナン、マット・クラーク、キャロライン・バークレー、たちである。

ニューオーリンズ。黒人居住区に語り伝えられる伝説の復讐魔「キャンディマン」の存在を否定した作家が殺されるという事件が発生した。地元の小学校教師・アニー・タラントは、容疑者として逮捕された弟・イーサンの保釈のために警察に行った。アニーとイーサンの父は、十数年前にバラバラ死体で発見されていて、イーサンはそれはキャンディマンの仕業と信じていたためでもあった。また、アニーは「キャンディマン」を呼び出すことになる、名前を5回唱えることを行い、その夜に自宅で夫がキャンディマンに引き裂かれた。そのショックで母の元に戻ったアニーは、キャンディマンの正体を暴こうとする。そして色々と調べていく内に、キャンディマンはダニエル・ロバターユという黒人奴隷であった。彼は絵画の才能に恵まれていたが、白人の農場主の娘・キャロラインと禁断の恋に落ちたため、リンチを受けて殺されたのだった。しかしキャロラインはダニエルの子を身籠もっていて、密かに女の子を産み、その子がアニーの母の母、則ちアニーの祖母だった。アニーの父はその秘密を知ろうとしてキャンディマンに殺されたのだった。キャンディマンは秘密を知るアニーの母を殺し、アニーに狙いを定めるが、アニーはキャンディマンの魂が封じ込められた手鏡を捜し出し、その鏡を叩き割って、忌まわしい伝説に終止符を打った。

キャンディマンの秘密が明かされるのは良いのだが、それだけという感じで、前作にあった緊張感と恐怖感が弱くなっているのが残念なところである。まあ、A級でも中の作品という位置づけであれば、何とか見ていられる作品といったところですかね。

尚、前作が良かったから作られた作品ということでは、こういうことは良くあることであって、「続編は転ける」という言葉通りなので、多くを期待しないで見た方が無難です。(ソフトの方も、LDでリリースされていたが、DVD化されていないというように恵まれていないですし...)

 

↓輸入版/国内版のビデオです。

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キャンディマン2(吹替) [VHS]

  • 出版社/メーカー: エスピーオー
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↓前作はこちら

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