CHICKEN SHACK『O.K. KEN?』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1969年に発表された2nd.アルバムである。イギリスを代表するブルース・バンドである彼らであるが、初期メンバーとして、後にFLEETWOOD MACのメンバーとなって大活躍をすることになるCHRISTINE McVIE(但し、当時はCHRISTINE PERFECTという名義であった。)がキーボードとボーカルとして参加しているが、彼女が所属している時の最後のアルバムでもある。(彼女はその後、ソロになり、そしてFLEETWOOD MACに加わることになる。)ということで、とても貴重なアルバムである。また、本アルバムはイギリスでは最高位9位を記録するというヒット・アルバムにもなっている。
収録曲は以下の全11曲である。『Babys Got Me Crying』『The Right Way Is My Way』『Get Like You Used To Be』『Pony And Trap』『Tell Me』『A Woman Is The Blues』『I Wanna See My Baby』『Remington Ride』『Fishing In Your River』『Mean Old World』『Sweet Sixteen』。
お薦め曲としては『The Right Way Is My Way』『Tell Me』『Remington Ride』『Mean Old World』『Sweet Sixteen』という所をピックアップしておく。ブルース・ロック・バンドである彼ららしい路線のアルバムであって、オーソドックスなブルース・ロックを聴かせてくれるアルバムである。また、曲間には彼ら独特のDJによる喋りという遊びが入っているという所も特徴となっていて、レコードを聴いていると言うよりもFM放送を聴いているような気にもなる楽しい所があるのも特徴である。
CHRISTINE PERFECT(CHRISTINE McVIE)のボーカルもなかなか魅力的であって、聴かせてくれている。
後のFLEETWOOD MACはポップなバンドに変身したが、'60'sのMACと並ぶブルース・バンドの大家であるのが彼らであるだけに、初期のMACを聴く方は彼らもしっかりと聴いておくべきである。内容も良いだけに、じっくりと楽しめるアルバムである。
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