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「CAPTAIN FROM CASTILE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1947年のアメリカ映画「征服への道」である。日本での劇場公開は1952年10月であった。S・シェラバーガーの原作小説の映画化作品であって、メキシコを舞台にした歴史ドラマである。

作品データを記しておくと、時間は140分、原作はサミュエル・シェラバーガー、監督はヘンリー・キング、製作と脚本はラマー・トロッティ、撮影はチャールズ・クラークとアーサー・E・アーリングの2人、音楽はアルフレッド・ニューマンである。そして出演は、タイロン・パワー、セザール・ロメロ、ジーン・ピータース、リー・J・コッブ、ジョン・サットン、アントニオ・モレノ、トーマス・ゴメス、アラン・モウブレイ、バーバラ・ローレンス、ジョージ・ザッコ、ロイ・ロバーツ、マーク・ローレンス、ロバート・カーンズ、フレッド・リビー、ヴァージニア・ブリサック、ジェイ・シルヴァーヒールス、ジョン・ローレンツ、ドリー・アリアガ、リード・ハドレー、エステラ・インダ、ジョン・バートン、ミミ・アグリア、たちである。

時は1518年。スペインの貴族の息子・ペドロは、有力者のデ・シルヴァの奴隷であるコアルトを逃してやり、デ・シルヴァの怒りを買うことになった。そしてカタナという娘とファンの助けを借りて、両親と共にイタリアへ脱出した。また、ペドロには婚約者がいたが、どうすることも出来ず、そのまま分かれてしまう形になる。更に、途中で両親ともはぐれてしまい、カタナとファンと共にメキシコに渡ることとなる。その頃、スペインの豪傑・コルテスは、メキシコに植民地を開こうと考えていて、ペドロたちはそれに参加した。そしてペドロは部隊長に任命される。また、カタナはペドロの子供を宿した。一方、キューバの総督も野心を持っていて、コルテスのため増援部隊を送ってきた。そんな中、ペドロは昔助けたことのあるコアルトと再会したり、彼の元許婚者のルイザと結婚したデ・シルヴァを増援隊の中に見つける。コアルトがデ・シルヴァを倒したことから、ペドロに殺人嫌疑が掛かるで、コアルトが自首してペドロを救った。やがてコルテスの指揮の下、ペドロはメキシコ討伐の進軍に加わって行った。

ラテンアメリカに対する欧州列強国の進出については、世界史では学ぶものの、日本では今一つ知られていないことでもある。こういう歴史物ではそういう歴史を知っているかどうかで作品を楽しめる度合いが変わってしまうだけに、メキシコの歴史を学んでから見るべき作品である。まあ、壁があるような作品と言うことになってしまうが、歴史を学んでから見ると、色々と堪能できる作品である。

 

 ↓輸入版のビデオですが...(かつてはLDでリリースされていたが、現在は本番ソフトが無い...)

Captain From Castile [VHS] [Import]

Captain From Castile [VHS] [Import]

  • 出版社/メーカー: 20th Century Fox
  • メディア: VHS


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