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「THE CHOCOLATE WAR」 [映画(洋画)]

表題の作品は1988年のアメリカ映画「チョコレート・ウォー」である。日本では1990年2月に劇場公開された。俳優としてある程度の出演作品があるK・ゴードンの初の長編監督作品である。本作の後、彼は俳優から映画監督に転身しているだけに、彼に於いても節目となった作品でもある。また、R・コーミアの原作小説の映画化作品である。

作品データを記しておくと、時間は103分、原作はロバート・コーミア、監督と脚本はキース・ゴードン、撮影はトム・リッチモンド、美術はデイヴィッド・アイスレーである。そして出演は、イラン・ミッチェル・スミス、ジョン・グローヴァー、ウォーリー・ウォード、ダグ・ハッチソン、アダム・ボールドウィン、ブレント・フレイザー、バッド・コート、ジェニー・ライト、たちである。

トリニティ・カソリック学院。この学校には「ヴィジルス」という秘密組織があって、生徒が仕切っていた。しかし、この学校は財政難であった。学長が不在という時、副学長のブラザー・リオンは、財政難を乗り切るため、及び自分の地位を確立させるため、ヴィジルスを利用して、バザーのチョコレート2万箱を売ることを呼びかけた。が、これに「ヴィジルス」を支配している生徒のアーチーは快く思わず、フットボールに励んでいる新入生のジェリーを脅して、チョコレートを売ることを拒否させた。こうしてジェリーだけがチョコレートを売ることを拒否し、学校の中で孤立していくことになる。そんな中、ジェリーは、リサという少女と出会い、自分を見つめ直そうとした。しかし、ヴィジルズの脅迫期間が過ぎてもチョコレートを売ることは拒否し続けた。ジェリーが頑なに態度を変えないことから、ヴィジルズの威信が薄れることを恐れたアーチーは、方針を転換して、チョコレートを売ることを推奨し、自身もそれに加わり、2万箱を売り尽くした。そして、その夜のパーティで、アーチーは全校生徒が見守る中で、ジェリーを叩き潰すために、不良生徒のエミールと対決させようとした。しかし、その目論見は失敗して、自身がジェリーと対決することになる。で、ジェリーがアーチーを倒した。そうしてアーチーはヴィジルズのリーダーの座を追われた。しかし、ジェリーの戦いはまだまだ続くのであった。

一応、青春学園ドラマということになるが、設定といい、展開といい、'80年代に一世を風靡した大映テレビ製作のドラマの様な雰囲気がする作品である。で、その独特の雰囲気が面白い所でもある。正統派の作品ではないが、ちょっと変わった作品がお好きという方にはお奨めしたい作品である。

 

↓LDでリリースされていたが、現在では輸入版ビデオだけです。

The Chocolate War [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー:
  • メディア: VHS

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