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CHICAGO『CHICAGO Ⅵ』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1973年6月に発表された彼らの6枚目のアルバムである。(タイトルを見たら、直ぐに分かりますよね。)前作が初の全米No.1アルバムとなった彼らであるが、彼らの真価が問われることになったアルバムであるが、期待に応えて見事にNo.1を獲得すると同時に、前作から5作連続でNo.1アルバムが発表されるということになる黄金期の到来を告げたアルバムである。チャート成績は3週連続1位のあと、1週だけその座を明け渡し、更に1位に返り咲いて2週間、合計で5週の1位を獲得した。また、Billboardの年間アルバム・チャートでは、1973年が45位、1974年が59位にランクインしている。(1位を5収穫得しているのに、年間順位が低いのは、集計期間の関係で2年分に分かれてしまったためである。)

収録曲は、オリジナル版では全10曲であったが、現在では2曲のボーナス・トラックが追加されて全12曲となっている。収録曲は以下の通りである。『Critics' Choice』『Just You 'n' Me』『Darlin' Dear』『Jenny』『What's This World Comin' To』『Something In This City Changes People』『Hollywood』『In Terms Of Two』『Discovery』『Feelin' Stronger Every Day』。(以下、ボーナス・トラック)『Beyond All Our Sorrows』『Tired Of Being Alone』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Feelin' Stronger Every Day』はBillboardで最高位10位を記録し、1973年のBillboard年間シングル・チャートでは54位にランクインしている。そして2nd.シングルの『Just You 'n' Me』はBillboardで最高位4位を記録している。(年間チャートの方は、集計期間の関係で2年度に分かれてしまったため、100位以内にランクインしていない。)

お薦め曲は、シングル曲の『Just You 'n' Me』と『Feelin' Stronger Every Day』、更に『Darlin' Dear』『What's This World Comin' To』『Something In This City Changes People』『Hollywood』という所をピックアップしておく。

'70's(前半)のCHICAGOと言うと、初期のブラスロックの強烈なイメージがあるが、前作からはサウンドが変化しており、'70'sの売れ筋のサウンドになっている。スケールの大きなブラスロックからは纏まったという印象を受けるが、尖ったところが無くなり、とても聴きやすい差寸土のアルバムである。(だからこそ、No.1ヒットが続くことになったということも言えますが...)

本アルバムは、'70'sの黄金期に突入して、絶好調だった時期の作品であるだけに、'70'sの彼らのアルバムを聴く場合は、やはりしっかりと聴いておくべきアルバムである。ただ、前作のような絶対的に曲(=派手な花火ということが出来る曲)がないのはちょっと寂しいところでもある。が、いずれの曲も出来は良く、粒ぞろいの佳曲が集まっているアルバムである。しっかりと聴いておきましょう!

 

Chicago 6

Chicago 6

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Rhino
  • 発売日: 2002/08/26
  • メディア: CD

Chicago VI

Chicago VI

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

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