CULTURE CLUB『DON'T MIND IF I DO』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1999年に発表された彼らの5th.アルバムであり、現時点では最新アルバムである。自然解散していた彼らが1998年に12年ぶりに再結成し、そして13年ぶりに発表したアルバムである。(その後、2002年に再度解散、2011年に再々結成して現在に至っているが、本アルバムのあとはニュー・アルバムの発表は無い。)'80's初頭の第二次ブリティッシュ・インヴェージョンを代表する人気グループであるが、B・ジョージがトラブルメーカーとなって、麻薬所持で逮捕されたことで解散せざるを得なくなったが、'90'sは恒に再結成して欲しいグループの常連として名前が出ていたグループである。そして、再結成を果たして発表したのが本アルバムである。チャート成績は、本国イギリスでこそ64位にランクインしたが、やはりセールスは伸びなかった。
収録曲は以下の全15曲である。『I Just Wann Be Loved』『Sign Language』『Your Kisses Are Charity』『Strange Voodoo』『Confidence Trick』『Cold Shoulder』『Mirror』『Weep For The Child』『Truth Behind Her Smile』『Starman』『Maybe I'm A Fool』『Black Comedy』『See Thru』『Fat Cat』『Less Than Perfect』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Your Kisses Are Charity』はイギリスで25位、ドイツで88位を記録、2nd.シングルの『Cold Shoulder』はイギリスで43位を記録している。(ブレイク前の初期2曲を除いて、'80'sの全盛期からすると、実に寂しい規模のヒットであったが、13年という歳月はやはり長かったと言うことですね...)
お薦め曲は、シングル曲の『Your Kisses Are Charity』、そして『I Just Wann Be Loved』『Black Comedy』『Fat Cat』という所をピックアップしておく。
サウンドとしては、'80'sの全盛期の彼らのサウンドであって、往年のものであるので、彼らのサウンドに親しんだことがあれば安心して聴くことが出来る。が、その一方で、何も代わっていないサウンドというのは、13年という時間を考えれば不満のある所でもある。そのため、'90'sも終わろうという時期に'80'sサウンドそのままではということで、新しいファン層は付かなかった。
と言っても、13年も彼らの新譜を待っていた方であれば、'80'sの全盛期を体験しているだけに、あのCULTURE CLUBが返ってきたということだけで十分かと...
尚、本アルバムは68分強という収録時間ということで、サービスということはしっかりしているということを付け加えておく。('80'sのヒット曲を望むのであれば、オリジナル・アルバム、若しくはベスト盤を選びましょう。)
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