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「DANGEROUS MISSION」 [映画(洋画)]

表題の作品は1954年のアメリカ映画「雪原の追跡」である。日本での劇場公開は1954年8月であった。当時、3D作品(現在の何度か目の3Dブームとはことなる赤青メガネによる3D方式である。)として製作された作品の1本であって、アクション作品である。(が、随所に'50'sらしいノリのB級作品である。)

作品データを記しておくと、時間は75分、原作はホレイス・マッコイとジェームズ・エドミストンの2人、監督はルイス・キング、脚本はW・R・バーネットとチャールズ・ベネットの2人、撮影はウィリアム・スナイダー、音楽はロイ・ウェッブである。そして出演は、ヴィクター・マチュア、パイパー・ローリー、ウィリアム・ベンディックス、ヴィンセント・プライス、ベタ・セント・ジョン、スティーヴ・ダレル、マリオ・ドワイアー、ウォルター・リード、デニス・ウィーバー、たちである。

ニューヨークのナイトクラブのオーナーがギャングに殺されるという事件が発生した。唯一人の事件の目撃者だったルイズはグレイシャー国立公園に逃げ、そこのホテルの売店で働いていた。目撃者のことを知ったギャングは、ルイズを消そうとして動き出し、一方、検察は彼女を証人として召喚しようとする。その頃、そのホテルに、アダムズという男がやってきて、ルイズと親しくなる。アダムズは更に、インディアン娘のメリーにも興味を持った。また、警備指令に尋問されたマットという男もルイズに関心を持った。そんな中、マットはメリーの父がお尋ね者ということを知り、ルイズもそんなマットに興味を持った。翌日、ホテルの近くで山火事が発生し、マットは消火隊に加わる。一方、アダムズはルイズをドライブに連れ出した。それを知ったマットは、自分は検察の密偵であることを語り、アダムズはギャングの一員というのだった。で、ルイズが危険として、後を追った。アダムズは折を見て、ルイズを自動車から突き落とし、殺したと高をくくった。が、ルイズは奇蹟的に助かっていた。アダムズは、メリーを騙して秘密の山路を案内させて逃亡しようとする。が、ルイズがアダムズの正体を知り、また、以前にメリーに案内されたことのある山道を思い出し、アダムズはそこから逃亡しようとしていると気づいて、マットと共に後を追った。そんな2人は途中で狙撃される。それはメリーの父だった。で、2人はメリーの父を説得し、アダムズの後を再び追う。そして氷河で追いつき、銃撃戦となる。メリーの父は殺されてしまい、ルイズは氷が崩れて転落してしまう。マットはアダムズと死闘の末、崖から蹴り落とし、メリーとルイズを助け出した。

物語としては平凡なアクションドラマであるが、やはり「3D」ということをかなり意識しているシーンが多く、見せ場の方はそれなりに考えられている。(現存するソフトは3Dではないが、3Dを意識した構図が色々と見られる。)しかし、その分、ストーリーの方には注意がされていないことから、B級作品として平凡なものになってしまった。

まあ、ブームということに乗って登場した作品であるが、そのブームが去り、普通の映画として見たら、たいしたことのない作品だったと言うことでした。尚、現在の3Dブームの方も、既にアメリカでは飽きられてきているだけに、いつまで持つことやら...(実際、最近の3D映画はボロボロになってレベルも落ちてきているだけに、本作のようなB級扱いになりそうな気が...)

 

↓かつてはLDでリリースされていたが、DVD化されていません。ビデオです。(3Dではありません。)

雪原の追跡 [VHS]

  • 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
  • メディア: VHS


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