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「DEATH BECOMES HER」 [映画(洋画)]

表題の作品は1992年のアメリカ映画「永遠に美しく…」である。日本での劇場公開は1992年12月であった。M・ストリープ、B・ウィリス、G・ホーンという豪華な顔ぶれによるコメディ作品である。永遠の課題であるテーマをネタにしているだけに、ブラック度もあり、それでいてドタバタ・コメディの要素もあるコメディ作品である。

作品データを記しておくと、時間は104分、監督はロバート・ゼメキス、脚本はマーティン・ドノヴァンとデヴィッド・コープの2人、撮影はディーン・カンディ、特撮はILM、音楽はアラン・シルヴェストリである。そして出演は、メリル・ストリープ、ブルース・ウィリス、ゴールディ・ホーン、イザベラ・ロッセリーニ、シドニー・ポラック、ミシェル・ジョンソン、トレイシー・ウルマン、たちである。また、本作はアカデミー賞で視覚効果賞を受賞している。

1978年のある日、今や完全に落ち目の女優となっていたマデリーン・アシュトンの楽屋に、学生時代からのライバルだったヘレン・シャープがやってきた。ヘレンは有名な美容整形外科医のアーネスト・メンヴィルと婚約したことを自慢しに来たのだった。が、それから数ヵ月後、アーネストと結婚したのはヘレンではなくてマデリーンだった。それから7年後、過食症に陥ったヘレンは太り過ぎて療養所に送られた。更に7年が流れた1992年、マデリーンとアーネストはビヴァリーヒルズの豪邸で暮らしていた。そんな中、ある日突然、ヘレンから出版パーティの招待状が届いた。で、出席すると、別人のように美しくなったヘレンがいた。驚いたマデリーンに、エステの社長はリスルという美女を紹介し、彼女から肉体の老化を止める秘薬をマデリーンは買い、かつての美貌を甦らせた。その頃ヘレンは、アーネストを誘惑してマデリーンを殺害する計画を吹き込んでいた。帰宅すると、アーネストはマデリーンから罵倒され、思わず階段から突き落としてしまう。マデリーンは首の骨を折ったが、秘薬のため、身体は死んだ状態なのに彼女は生きていた。アーネストは、マデリーンの体に防腐処理を行おうとするが、そこにヘレンがやって来た。ヘレンの企みを知ったマデリーンは、ヘレンの腹を銃で撃ち抜いたが、ヘレンもその秘薬を服用していたため、死なない。で、不死身の身体を持つヘレンとマデリーンは、戦っても意味が無いことに気づき、和解した。アーネストはそんな所から逃げ出そうとするが、マデリーンとヘレンはそれは困るとして、アーネストにも秘薬を飲ませようとした。が、隙を見て逃げ出したアーネストは、足を滑らせて、高い屋根から宙づりになってしまう。ポケットにあった秘薬を取り出したが、色々と考えてそれを捨ててしまう。そんな彼は屋根から落ちるが、プールに落ちて命拾いした。歳月は流れ、別の女性と幸せな人生を過ごしたアーネストの葬儀が行われている。その式にマデリーンとヘレンも出席していた。帰りに2人は、教会の階段を踏みはずして身体がバラバラになってしまうが、2人の首は何事もなかったように話し続けていた...

美しくいたいという気持ちから起こる珍騒動であるが、かなりエグい所もあるコメディであって、笑うに笑えない所もある。芸達者なキャスティングというところ、ブラックな所が描かれていて、それはそれで十分面白く描かれている。が、物語が進んで行くにつれて、2人の女主人公がドンドン化け物というようになっていくだけに、ストレートな笑いでなくなってしまうのはどうかと...

まあ、そこが狙いと言ってしまえばそれまでであるが、もう少し、何も考えずに笑えるコメディの方が良いような...

まあ、アカデミー賞ノミネートの常連のM・ストリープと、芸達者なコメディエンヌのG・ホーンはそれなりに存在感を見せていて、そこを楽しむと言うことは十分に出来ますが...

 

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