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DESTINY'S CHILD『DESTINY'S CHILD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1998年に発表された彼女たちのデビュー・アルバムである。グループを結成したのは1990年であるが、当初はまだ幼かったことでデビューはならず、1997年になってようやく楽曲が世に出て、そうしてことがあって完成したのが本アルバムである。ガールズ・グループとしては特に目新しい所も無かったこともあって、本アルバムは余り注目されることもなかった。それでもアメリカでは最高位67位に留まったが、オランダでは30位、カナダでは33位、イギリスでは45位を記録していて、デビュー作と言うことではまずまずのヒットとなった。(で、1999年次作で大ブレイクすることになるのである。)

収録曲は以下の全13曲である。『Second Nature』『No, No, No Part 2』『With Me Part 1』『Tell Me』『Bridges』『No, No, No Part 1』『With Me Part 2』『Show Me The Way』『Killing Time』『Illusion』『Birthday』『Sail On』『My Time Has Come (Dedicated To Andretta Tillman)』。尚、US盤のエンハンスト盤には『Video Interviews With The Group And Each Member』(インタヴューです。)が、日本盤には『Amazing Grace』が、豪州盤と欧州盤には『Know That』が14曲目に収録されていた。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングル(1997年のデビュー曲)の『No, No, No』はアメリカで最高位3位を記録して1998年のBillboard年間シングル・チャートでは12位にランクインしたのをはじめ、オランダで3位、イギリスで5位、カナダで7位、スイスで13位、ニュージーランドで16位、ドイツで17位というように世界的にヒットを記録した。そして『With Me』はイギリスで19位を記録しただけであった。

お薦め曲は、彼女たちの記念すべきデビュー曲となった『No, No, No』とシングル曲の『With Me』(いずれもアルバムではPart 1と2があるが、そのいずれも)と、『Second Nature』『Show Me The Way』『Sail On』をピックアップしておく。

後の大ヒットしたアルバムと比べると、アルバムの完成度としても、また彼女たちの歌唱力、コーラスワークもまだ発展途上ということを感じるが、新人グループのデビュー・アルバムとしては完成度は高い。が、後の大ヒットアルバムがあるだけに、どうしてもそれらと比べてしまうため、やはり劣っているように感じられるのは仕方の無い所である。やはり「新人離れ」しているということで、注目されただけのことはありますね。

ただ、楽曲の方はゆっくりとしたバラード調のものが中心となっているため、派手さという点では今一つという所であるのも事実である。が、落ち着いてゆっくりと堪能するというように、じっくりと聴き込もうとするのには、それだけ聴かせていることもあって、じっくりと聴くことの出来るアルバムである。

次作以降、第4作までの世界的に大ヒットしたアルバムと比べるとスケールは小さいが、そんな彼女たちの原点であるだけに、やはり聴いておきたいアルバムの一つである。じっくりと聴きましょう!

 

Destiny's Child

Destiny's Child

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1998/02/19
  • メディア: CD

Destiny's Child

Destiny's Child

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sbme Special Mkts.
  • 発売日: 2009/02/03
  • メディア: CD

デスティニーズ・チャイルド

デスティニーズ・チャイルド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1998/03/01
  • メディア: CD

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