ケータイ刑事銭形海28話(3rd.2話)[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第28話(3rd.2話)「吸われる魂! ~血を吸うカメラ殺人事件」の裏ネタ編・増補の2回目となる今回は、この物語で毒が仕掛けられていたものはこれらだったことから、「クレンジングペーパー」について、「爪楊枝」について、松山さんの珍推理で出てきた「毒針」について、「氷」について、「サブリミナル効果」について記します。尚、「爪楊枝」は「零・9話[裏ネタ編]PART 6」で「楊枝」として、「氷」は「舞・13話[裏ネタ編]PART 11」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/11付です。
「クレンジングペーパー」:化粧を落とすのに使用される紙のことであって、これを用いて化粧を拭き取る。また、化粧落としのために使用されるクリーム(クレンジング・クリーム)やオイル(クレンジング・オイル)を使っての化粧落としの際にも使用される。
尚、これと同じ役割をさせるのであれば、ティッシュペーパーでも代用できるが、クレンジング・ペーパーと呼ばれるものには、クレンジング・オイルを含ませてあったり、美容成分を含んでいるというように、ティッシュペーパーには無い機能を持たせてある。(これが無ければ、ティッシュペーパーと変わりませんからね...)
英語では「Cleansing paper」、ドイツ語では「Das Reinigen von Papier」、フランス語では「Assainissant papier」、イタリア語では「Carta detergente」、スペイン語では「Papel limpiador」、ポルトガル語では「Papel limpando」、中国語では「洗浄紙」と言う。
「爪楊枝」:「楊枝」、または「小楊枝」と呼ばれることもある。また、「楊枝」は「楊子」と表記されることもある。
歯の間に詰まった食べかすを除去するのに使用したり、タコ焼きや饅頭、和菓子などの食べ物を口に運ぶ際、その食物を突き刺して使用したり、料理において容易にばらけてしまうものを串刺しにしてばらけないようにするのに使用される小さな棒(長さは5cm程度、長いものでも10cm程度である。)のことである。尚、同じ様なものとして「串」があるが、「串」は10cmを越えるものが一般的である。(「楊枝」と「串」を区別する明確な基準は無いが、「串」は分類状は調理器具、「楊枝」は歯の手入れ用の道具とされている。)
尚、和菓子を食する際に使用するものは、歯の手入れに使う丸棒ではなく、樹皮付きで角型の大振りな楊枝が用いられることが一般的である。形状の違いもあることから、これは「黒文字」と呼ばれ、「爪楊枝(楊枝)」とは言わないのが一般的である。
木製のものが一般的であるが、プラスチック製のもの、トウモロコシの澱粉製のものなどもある。→使い捨てられるのが一般的であるが、トウモロコシの澱粉製の楊枝は食用原料を使っているため、残飯と一緒に捨てても、その残飯をそのまま(動物の)飼料として使うことが出来る。
尚、使い捨てではなく、洗って何度も使用する楊枝もあって、そういうものはプラスチック製が多いが、象牙製や金製のものなどもある。(但し、象牙や金製のものは、使用するものとしてではなく、派手な装飾を付けた飾り品というのが普通である。)
楊枝は先端が尖っていて、そのもう一端には模様のように削られているが、これは「こけし」をモチーフにしたものである。(単なる小さな棒ではなく、デザインされていると言うことになる。)
歴史は古く、古代のインドや中国で使用されていたものである。そして、それが古代の日本にも入ってきた。最初は貴族などが使用するものであったが、平安時代になると仏家を経て一般人の間にも定着することになった。以後は広く利用されている。
現在では、コンビニの弁当の割り箸では、割り箸とセットに附属する形で、セットになっているほど、ポピュラーなものになっている。
尚、英語では「Toothpick」または「Picker」と言い、ドイツ語では「Zahnstocher」、フランス語では「Cre-Dent」、イタリア語では「stuzzicadenti」、スペイン語では「palillo」、ポルトガル語では「Palito」、中国語では「牙籤」と言う。
「毒針」:生物の生命活動に不都合を起こす物質である毒が仕込んである針のことである。または、毒を持つ動物が有している器官であって、これを相手に刺し、毒を中らゅうするのに使用する器官である。(毒を持つハチ、サソリなどが有している。コブラなどの毒蛇は、毒を針ではなくて牙を使って相手に注入するので、「毒牙」と言う。)
この物語では、毒を仕込んだ針という意味であるが、それが氷で出来たものというのは、松山さんならではという発想であって、やはり常識を越えた発想ですね。まあ、だからこそ松山さん何ですけど...(銭形姉妹は、こういう突拍子もない発想は無いですし...)
英語では「Sting」、ドイツ語では「Stachel」、フランス語では「Dard」、イタリア語では「Pungiglione」、スペイン語では「Picadura」、ポルトガル語では「Picada」、中国語では「毒針」と言う。
「氷」:「こおり」と読む。(「こうり」というのは誤りである。)また、漢字では「冰」または「凍り」という表記もある。(「冰」は「氷」という漢字の元になったものである。また「にすい」(「ひょう部」という言い方もある)はこの漢字のへんを取ったものであって、「水が凝固したもの」という意味がある。但し、一部の「にすい」の漢字は「二」が変形したものもあるため、「にすい」を持つ漢字の全てが「水が凝固したもの」という意味を持っている訳では無い。)
水の固体のことである。1気圧の元では、摂氏0゜C以下の水ということになる。(高圧になると、より高い温度での氷も存在し、低圧になると氷点下でも液体(水)のままということもある。)比重は0.917で、液体の水よりも比重が小さく、同じ重量であれば水に比べて約9%体積が増えることになる。(液体よりも固体の方が体積が増えるという物質は実は珍しいものである。)
また、水以外の物質についても、温度が下がって固体になったものを「○○の氷」と言うこともある。(この言い方をすると、普通に言う「氷」は「水の氷」と言うことになる。尚、水以外の物質を指場合は、その物質名を必ず言うことになる。)
通常は無色透明であるが、巨大な固まりとなると薄い青色になる。尚、家庭の冷凍庫(製氷機)で作られる氷が(部分的に)白く濁っていて透明でないのは、水に溶けている空気が氷の中に閉じ込められている状態であるためであって、水分子以外の不純物を含んでいるということになる。→これを逆に利用して、南極の氷床では、それが出来た時の大気を閉じ込めたままになっているため、地下深くに存在する氷や不純物の成分を分析することで、過去の大気成分などを知ることが出来る。
近代になって、製氷機や冷凍庫によって人工的に氷を作ることが可能になる以前は、氷はとても貴重なものであって、天然に存在する氷しか存在しなかった。よって、熱帯地方などの常夏という地域ではあり得ない物質であった。冬の間に自然に存在する氷(雪山など)を運び出し、それを保冷効果のある場所に保管して、夏場に利用していた。得るのも、それを利用するにも、また保管するのにも大がかりな設備が必要になったため、庶民が日常的に使えるものではなく、王侯貴族だけの贅沢品であった。日本でも江戸時代に、幕府の将軍に、富士山の氷が献上されたという記録もあるとても貴重なものであった。
尚、地球上には自然には大量の氷が氷河や万年雪、氷床という形で存在しているが、高山や寒冷地、南極などにあるのが殆どであり、人間が製氷機などによって作り出した氷の量というのは、地球上に存在する氷の量と比べるとほんの微量ということになる。
俳句の世界では「氷」は冬の季語である。尚、「かき氷」のことを「氷」と言うこともあるが、俳句の世界では「氷」と言うと「かき氷」のことではない。(「氷」と「かき氷」は別ものである。尚、「かき氷」という言葉は言うまでもなく夏の季語である。)また、英語では「Ice」、ドイツ語では「Eis」、フランス語では「Glace」、イタリア語では「Ghiaccio」、スペイン語では「Hielo」、ポルトガル語では「Gelo」、中国語では「冰」と言う。
「サブリミナル効果」:意識下である潜在意識の部分に刺激を与えることで現れる効果のことである。具体的には、知覚できない程度の速さの映像や音声を埋め込んだものをテレビやラジオで放送し、それを繰り返し見た視聴者/聴いた聴衆者の潜在意識に植え付け、視聴者/聴取者の購買意欲を増すということがある。広告効果があることから、これを用いた広告のことを「サブリミナル広告」と言うこともある。
現在、日本の放送局では、サブリミナル効果を用いることは禁止されている。(WOWOWでも、この手法が使用されている映画は、該当部分をカットして放送している。)日本以外でも、これを全面禁止している国はいくつかある。
1957年に、アメリカの映画館でこの実験が行われ、映画の合間にコーラとポップコーンの映像を挿入したものを用いた実験が行われ、コーラは20%弱、ポップコーンは6割弱の売り上げ増を記録したとされているが、それについての十分な検証が行われなかった。
英語では「Subliminal effect」、ドイツ語では「Unterschwellige Wirkung」、フランス語では「Effet subliminal」、イタリア語では「Effetto subliminale」、スペイン語では「Efecto subliminal」、ポルトガル語では「Efeito subliminal」、中国語では「潜意識效果」と言う。
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