DREAMS SO REAL『FATHER'S HOUSE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1986年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。オルタナ系のバンドとして大成することは無かったものの、R.E.M.のギタリストであるピーター・バックがプロデューサを務めたことで、何かと期待されていた彼らの待望のフル・サイズのアルバムが本アルバムである。'83年の結成、'85年にミニ・アルバムを発表していて、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの後のUS勢の巻き返しと共に大きく期待される新進のバンドとなったが、その期待に応えられなかったのは残念な所であった。残念ながら本アルバムは、チャート成績の方も特に記録されていない。
収録曲は以下の全10曲である。『History』『Heaven』『Drifting Away』『The Tower』『Father's House』『Maybe I'll Go Today』『Capitol Mall』『Up To Fate』『Birds Of A Feather』『Canadian Girl』。
お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーの『Father's House』と、『History』『Maybe I'll Go Today』『Birds Of A Feather』という所をピックアップしておく。
サウンドの方は、特に変わっていると言うことも無く、当時のサウンドとしては平均的なロックである。聴きやすく、アルバムとしては纏まっているということで、悪くは無いのだが、それだけで完結してしまっていているのが残念な所である。もう少し派手な所があったり、これは、と思わせるところが出ていれば良かったのですが...
内容的には特に可もなく不可もなしということになっているので、聴いていて大きな不満も生むことも無いのだが、次作を期待しようという気にもなれない平凡すぎるアルバムに纏まっている。まあ、USの'80'sサウンドがお好きな方であれば、聴いておいてもというアルバムである。が、現在では聴こうとしてもものが無いということで、中古のLPを探すしか無いというのは...
↓本アルバムが入手出来ないので、彼らの別のアルバムを拾っておきます。
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