ECHO & THE BUNNYMEN『HEAVEN UP HERE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1981年に発表された彼らの2nd.アルバムである。前作が評論家の間で高く評価されたこともあって、期待されたが、その期待に見事に応えるだけの内容のあるアルバムとして、彼らの人気を決定づけることになったアルバムである。尚、本アルバムのチャート成績は、本国イギリスで最高位10位、ニュージーランドで最高位17位を記録するヒットになっているが、アメリカではBillboardで最高位184位であった。(但し、アメリカでは前作がチャートインと無かったので、初めてチャートインしたアルバムとなった。)
収録曲は、オリジナル盤では全11曲であったが、2003年に再発された時に5曲のボーナス・トラックが追加されて全16曲になった。収録曲は以下の通りである。『Show Of Strength』『With A Hip』『Over The Wall』『It Was A Pleasure』『A Promise』『Heaven Up Here』『The Disease』『All My Colours』『No Dark Things』『Turquoise Days』『All I Want』。(以下、ボーナス・トラック)『Broke My Neck(Long Version)』『Show Of Strength(Live)』『The Disease(Live)』『All I Want(Live)』『Zimbo(Live)』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『A Promise』がイギリスで最高位49位を記録しているが、2nd.シングルの『Over The Wall』はチャートインしていない。
お薦め曲はシングル曲の『A Promise』と『Over The Wall』、更にアルバム・タイトル・ナンバーの『Heaven Up Here』、そして『All I Want』をピックアップしておく。
ポスト・パンクということでは様々なサウンドが生まれてきたが、彼らのサウンドは独特のものであって、第二次ブリティッシュ・インヴェージョンの中心となったサウンドとは全く別のものであって、何処かにサイケデリックな雰囲気を感じたり、プログレ的な部分があったりして、高く評価されたのはご存知の通りである。派手さというものではなく、音の芸術を追究したというそのサウンドは、聴けば聴くほど、虜になるものである。
ということで、じっくりと聴き込むことの出来るアルバムとして、ゆっくりと鑑賞しましょう!
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