ケータイ刑事銭形海29話(3rd.3話)[裏ネタ編]PART 7 [ケータイ刑事]
「銭形海」の第29話(3rd.3話)「ザバーンザバーンは異国の香り! ~プリンセス暗殺計画」の裏ネタ編・増補の6回目となる今回は、この物語に登場した食べ物から、「ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン」こと「みたらし団子」について、海ちゃんはこれを上手く食べられなかった「エスカルゴ」について、プリンセス・カイが松山さんに食べ方を教わっていた「牛丼」について、そして松山さんはプリンセスにこのように呼べと言っていた「先生」について記します。尚、「みたらし団子」「エスカルゴ」「牛丼」は「海・29話(3rd.3話)[裏ネタ編]」で、「先生」は「舞・9話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。
また、この物語について過去に記した記事(MBS放送時に記した[改訂版])は「ここをクリック」してご覧下さい。BS-i(当時)での本放送時に記した記事へのリンクもあります。また、この物語についての過去に記した裏ネタ編は2008/10/18付です。
「みたらし団子」:漢字では「御手洗団子」と表記するが、「みたらし」はひらがな表記されることが一般的になっている。尚、ザバーン王国(ケータイ刑事の物語の中に存在する王国である。)では「ポポロパンピン・エクスレアード・トレビアーン」と言う。
竹串に米粉で作った団子を数個(3~5個が一般的)刺し、砂糖醤油餡をからめたものであり、団子を代表する和菓子である。
発祥地は京都・下鴨神社であり、下鴨神社・糺の森(ただすのもり)で、加茂みたらし茶屋が販売したものが最初とされている。(団子の数は5個であった。)醤油の香ばしさと砂糖の甘さの餡が評価されていて、団子の方に焦げ目があるものが美味しいと評判である。
その一方で、関東では1串の団子の数が4個というものが多い。これは、団子1個が1文であって、四文銭で1本という値段ということに由来するとされている。
尚、基本的に、餡は砂糖を絡めているが、中には砂糖を用いない餡を使った団子もある。但し、それは「みたらし団子」とは呼ばずに「醤油団子」と呼ばれる。
英語をはじめ、アルファベットを使う言語では、日本語をローマ字表記とした「Mitarashi Dango」といい、中国語では「如果看做団子」と言う。
「エスカルゴ」:フランス語では蝸牛のことを指すが、日本語では一般に蝸牛料理(フランス料理)のことを言う。また、それに使われる食用蝸牛であるマイマイ科の陸産巻貝のことを指すこともある。(この場合も、日本語ではフランス語のように「蝸牛」全体のことは意味せず、特定の種のみ指す。)
主にフランス料理の前菜として提供される料理が有名である。大きさの大きいブルゴーニ産のエスカルゴと、小形のサントンジュ産のエスカルゴは世界的にも広く知られている。
この料理に使用する蝸牛は、ブドウの葉で飼育されたものが美味となるとされていて、養殖されたものだけが流通している。というのは、野性の蝸牛だと、何を食べたか分からないため、調理するには消化器官の中にある物を全て排出させるなど、調理の際に手間が掛かるためであり、流通しても嫌われる。
調理方法は、殻から取り出して内臓を取り除く処理を行った蝸牛を湯がき、炒め、それを殻に戻して焼き、ニンニクとパセリを混ぜたバターソースで食するのが一般的である。尚、殻に入った形で出されることが多く、そのために、エスカルゴトングという殻を挟むものと、エスカルゴフォークという専用のフォークを使って食べるのが一般的である。(普通のナイフとフォークを使って食べても問題はないですけど...)
元々はフランス語で「Escargot」と言ったが、現在では世界的に知られる様になったため、アルファベットを使う言語では「Escargot」と言い、中国語では「蝸牛」と言う。
「牛丼」:現在ではファースト・フードの代表的な料理として、世界的にも知られる様になった料理である。特に庶民的な料理として知られていて、牛肉のバラ肉や切り落とし肉を細切れにして、醤油、砂糖、味醂などで味付けをした汁でタマネギなどと共に煮込み、それを丼飯の上に盛ったものである。好みに応じて、紅ショウガ、七味唐辛子、卵などを加えることが多い。また「牛飯」とも言うこともある。
この料理は日本で生み出されたものであり、明治初期に文明開化で日本に入ってきた「牛めし」がこの原形となり、そこから発展してきたものである。当時、「牛鍋」という料理が「文明開化の味がする」と言われてブームになり、その牛鍋をご飯に盛った「すき焼き丼」が変形されて、今日に至ったものである。
尚、現在のように広く普及するようになったのは、1973年に吉野家がチェーン店として全国展開を始めた頃からである。現在では吉野家だけでなく、複数のチェーン店が日本全国でチェーン店として展開している。(更に、海外、特に米飯を食する国では違和感なく受け入れられている。)
2003年に起こったBSE騒動で、アメリカ産牛肉の輸入が禁止された時、牛丼に使われる安価なアメリカ産牛肉が入ってこなくなったため、他国産牛肉に切り替えたチェーン店と、店頭から姿を消したチェーン店とがあったのは記憶に新しい所である。(牛肉に変わって豚肉を使った「豚丼」が登場したのもその時であった。)
尚、食べるのならやはり「つゆだく」(具材の汁を多めに盛りつけたもの)で食べたい所ですね。(「ねぎだく」(具材のたまねぎを多めに盛りつけたもの)もいいですが...)
以前は、英語では「Beef Bowl」、ドイツ語では「Rindfleischschüssel」、フランス語では「Bol du Boeuf」、イタリア語では「Ciotola di Manzo」、スペイン語では「Cuenco de Carne」、ポルトガル語では「Tigela de Carne de Boi」と呼ばれていたが、現在ではほぼ万国共通で「Gyudon」と言い、中国語では「牛肉蓋飯」と言う。
「先生」:いくつかの意味があるが、一般的には「学校の教師」「塾の講師」などのように勉強を教える人のこと、教師、教官、講師のことを言う。それ以外では、医師、弁護士、弁理士、薬剤師などのように国家資格を必要とする職業の人に対して、または政治家、議員などのような指導的な立場にある職業の人に対して、及び小説家、芸術家、マンガ家などのように作品を生み出す職業の人に対する敬称として使われている。また、文字通りの意味であるが、「先に生まれた人」という意味として使われることも希だがある。(この意味の場合だけ、反対語として「後生(こうせい)」という言葉がある。)
基本的には、その人の職業に応じて使われる言葉であるが、職業に関係なく、他人に対して親しみを込めて言う場合の敬称として使われることがある。しかし、同時に、相手をからかう場合に使われる敬称でもある。
また、勉強を教える人という意味から派生して、技芸を教える人のことも「先生」と呼ばれている。但し、この場合は「師匠」(教えられる方は「弟子」となる。→師弟関係が成立する。)と呼ぶ場合もある。
学問の世界では、古くから師弟関係が構築されていて、それが受け継がれ、また弟子が師匠の教えを発展させることで発展してきたという歴史があり、また、伝統芸能、工芸などでも同様に師弟制度によって発展してきた。(現在では落語家、大相撲なども師弟関係で育てられる世界となっている。)が、このらの分野では「先生」と言うよりも「師匠」と言うことの方が多くなっている。
英語では「Teacher」または「Master」、ドイツ語では「Lehrer」、フランス語では「Professeur」、イタリア語では「Insegnante」、スペイン語では「Maestro」、ポルトガル語では「Professor」、中国語では「老師」と言う。
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