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「DESTRY RIDES AGAIN」 [映画(洋画)]

表題の作品は1939年のアメリカ映画「砂塵」である。日本での劇場公開は1941年5月であった。M・ディートリッヒが新境地を見せたとして知られている作品であって、J・スチュワートとのコンビによる西部劇である。

作品データを記しておくと、時間は93ふん、白黒作品である。原作はマックス・ブランド、監督はジョージ・マーシャル、脚本はフェリックス・ジャクソン、ガートルード・パーセル、ヘンリー・マイヤーズの3人、撮影はハル・モーア、音楽はチャールズ・プレヴィンとフランク・スキナーの2人である。そして出演は、マレーネ・ディートリッヒ、ジェームズ・スチュワート、ブライアン・ドンレヴィ、チャールズ・ウィニンガー、ウナ・マーケル、ミシャ・オウア、アレン・ジェンキンス、アイリーン・ハーヴェイ、ジャック・カーソン、ウォーレン・ハイマー、ビリー・ギルバート、サミュエル・S・ハインズ、たちである。

悪徳町長が牛耳る西部のある町。町長はイカサマ師のケントを使い、酒場の歌手・フレンチーに片棒を担がせて、牧場主・クラゲットの土地を、初歩的なイカサマ賭博で根こそぎ奪い取った。保安官がこれに怒るが、殺されてしまった。で、後任保安官に酔いどれのウォシュが選ばれた。新保安官は心を入れ替えて、町のゴミたちを一掃するコトに立ち上がり、名保安官・デストリーの息子・トムを助手にした。しかし、彼は頭の方は立つが、保安官助手としては頼りなく、腕っぷしも頼りなさそうだった。が、持ち前の頭を使って、町のために働いた。そして、町長の不正を正すために動いた。そして、まずは前保安官殺しを暴いた。が、保安官が不意を突かれて殺されてしまう。するとトムは銃を腰に下げて立ち上がり、町の人々の協力を得て、ついに町長の悪事の全てを暴いたのだった。

物語としては単純明快であるが、西部劇としては王道を行くストーリーであって、娯楽作品と言うことを考えたら分かりやすく、そして爽快感を与えてくれることになる作品である。そして、主人公の好青年を演じたJ・スチュワートと、酒場女を演じたM・ディートリッヒの存在感があって、たっぷりと魅せてくれる・更に、こういう作品の出来に関わることになるのが悪役の存在であるが、B・ドンレヴィの悪役ぶりが素晴らしく、憎々しげな悪役ぶりを演じて、存在感を示している。

物語としては、複雑な絡みがなく、単純明快でわかりやすすぎるため、面白さとしては今一つであるが、ストレートすぎることが勧善懲悪で深く考えずに楽しめる作品ということになっているので、時にはこういう作品も良いものである。何かあって落ち込んでいるときにでも見ると良いんじゃ無いですかね...

 

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