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「DIAMOND HEAD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1962年のアメリカ映画「ダイアモンド・ヘッド」である。日本での劇場公開は1962年12月であった。P・ギルマンのベストセラー小説の映画化作品であって、ハワイの農場を舞台にとて、原住民と白人入植者との対立を描いたメロドラマである。

作品データを記しておくと、時間は107分、原作はピーター・ギルマン、監督はガイ・グリーン、脚本はドン・M・マンキウィット・クーパーとマーガリット・ロバーツの2人、撮影はサム・リーヴィット、音楽はジョン・ウィリアムスである。そして出演は、チャールトン・ヘストン、イヴェット・ミミュー、ジョージ・チャキリス、フランス・ニュイエン、ジェームズ・ダーレン、アリーン・マクマホン、エリザベス・アレン、たちである。

カウアイ島を支配するリチャード・ハウランドは、「H」の頭文字があらゆるものに刻み込まれ、住民たちの間にもそれが浸透している彼の王国となっていた。何事にも恐れずに立ち向かって行き、それらに打ち勝つ自身を備えている彼は、上院議員となって勢力を拡大することと、唯一人の妹・スローンに、王国に相応しい夫を選ぶことという2つの夢があった。そんな中、スローンがアメリカの大学を卒業して帰国してきて、彼の使用人の息子・ポール・カハナを愛していると言った時、彼はショックを受けて初めて動揺した。で、何とかしてスローンとポールの仲を裂こうとして、色々と手を考えた。で、ポールの母や、かつてスローンを愛していて、今は医師になった混血の兄・ディーンに、2人を分かれさせようと頼み込むが、それを拒まれる。そして、ここからハウランドは王国が崩壊していくことを感じたのだった。そんな中、ハウウンドを追ってカハナ家にメイの弟・ボビーがやってきて、ナイフで彼を刺そうとして脅し、それを止めようとしたポールが刺された。スローンは兄が殺したと誤解して島を去り、事件が明るみに出る。これでハウランドは上院議員立候補を取り消さざるを得なくなった。その発表の放送を聴いたスローンの前にディーンがいて、スローンはディーンを愛していたのではないかと思うようになり、ディーンに支えられて立ち直る。そして、兄に逆らってメイの遺児を引き取った。それから暫くして、ディーンが農園を訪れ、スローンとの結婚を申し込んだ。が、ハウランドはそれを許せず、乗馬鞭でディーンを激しく打つと、馬に飛び乗って駆けていった。やがて、紺碧の海を目にしたハウランドは自分を取り戻し、全てをやり直そうと決心して山を下りていった。が、そこには既に誰も居なかった。で、大声で年老いた召使いを呼んで、我が子を探しに出掛けて行った。

これと言うところの無いメロドラマである。どこかで見たような感じがするのだが、よくよく考えたら、西部開拓時代のインディアンを本作のハワイの現地人と置き換えたら、こういう展開の物語はポピュラーなものになり、それだけであって、原作小説を上手く描き切れていないのが残念なところである。

ただ、本作の存在価値があるのは、時々見えるハワイの美しい風景だけであって、これに関しては価値がある。(ただ、ハワイは旅行も行きやすい場所であることを考えると...と成ってしまいますが...)

 

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