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ケータイ刑事銭形愛18話[裏ネタ編]PART 6 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形愛・裏ネタ編」の増補は第18話の「走れ、五代! ~銭形愛誘拐事件」に突入です。(以前にPART 5まで記しているので、PART 6からということになります。)で、今回はサブタイトルにある言葉から「走れ」について、「誘拐」について、「事件」について記します。尚、「誘拐」は「・12話[裏ネタ編]PART 6」で、「事件」は「・9話[裏ネタ編]PART 5」で記したものをベースにして、それぞれ加筆しました。

また、この物語について過去に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。また、この物語に対する過去に記した裏ネタ編は2009/5/17、18、20、21、22付です。

走れ」:「走る」の命令形である。(「走る」は五段活用である。)また「奔る」という表記を刷ることもある。

「走る」とは、自力で移動する際、素速く高速で移動することをいう。「駆ける」と言うこともある。尚、「歩行」(「歩く」)も自力で移動する行為であるが、これは高速ではない。また、「歩く」場合はいずれかどちらかの足の一方は地面に接触しているが、「走る」場合は全く地面に足が接触していない時がある、という違いがある。(これは、四つ足の動物に対しても言えることである。)

それ以外の「走る」としては、「早く流れること」「飛び跳ねること」「逃亡すること」「駆け落ちをすること」「ある方向に傾くこと」「ある方向に通じていること」を言う。尚、特に断り無しに「走る」と言うと、自力で早く移動することを言う。

英語では「Run」、ドイツ語では「Lauf」、フランス語では「Course」、イタリア語では「Corsa」、スペイン語では「Carrera」、ポルトガル語では「Corrida」、中国語では「跑」と言う。

誘拐」:他人を欺して誘い出し、そして連れ去ること、勾引す(かどわかす)ことを言う。その目的は、連れ去った人(主に子どもが多い)の親族から、連れ去った人の命と引き替えに財産を脅し取るというもの(=営利目的の誘拐)が多い。(それ以外の目的(例えば人身売買など)で行われることも、当然ながらある。)

「他人を連れ去る」という行為では、「誘拐」以外にも「拉致」と「略取」と呼ばれる行為がある。「拉致」とは無理矢理連れて行くことを指し、「略取」とは暴力行為によって連れ去ることを言う。「誘拐」は欺して誘い出して連れ去るという行為であるので、「他人を連れ去る」という結果は同じであるが、「拉致」と「略取」とはその方法(手段)が違っていることになる。→子供に対して、「家族が事故にあった」と嘘を言って連れ去るという手口(=誘拐ではよくある手口である。)は子どもを騙しているので「誘拐」となるが、嘘をつかずに力づくで子供を捕らえて連れ去ると「拉致」となり、暴力を使って相手を傷つけてから連れ去ると「略取」となる。尚、この場合、手段が異なっていても行為としては結果的に同じことになる、日本の法律(刑法)では「未成年者略取及び誘拐」というように記されることになる。(連れ去られた時点では、「誘拐」「拉致」「略取」のいずれかは分からず、調べていく内にいずれに該当することになるのかが判明するものである。)

更に細かいことを言うと、「拐(かどわ)かし」または「匂引(かどわか)し」には、「略取」という意味と「誘拐」という意味の両方がある。(子供を欺しても、傷つけて連れ去っても「拐かし」(「匂引し」)ということになる。)現在では「拐かし」の同義語(「誘拐」と「略取」の両方の意味を持っている)として「拐取(かいしゅ)」という言葉がある。

ところで、誘拐事件は様々な犯罪事件の中でも「割の合わない犯罪」として知られている。これは、誘拐事件の犯人の検挙率が他の事件の検挙率よりも高いためである。(戦後、日本で発生した誘拐事件の犯人検挙率は97%を超えている。)

日本で戦後に起こった誘拐事件で未解決なものとしては、グリコ・森永事件の一つである「江崎グリコ社長誘拐事件」(1984年)がある。(この事件は、誘拐されたのが成人男性であり、しかも無事に解放されているという事件であって、誘拐事件の被害者としては珍しい事件でもある。)既に公訴時効を迎えていて、損害賠償の請求を行うにしても民事時効も成立してしまっている。また、誘拐殺人事件では、1987年に起こった高崎市男児誘拐殺人事件が唯一の未解決事件となっている。

これらの事件は「誘拐事件」の中で犯人が検挙できなかった身代金目的の「誘拐事件」及び「誘拐殺人事件」の代表的な事件である。→これらの事件があるため、日本での誘拐事件の検挙率は100%ではないが、これらの事件では、目的である身代金は犯人側に渡っていないので、身代金目的の誘拐事件で身代金がわたった事件では、犯人が逮捕されなかった事件(犯人の立場から言うと「成功した事件」ということになる。)は無い。

この原因は、身代金の取り引きのために姿を現す段階が特に逮捕の可能性を高めることになっているためである。(何せ、この時ばかりは現場に犯人が現れるのですから...)また、脅迫状や脅迫電話などによって誘拐した人の家族に連絡を取るため、これが犯人に繋がる手掛かりを色々と与えることになり、犯人動きが分かってしまうことになる。また、誘拐した相手を何処かに監禁しておくと、その周囲に何らかの手掛かり(「声がした」ということも重要な手掛かりとなる。)を残すことになり、やはり犯人特定の手掛かりを与えることになってしまう。また、誘拐された人が無事に解放されると、犯人に対する様々な記憶があることで、犯人に対する証拠を残すことになる。よって、他の事件と比べて捜査資料が多くなるということで、検挙率が高くなっている。→「誘拐は割に合わない犯罪」と呼ばれる由縁である。

尚、誘拐された人を解放することなく殺害してしまうと、それは「誘拐事件」ではなく「誘拐殺人事件」となって、「誘拐」の場合よりも罪が重くなるのは言うまでも無い。

また、身代金を目的とする拐取以外としては、結婚目的、猥褻目的などがあるが、これらも身代金目的と同様に監禁することになる。監禁しない誘拐としては海外に移送する目的(=人身売買で売り飛ばすというものである。)での誘拐がある。特に海外に対しての人身売買は世界的にも大きな問題の一つとなっている。(貧しい国からは人身売買のブローカーが誘拐にも介在していると言われている。)また、その手段としては「誘拐」「拉致」「略取」のいずれの方法の場合がある。しかし、「身代金目的」での誘拐が一般的である。

そういうことから、身代金目的の誘拐事件は、犯人が身代金の取引現場で、如何にして姿を見せずに身代金を奪い取るのか、ということをポイントとした推理小説や映画、ドラマが数多く作られている。→有名なのは黒澤明監督の「天国と地獄」がありますね。それ以外でもグレン・フォード監督の「誘拐」、そのリメイクでメル・ギブソン主演、ロン・ハワード監督の「身代金」、岡本喜八監督の「大誘拐 ~Rainbow kids」などが有名である。これらは犯人と警察との身代金の受け渡しのやり方が見所になっている。

英語では「Kidnapping」、ドイツ語では「Entführung」、フランス語では「Kidnapper」、イタリア語では「Rapendo」、スペイン語では「Secuestrando」、ポルトガル語では「Seqüestrando」、オランダ語では「Ontvoering」、中国語では「誘拐」と言う。

ちなみに、殺人事件が大半を占める「ケータイ刑事」であるが、「誘拐事件」も必ずある事件として、シリーズではお馴染みの事件の一つとなっている。銭形姉妹が誘拐された物語としては、「・18話」でお姉ちゃまが、「・2nd.15話」で泪ちゃんが、「・1st.5話」でちゃんが、「・2nd.8話」でちゃんが、「M3」ではちゃんが誘拐(拉致)されている。また、銭形の相棒も、五代さんは「・11話」で誘拐され、岡野さんは「・1st.26話」と「M2」で拉致され、松山さんは「・3rd.4話」で拉致され、あさみさんは「・10話」でそれぞれ誘拐されている。→これを考えると、誘拐事件の被害者と無縁なのは零ちゃんと高村さんと言うことになるが、この2人は犯人側から見ても、誘拐する価値がないと思われたのか、誘拐するとヤバイと感じたのか、どちらでしょうか???(尚、零・高村コンビは、誘拐(殺人)事件の捜査をしたことはありました。)

事件」:いくつかの意味があるが、大別すると「事柄」「事項」という意味、日々起こる出来事の中でもめ事となった出来事のこと、若しくは人が何らかの意図を持って、故意に損害を生じさせるなどのような悪い出来事のこと、更に、法的な訴訟事件の省略した言い方の3つに分けられる。

一般的には、故意に損害を生じさせた出来ごととして、犯罪性のあるものと認識されている。(刑事事件になった出来事のこと、及び世間を騒がせた出来事のこと。)

しかし、言葉の定義から、犯罪性のない「事件」も多数ある。(実際はこちらの「事件」の方が件数としては多い。)というのは、特許、商標の登録に関する異議を訴えた場合も「○○事件」と呼ばれるのをはじめ、民事で裁判に訴えたものも全て「事件」として扱われるためである。(離婚調停なども裁判になると「事件」になる。)これは「訴訟事件」のことを略して「事件」と呼ぶためである。(刑事裁判は犯罪性がある事件であるが、民事裁判は犯罪性の無いものが殆どである。→民事と言っても、内容によっては刑事事件の要素があって、犯罪性がある場合も一部にはある。)

また、身近なところでは、市役所/役場で住民票の請求を行っても、これは法的な手続きに従う事項であるため、「事件」と呼ばれることになる。当然、そういう行政サービスを受けることには犯罪性は全く無いのは言うまでも無い。(その後で、それを悪用して刑事事件を起こす輩が居ないこともないですが...)

英語では「Case」、ドイツ語では「Fall」、フランス語では「Cas」、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語では「Caso」(但し、発音は異なる。)、中国語では「事件」または「案件」と言う。

 

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