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「DREAM CHILD」 [映画(洋画)]

表題の作品は1985年のイギリス映画「ドリームチャイルド」である。日本での劇場公開は1986年11月であった。「不思議な国のアリス」で知られているキャロル・ルイスとそのモデルとなったアリス・リデルとの愛の交流を描いた作品である。また、本作では、ジム・ヘンソンのマペットを使った特撮が見られる。

作品データを記しておくと、時間は95分、監督はギャヴィン・ミラー、脚本はデニス・ポッター、撮影はビリー・ウィリアムズ、音楽はスタンリー・マイヤーズである。そして出演は、イアン・ホルム、コーラル・ブラウン、ピーター・ギャラガー、ニコラ・カウパー、カリス・コーフマン、ジェーン・アッシャー、アメリア・シャンクリー、シェーン・リマー、ジェイソン・コネリー、スティーヴ・ウィットマイアー、カレン・プレルマイケル・サンディンたちである。また、声の出演はジュリー・ウォルターズである。

1932年、「不思議な国のアリス」の作者であるキャロル・ロイスの生誕100年を祝う記念行事が行われる。その席に出席するため、80歳になるアリス・ハーグリイヴス夫人は、付添のルーシーと共に豪華客船でニューヨークに向かっていた。ニューヨークでは、本物のアリスがやってくるということで、マスコミが大騒ぎしていた。で、ジャック・ドーランとキリー・マックソンという記者もそんな記者たちの一人であった。ジャックはアリスにCMへの出演話を持ちかけ、色々と話をするが、その中でアリスは、作者であるルイス・キャロルとのことを思い出し、語って行く。

時は1862年、70年も昔のことだった。アリスはオックスフォードにいて、姉妹や家族たちと一緒に遊んだ日々の中、キャロル・ルイスと出会い、彼の愛情に包まれていた。彼からは愛の籠もった手紙だ山のように届くが、アリスの母親はそれらを全て焼き捨てていた。そのことを知っていたアリスは、ボートで先生と遊んでいた時、不思議な話を聞かされる。それから1年後、「不思議な国のアリス」が出版されて、その初版本を貰ったアリスは、「大人になっても大事にもっていて欲しい」と言われた。そして、彼女は、今になって彼の愛に気がついた。

そして、記念行事の日がやってきた。多くの人たちが集まった中、アリスはスピーチで、ルイスの物語を語り始め、聴衆に官舎の言葉を語ったのだった...

本作は、有名な「不思議な国のアリス」を題材にしているものの、それとは全く別の物語である。が、やはり「不思議な国のアリス」を知ってから見るべき作品である。

また、マペットを使っているというのも本作の特徴であって、近年は殆どみられなくなっていることを考えると、ある意味では貴重な作品ということになるのだが、物語の展開にもう少しメリハリがあったらなぁ、というところがあって...

 

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