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「DUEL AT DIABLO」 [映画(洋画)]

表題の作品は1966年のアメリカ映画「砦の29人」である。日本での劇場公開は1966年6月であった。アパッチ・インディアンと騎兵隊との戦いを主軸にしながら、複雑な人間関係を豪華キャストで描いた西部劇である。

作品データを記しておくと、時間は104分、製作と監督はラルフ・ネルソン、脚本はマーヴィン・H・アルバートとミッチェル・M・グリリケスの2人、撮影はチャールズ・F・ホイーラー、音楽はニール・ヘフティである。そして出演は、ジェームズ・ガーナー、シドニー・ポワチエ、ビビ・アンデショーン、デニス・ウィーヴァー、ビル・トラヴァース、ウィリアム・レッドフィールド、ジョン・ホイト、ジョン・クロフォード、ジョン・ハバード、ケヴィン・コフリン、ジェイ・リプリー、ジェフ・クーパー、ラルフ・バーンセン、ボビー・クロフォード、リチャード・ラップ、アーマンド・アルザモーラ、アルフ・エルソン、アル・ワイアット、ビル・ハート、たちである。

クリール砦にいるマカリスター中尉は友人のレンズバーグを呼び寄せた。で、レンズバーグは砦に向かうが、その途中でアパッチ・インディアンに追われる女・エレンを救った。彼女は1年以上もアパッチ族の虜になっていたが、夫・グレンジが待つ砦よりもアパッチ集落へ帰りたがるが、レンズバーグは彼女もクリール砦へ同行させることにした。無事に砦に到着したレンズバーグは、マカリスターから、無惨に剥がれたインディアン女の頭皮を見せらる。が、それは彼の妻のものだった。その頭皮はコンチョ砦に新しく赴任してきた保安官・クレイから手に入れたということだった。更に砦からは新兵や食糧などを補給するための輸送隊がコンチョ砦へ向うところであり、妻の死因を調べるためにもレンズバーグはそれに同行した。また、その夜、エレンは馬を盗み、砦を脱走してアパッチ集落に向かった。レンズバーグはアパッチの動向を探るため、輸送隊よりも先に砦を出発していて、アパッチ集落に向かった。そして、集落にエレンがいるのに気づいた。エレンは1年以上も捕らえられていた間に、酋長・チャタの息子と結ばれて、子供も生んでいたのだった。しかし、集落にはエレンと女子供たちの姿しかなかった。男たちは輸送隊を襲撃するため、出掛けていたのだった。それを知ったレンズバーグは、コンチョ砦から救援隊を直ちに組織して、輸送隊との合流地点のディアブロ渓谷に向かう。また、クレイから、妻の頭皮を剥いだ張本人はグレンジだと知らされた。複雑な気持ちを持ちながら、救援隊を率いてディアブロ渓谷に到着したレンズバーグだったが、既にアパッチの襲撃を受けて、輸送隊は殆ど全滅状態で、グレンジも虫の息だった。レンズバーグはグレンジの元に自殺するための拳銃を置いて立ち去り、それからまもなく、銃声がした。僅かな生き残りの兵士や酋長チャタたちはディアブロ渓谷を後にした。

スケールの大きな西部劇であるが、描こうとしていることが上手くまとめられておらず、主題が何なのかがはっきりしないことになっているのが残念な所である。ただ、インディアンとの対立の影には、それだけ様々な事柄が絡んでいるということは理解できますが...

もう少しポイントを絞って、その部分にスポットを当てて、じっくりと描いた方が、人間ドラマとして、より重厚なものになったでしょうね。アクション・シーンはそれなりに見せ場があるだけに、本当に残念である。

まあ、西部劇としては異色のストーリーということで、こういう作品もあるよ、ということで宜しいかと...

 

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