EARTH WIND & FIRE『GRATITUDE』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1975年に発表された彼らのライヴ・アルバム(但しSIDE 4の5曲(CDでは後ろの5曲が該当する。)はスタジオ収録である。)であり、同年に発表されたスタジオ・アルバム『THAT'S THE WAY OF THE WORLD』と共に全米No.1の座を獲得したアルバムである。(彼らの全米No.1アルバムその2枚だけである。)邦題は「灼熱の狂宴」と付けられていて、当時は2枚組のLPであったが、収録時間が66分半弱と言うことで、CDでは1枚ものとしてリリースされている。ライヴは、1974年から1975年にかけて行われたアメリカン・ツアーで収録されたものである。チャート成績は、Billboardで3週連続の1位を獲得し、1976年の年間アルバム・チャートでは10位にランクインしている。また、カナダでは最高位37位を記録している。
収録曲は以下の全16曲である。『Introduction』『Africano/Power』『Yearnin' Learnin'』『Devotion』『Sun Goddess』『Reasons』『Sing A Message To You』『Shining Star』『New World Symphony』『Musical Interlude』『Sunshine』『Sing A Song』『Gratitude』『Celebrate』『Musical Interlude』『Can't Hide Love』。また、2000年に再発されたものには『Live Bonus Medley: Serpentine Fire/Saturday Nite/Can't Hide Love/Reasons』がボーナス・トラックとして追加収録されている。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Sing A Song』はBillboardで最高位5位を記録し、1976年の年間シングル・チャートでは59位にランクインしている。また、カナダでは13位、オランダでは19位を記録している。2nd.シングルの『Can't Hide Love』はアメリカでは39位、カナダでは97位を記録している
お薦め曲は、スタジオ収録の部分から、シングル曲でもある『Sing A Song』と『Can't Hide Love』を、ライヴ・テイクのところからはメドレーということになっている『Africano/Power』と『Sun Goddess』『Reasons』『New World Symphony』、更に『Shining Star』をピックアップしておく。
言うまでもなく、彼らの黄金期に突入した時期のライヴであるので、聴き所は満載であるのは言うまでもない。更に、スタジオ・アルバム「THAT'S THE WAY OF THE WORLD」が全米No.1となって勢いのある時期にスタジオ収録の新曲が収録されているのも嬉しい所である。
ということで、彼らの黄金時代の作品であるだけに、聴かないなんてもったいないことをせず、じっくりと聴いて、たっぷりと楽しみましょう!
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