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「DR. TERROR'S HOUSE OF HORRORS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1965年のイギリス映画「テラー博士の恐怖」である。日本での劇場公開は1965年12月であった。5編の短編作品が集まったオムニバス形式のホラー作品である。また、P・カッシングとC・リーという顔合わせはホラー映画ではすっかりお馴染みであるが、この2人は本作でもなかなかの所を見せていて、特にP・カッシングの怪演ぶりは見ものである。

作品データを記しておくと、時間は98分、監督はフレディ・フランシス、製作と脚本はミルトン・サボツキー、撮影はアラン・ヒューム、特撮はテッド・サミュエルズ、音楽はエリザベス・リュトンスである。そして出演は、ピーター・カッシング、クリストファー・リー、ドナルド・サザーランド、バーナード・リー、ニール・マッカラム、アラン・フリーマン、ロイ・キャッスル、マックス・エイドリアン、エドワード・アンダーダウン、たちである。

イギリスの片田舎を走る列車の5人の乗客が乗り合わせていた。彼らは、建築技師のジム、休暇か家に戻るビル、楽士のビフ、医師のボブ、美術評論家のマーシュだった。そして6人目の乗客として、「恐怖の博士」と呼ばれているサンダー・シュレック博士が乗ってきた。博士はタロットカードを出して、5人の乗客たちそれぞれの未来を占い始めた。

5人それぞれの占いは、それぞれの恐るべき未来であって、誰もがとても恐ろしいものだった。5人はそれぞれ自分の未来の恐るべき内容を知るが、同時に恐怖博士とは一体何者だろうと思った。で、博士はカードを一枚取りだした。するとそれは「13」というカードで「死」を意味するものであった。そんな時、列車がトンネルに入る。そしてトンネルを抜け出た時、博士の姿は消えていた...

5つのそれぞれの物語は、狼男、吸血鬼というモンスター・ホラーというものから植物ホラー、オカルトものということになっているため、複数のジャンルのホラー作品を楽しめるようになっている。が、その反面、1つの物語の時間が短い(短編ということになる。)ため、十分描き切れていないというのは残念な所である。(これがオムニバス形式の弱点でもありますが...)

とは言っても、P ・カッシングの怪演ぶりもあって、十分楽しめる作品である。(絶叫するほどの怖さは無いですが...)

 

かつてはLDでリリースされていましたが、現時点では輸入版ビデオのみになっている...

Dr Terror's House of Horrors [VHS] [Import]

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  • 出版社/メーカー: Republic Pictures
  • メディア: VHS


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