FIXX『CALM ANIMALS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1989年に発表された彼らの5枚目のスタジオ・アルバムである。溥儀リス出身のニューウェーブ・バンドであり、'80年代には第二次ブリティッシュ・インヴェージョンによってイギリスのバンドがアメリカを席巻した時にポップなヒット曲を放っている彼らであるが、'80年代の終わりに発表したアルバムである。現在も現役で活動を続けているが、それなりのヒットを記録をしたアルバムということでは、本アルバムが現時点では最後になっている。(次作はUSで111位を記録しているが、次々作からはチャートインしていない。)尚、本アルバムのチャート成績は、アメリカでBillboardで72位を記録しているが、本国イギリスではチャートインしていない。
収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、2001年に再発された時に1曲のボーナス・トラックが追加されて、全11曲になった。『I'm Life』『Driven Out』『Subterranean』『Precious Stone』『Gypsy Feet』『Calm Animals』『Shred Of Evidence』『The Flow』『World Weary』『Cause To Be Alarmed』。(以下、ボーナス・トラック)『Never Mind What You Leave Behind』。
この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Driven Out』は、カナダで49位、アメリカではBillboardのHOT 100で55位、メインストリート・ロック・チャートでは1位を獲得している。2nd.シングルの『Precious Stone』はカナダで78位、アメリカではBillboardのメインストリート・ロック・チャートで23位を記録している。尚、本国イギリスや豪州ではチャートインしていない。
お薦め曲は、シングル曲の『Driven Out』と『Precious Stone』、更に『Gypsy Feet』『Cause To Be Alarmed』とアルバム・タイトル・ナンバーの『Calm Animals』をピックアップしておく。
前作までと比べて、シンセサイザーの利用という部分が減っているため、サウンドが変わっているのが本作のポイントである。が、ポップである所は変わりなく、彼ららしい所は残っている。
'80'の終わりに発表されたアルバムであるということで、'90'sを意識した所があるのも事実であるが、彼ららしさが出ているので、これはこれで宜しいかと...
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