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FOUNDATIONS『THE VERY BEST OF THE FOUNDATIONS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1995年にリリースされた彼らのベスト盤である。活動期間は長くなく、1967年に結成して1970年に解散してしまった彼らであるが、ジャマイカ系の英国黒人と白人の大所帯(結成時は9人、解散時は7人)で、黒人ソウルと白人ソウル(ブルー・アイド・ソウル)の橋渡し的な役割をして、後に多大な影響を与えることになったグループである。(当時は、ソウル・ミュージックと言うと、まだ黒人音楽という認識が強かった。)本アルバムは、活動期間は長くないが、その間にいくつかの大きなヒット曲を放っている彼らの主だった曲を集めたベスト盤であって、特に「ブルー・アイド・ソウル」に繋がる歴史が分かるアルバムでもある。

収録曲は以下の全19曲である。『Baby, Now That I've Found You』『Come On Back To Me』『Mr. Personality Man』『Back On My Feet Again』『I Can Take Or Leave Your Loving』『Any Old Time (You're Lonely And Sad)』『Build Me Up Buttercup』『In The Bad, Bad Old Days (Before You Loved Me)』『Waiting On The Shores Of Nowhere』『My Little Chickadee』『Take Away The Emptiness Too』『Born To Live, Born To Die』『Baby I Couldn't See』『Take A Girl Like You』『I'm Gonna Be A Rich Man』『Stoney Ground』『Something For My Baby (New Foundations featuring Colin Young)』『Baby, Now That I've Found You (Stereo Alternate Take)』『Any Old Time (You're Lonely And Sad)(Stereo Alternate Take)』。

彼らの放ったヒット・シングル『Baby, Now That I've Found You』(イギリスとカナダで1位、アメリカで11位を記録)と『Build Me Up Buttercup』(イギリスで2位、カナダで1位、アメリカで3位を記録)を中心に、最終盤のシングル曲は省かれているものの、これというシングル曲は全て収録されている。(本国イギリスのシングルは結果的に最終盤の2枚のシングル曲は省略されているが、アメリカとカナダでリリースされたシングル曲は全て収録されている。)

ソウルであるが、ポップな曲もあるため、一歩引いてしまうような所はなく、親しみやすい曲が多いこともあって、'60'sポップスの延長線上にあるものとしても十分楽しむことが出来る。それでいて、ソウルフルなところはソウルフルに、また美しいハーモニーと共にたっぷりと聴かせてくれる。

ソウル・ミュージック(ブルー・アイド・ソウルを含む)がお好きな方であれば、特に違和感なく受け入れられるものであり、'60's終盤のUKのソウル・ミュージックを知る資料にもなるだけに、価値のあるベスト盤である。音楽ライブラリーに加えておいても全く損の無いベスト盤である。是非、お手元に...

 

The Very Best Of The Foundations

The Very Best Of The Foundations

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Taragon
  • 発売日: 1995/06/27
  • メディア: CD


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