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「ケータイ刑事」と「007」の驚くべき類似点(その278) [ケータイ刑事]

今回のテーマは「怪しげな研究所」です。取り上げる物語は、「ケータイ刑事」からは「・1st.9話」、「007」からは「女王陛下の007」です。

ケータイ刑事」:「・1st.9話」。「狼男は見た!? ~死体のない殺人事件」という物語。この次の第10話と、ゲストが全く同一であるが、全く別物語(配役も、被害者、犯人も入れ替えている。)ということで、普通ではないことを行う「ケータイ刑事」らしい所が出ている物語である。

岡野さんが「不老不死検定4級」の試験問題集を開いて勉強している所にちゃんがやってくると、いつものようにコントの様な会話をする。(この時、岡野さんは「(不老不死になって)壮大な野望があるんだ...」と言っていた。)そんな所ら事件を知らせる入電が入る。それは、港区赤坂にある不老不死研究所からの通報で、殺人事件が発生したということだった。で、ちゃんと岡野さんは早速現場に向かった。

「不老不死研究所」にやってくると、岡野さんは「ここはね、不老不死研究家にとっては聖地なんだよ」と説明したが、ちゃんはいきなり「何か怪しくないですか?」と言っていた。しかし岡野さんは、聖地にやってきたということで、嬉しさのあまり興奮していた。

中に入っていったが、誰もいる様子は無く、特に殺人事件らしいものは発生した様子はなかった。岡野さんは部屋の中をキョロキョロと見回していて、ドラキュラの棺桶を発見して興奮し、狼男が寝ているのを発見して喜んでいた。その狼男(狼田洋(おおかみだ・よう)という男)が目を覚まし、警察ということが分かると、自分が人を殺したと言い出し、逮捕してくれと言った。

そんな所に、怪しげなマントに身を包んだ死神博士(日本が世界に誇る不老不死界のカリスマだそうです。)がやってきた。ちゃんはいきなり「不老不死なんて、あるわけ無いじゃないですか」と冷めていた。が、博士は事件のこと否定した。更に、狼田が言う死体のある場所に行くが、死体はそこにはなかったことから、狼田は二ヶ月も徹夜していたことから来る疲労で幻覚を見た、とされた。

そんな時、狼田は心臓発作を起こし、休ませることにした。が、その狼田の悲鳴が上がり、駆けつけると死んでいた。疲労からの自然死という死神博士に、ちゃんは徹底的に調べることを告げ、色々と調べていくと、99.9%のフェルマーの最終定理が仕掛けられたと気づいた。

また、ドラキュラの棺桶の中を見たい岡野さんが、それを開けると、そこに狼田が殺したといった不乱健(ふらんけん)の死体が出てきた。ということから、ちゃん死事件のトリックを見破った。

結局、死神博士が、研究費を得るために生命保険を掛けた狼田が自然死となって、掛けた保険金が下りることを目指しての犯行だった。

この研究所では「不老不死」の研究という怪しげな研究をしていたものの、研究資金が掛かり、それが欲しかったということだった。ちゃんは呆れ気味だった。

007」:「女王陛下の007」。1969年のシリーズ第6作て、唯一の2代目ボンドの作品である。本作では、プレイボーイのボンドが本気で一人の女性に惚れたという作品であって、シリーズの中でも異色中の異色作となった。また、1979年のシリーズ第11作「ムーンレイカー」もSF色が強すぎる作品となったことで、製作年の下一桁が「9」の年の作品は異色作ということが定着するみとになった。(更に、1989年の第16作「消されたライセンス」での私恨に橋目ボンド、1999年の第19作「ワールド・イズ・ノット・イナフ」もやはり「異色作」と呼ばれている。尚、209年にはシリーズ作品は製作されていない。)

スイスのアルプス山中のピッツ・グロリアにあるブルーシャン・アレルギー研究所。ここはバルタザール・デ・ブルーシャンと名乗る伯爵の爵位を申請している人物の研究所だった。何らかのアレルギーを持っている若い女性たちを世界中から集め、その研究と治療をしていた。が、それは表向きのことであって、バルタザール・デ・ブルーシャンとは、ブルーシャン伯爵の爵位を得るためのブロフェルドだった。また、実際に行われていた研究は、細菌兵器の開発と、催眠術によって人を操る手法の研究であって、開発した細菌兵器(病原菌)を世界にばらまくための作戦を進めている秘密基地だった。

ブロフェルドが爵位を申請しようとしていることを知ったボンドは、紋章院のヒラリー卿になりすまし、研究所にやってきて調査をすることにした。
乗り込んできたボンドは、集められた美女たちに鼻の下を伸ばしながら、この研究所でブロフェルドが企んでいることを知る。が、夜、患者の1人のルビーの部屋に忍び込んだところを捕らえられてしまう。難とか脱出し、アルプス山頂にある研究所からスキーで脱出する。この時、ボンドのことが気になる婚約者のトレーシー(=ボンドガール)にも助けられて、無事に脱出したとおもったが、追ってきたブロフェルドが引き起こした雪崩に巻き込まれ、トレーシーはブロフェルドに連れ去られてしまった。

ボンドはMI-6に、研究所の攻撃を求めるが、拒否され、トレーシーの父・ドラコの協力を得て、攻撃隊を組織して、研究所に突撃し、トレーシーを救出し、研究所を爆破してブロフェルドの野望を阻止した。

その後、トレーシーと結婚式を挙げたボンドだったが、生き延びていたブロフェルドの襲撃で、新婚僅か数時間のトレーシーが殺されてしまった...

表向きはアレルギー研究所であるが、実際は細菌兵器の開発と、世界を壊滅させる恐ろしい計画の秘密基地ということで、これ以上怪しげな研究所はないですね。

共通点は、怪しげな研究をしている研究所で、首謀者(「ケータイ刑事」では死神博士、「007」ではブロフェルド)が壮大な野望(「ケータイ刑事」では不老不死になる、「007」では世界征服)を持っていると言うこと研究所内で殺人が行われていること(「007」では攻撃の時にブロフェルドの手下が戦いの中で死んでいる。)、首謀者の野望は失敗したものの生き延びていること、そして首謀者は偽装工作を行っていること余りにもせこい行動(「ケータイ刑事」では研究費欲しさの保険金殺人、「007」では計画失敗の恨みで結婚式後のボンドを襲い、新妻の殺害)をしていることである。

一方、相違点としては、「ケータイ刑事」では都会の真ん中に研究所があったが、「007」ではアルプス山頂の僻地に研究所があったということ、そしてその研究所は「ケータイ刑事」では特に破壊されることも無かったが、「007」では爆破されているということである。

次回も今回と同様に「ある物(できごと)」をテーマにして記す予定です。何が登場するのかはお楽しみに。

 

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