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FRIJID PINK『FRIJID PINK』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1970年1月に発表された彼らのデビュー・アルバムである。ブルース・ロックをベースにしているUSバンドである彼らであるが、製作が'60'sだったこともあって、'60'sらしいサイケデリックな所もあるロック・アルバムである。(ジャケットはモロに'60'sですね。)チャート成績はBillboardで最高位11位を記録して、1970年の年間アルバム・チャートでは72位にランクインしている。

収録曲は、オリジナル盤では全9曲であったが、1991年に再発された時に2曲のボーナス・トラックが追加されて全11曲となっている。収録曲は以下の通りである。『God Gave Me You』『Crying Shame』『I'm On My Way』『Drivin' Blues』『Tell Me Why』『End Of The Line』『House Of The Rising Sun』『I Want To Be Your Lover』『Boozin' Blues』。(以下、ボーナス・トラック)『Heartbreak Hotel』『Music For The People』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。デビュー・シングルの『Tell Me Why』、2nd.シングルの『Drivin' Blues』は特にヒットを記録しなかったが、3rd.シングルとなったTHE ANIMALSのヒットで知られる『House Of The Rising Sun』をカヴァーして、アメリカではBillboardで最高位7位(1970年のBillboard年間シングル・チャートでは60位にランクインしている。)、カナダで3位、(西)ドイツでは1位、イギリスでは4位を記録する大ヒットになった。尚、4th.シングルはアルバム未収録曲であるが、そのB面曲として『End Of The Line』が一応、シングルになっている。

お薦め曲は、彼らをブレイクされた曲であり、スタンダード・ナンバーになっている『House Of The Rising Sun』を筆頭に、『God Gave Me You』『Crying Shame』『Tell Me Why』『I Want To Be Your Lover』という所をピックアップしておく。ちなみにボーナス・トラックの『Heartbreak Hotel』はE・プレスリーのカヴァーであって、彼らの5枚目のシングルとしてリリースされた曲である。

結果的に彼らはカヴァー曲のヒットは放ったものの、本アルバムがピークであって、オリジナリティを発揮できなかった。(1975年までに4枚のアルバムを発表して解散、2001年に一時的に再結成、2007年に再結成して現在に至っている。)が、カヴァーしてヒットした曲が余りにも有名なヒット曲であったため、その割りに名前が出てくることはあるようですね...

本アルバムは、彼らの代表作であるが、その有名なカヴァー曲が収録されているだけに、それと共に彼らの他の曲に耳を傾けるということをするのにはもってこいのアルバムということで、聴いてみるのは如何?

 

Frijid Pink (Dig)

Frijid Pink (Dig)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Repertoire
  • 発売日: 2006/01/18
  • メディア: CD

Frijid Pink

Frijid Pink

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Repertoire
  • 発売日: 2005/06/21
  • メディア: CD

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