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HIGH FASHION『FEELIN LUCKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたアルバムである。'70's終盤の世界的なディスコサウンドの大ブームの後は、それこそ様々なサウンドが生まれたが、特にブラコンの流れを受たサウンドは、都会的なセンスを磨いたことから、洒落た大人のサウンドが生まれている。彼らはそういう流れのグループで、男1人に女2人という構成のグループである。(ただ、これという大ヒット曲は生まれていないですが...→後に、その女性メンバーが別の所でヒット曲を生んだことから、後になって改めて目が向けられたため、知られるようになった。)

'80's初頭のAORと、聴きやすく洗練されたブラコンとが融合して、ちょっと洒落たサウンドを楽しむことが出来るアルバムである。

収録曲は以下の全8曲である。『Feelin' Lucky Lately』『You're The Winner』『Hold On』『Next To You』『Have You Heard The News』『When The Lover Strikes』『I Want To Be Your Everything』『Brainy Children』。

この中からシングル・カットされたのは『Feelin' Lucky Lately』であるが、BillboardのR&Bチャートで32位を記録しただけのヒットに留まっている。

お薦め曲は、シングル曲でもある『Feelin' Lucky Lately』、それ以外からは『You're The Winner』『Have You Heard The News』『I Want To Be Your Everything』という所をピックアップしておく。

'80'sのメインストリームに乗ることはなかったが、ちょっと洒落た大人のセンスのあるサウンドは、夜景をバックにして、グラスを傾けながら聴くというのがピッタリであるだけに、時にはこういうサウンドを聴いてみるのもよろしいかと。(秋の夜長には良いんじゃないかと思いますよ。)

 

 

Feelin Lucky

Feelin Lucky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2004/11/02
  • メディア: CD



Feelin Lucky

Feelin Lucky

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 2004/07/05
  • メディア: CD

※都合によって、今後の更新ペースを少し落とすことにします。

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HI-GLOSS『HI-GLOSS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたアルバムである。セッション・ミュージシャンたちが集まった企画としてうまれたものであって、グループ名こそ付いているが、グループとして活動があった訳ではない。(当時は、こういう形での活動も結構ありました。その後、'80'sにこういうスタイルも一つの形として定着することになった。)

収録曲は以下の全6曲である。『You'll Never Know』『It's Up To You』『Cash』『I'm Totally Yours』『All Day, All Night』『I Want Your Love To Last』。

この中からシングル・カットされたのは『You'll Never Know』である。彼らの代表曲として知られているが、チャート成績の方は、BillboardのHOT 100にはランクインせずに、ディスコ・チャートで31位を記録しただけであった。

お薦め曲は彼らの代表曲として知られているシングル曲の『You'll Never Know』、それ以外からは『It's Up To You』と『Cash』、そして『I Want Your Love To Last』をチョイスしておく。

サウンドのほうは、70's終盤のディスコ・ブームの時のダンス系サウンドそのままといったものである。つまり、本アルバムが発表された'81年の時には、流行り廃りの激しいダンス系ナンバーとしては前時代的なサウンドに分類されると言ってもおかしくないものである。(当時としたら、ちょっと古かな、と感じるか、ちょっと懐かしいな、と感じるかのどちらかでしょう。)が、発表から30年以上が流れた現在では、'80'sサウンドと言われると'80'sサウンドであるが、'70'sの雰囲気に満ちあふれたダンス系サウンドである、といったらいいですかね。まあ、ヒットの規模が小さかったというのが、少し遅れてきたサウンドだったから、と言えるでしょう。→あと2~3年早く、ディスコ・ブームの時期に発表されていれば、もっと大きなヒットになったのは確実でしょうね。

ファンキーな所もあるが、そのファンキーさは'70'sサウンドらしいものであって、'70'sと'80'sの両方の要素があって、ある意味では面白いものになっている。ということで、'80'sと'70'sとが混ざっているダンス・アルバムとして、これはこれで注目出来るものであって、'70'sサウンドがお好きな方、'80'sサウンドがお好きな方の両者とも楽しめるアルバムである。

 

You'll Never Know

You'll Never Know

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Unidisc Records
  • 発売日: 1992/06/05
  • メディア: CD



You'll Never Know

You'll Never Know

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Epic
  • メディア: LP Record


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HERBIE HANCOCK『MY POINT OF VIEW』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1963年3月に発表された彼の2nd.アルバムである。現在では、本アルバムも評価されているが、発表当時は、ほぼ鳴かず飛ばずという状態であって、アルバム・チャートとは全く無縁であった。(前作のデビュー・アルバムは、200位台だったものの、日本のオリコンにのみランクインしているが、本アルバムはそのオリコンにすら入らなかった。)が、名のあるミュージシャンが集って、楽しく聴かせてくれるアルバムに仕上がっていて、アルバムの内容、出来とチャート成績とは比例関係にない、ということを感じさせることになった教えてくれるアルバムの一つである。

収録曲は、オリジナル盤では全5曲であったが、CDで再発された時に1曲のボーナス・トラックが追加されて全6曲となった。収録曲は以下の通りである。『Blind Man, Blind Man』『A Tribute To Someone』『King Cobra』『The Pleasure Is Mine』『And What If I Don't』(以下、ボーナス・トラック)『Blind Man, Blind Man(Alternate Take)』。尚、この中からチャートインを果したシングル曲は生まれていない。

お薦め曲としては、『Blind Man, Blind Man』と『A Tribute To Someone』という8分を超える大作の2曲をピックアップしておく。(ボーナス・トラックの『Blind Man, Blind Man(Alternate Take)』も8分を越える大作であって、これもじっくりと聴き比べて見ましょう!)

前作同様に全てが彼による楽曲であるが、本作では前作以上に演奏を楽しんでいることも伝わってくる。また、彼らしいお茶目な所も垣間見ることが出来る、というように、「音を楽しむのが音楽である」という文字通りのアルバムになっている。

また、聴けば分かることであるが、内容の方も悪くはなく、色々と楽しませてくれる作品であるだけに、チャートとセールスは比例しないことがよく分かることにもなる。ということで、そういうことを自分の耳で確かめてみたら宜しいかと...

My Point of View

My Point of View

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1999/09/02
  • メディア: CD



My Point of View

My Point of View

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1995/08/15
  • メディア: CD



マイ・ポイント・オブ・ヴュー+1

マイ・ポイント・オブ・ヴュー+1

  • アーティスト: ハービー・ハンコック,ドナルド・バード,グレシャン・モンカー3世,ハンク・モブレー,グラント・グリーン,チャック・イスラエルズ,トニー・ウィリアムス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/06/25
  • メディア: CD



マイ・ポイント・オブ・ヴュー (紙ジャケット仕様)

マイ・ポイント・オブ・ヴュー (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト: ハービー・ハンコック,チャック・イスラエルズ,グラント・グリーン,ドナルド・バード,グレシャン・モンカー,ハンク・モブレー,アンソニー・ウィリアムス
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1999/11/26
  • メディア: CD


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HERBIE HANCOCK『TAKIN' OFF』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1962年に発表された彼のデビュー・アルバムである。この時は完全にジャズ・ピアニストとしてのデビューであったため、本アルバムは完全なジャズ・アルバムである。(ソウル系、モダン系のジャズである。)後のブレイクを考えると信じられないであめうが、本アルバムは殆ど売れないで終わり、'60's終盤になる迄の間は鳴かず飛ばずの状態が続くことになる。尚、日本では、オリコンで最高位286位を記録しているが、これが世界で唯一のチャートインであった。

収録曲は、オリジナル盤では全6曲であったが、現在は3曲のボーナス・トラックが追加されて、全9曲の収録となっている。(オリジナル盤では約39分、ボーナス・トラック追加で現在では約57.5分になっている。)収録曲は以下の通りである。『Watermelon Man』『Three Bags Full』『Empty Pockets』『The Maze』『Driftin'』『Alone And I』。(以下、ボーナス・トラック)『Watermelon Man (Alternate Take)』『Three Bags Full (Alternate Take)』『Empty Pockets (Alternate Take)』。

この中からシングル・カットされたのは『Watermelon Man』である。Billboardで最高位121位を記録しているものの、ジャズ・チャートの方にはチャートインしていなかった。(後の彼を考えると、考えられない惨敗だったと思われるでしょうが、デビュー当時はなかなか売れない状態であったことを考えると、HOT 100に3桁順位とはいうものの、よくぞチャートインしたものである、と言うことが出来ますね。→ここに「将来性があった」という理屈づけはできますね。)

お薦め曲は、後にジャズのスタンダード・ナンバーとして知られるようになったシングル曲の『Watermelon Man』、更にボーナス・トラックと聴き比べることの出来る『Three Bags Full』と『Empty Pockets』をチョイスしておく。

スタンダード・ナンバーが生まれているなど、内容的には悪いものではないのだが、如何せん、知名度の低いのが残念な所である。(後に、多少は知られるようになったものの、それでもまだ知名度が低い...)そのため、現在でも知る人ぞ知るアルバムということになっているが、もっと聴いてもらいたいと思うアルバムの人である。特に、後に彼がブレイクしていることを考えると、サウンドの系統が違うとは言っても、彼の原点ということで、しっかりと聴いておくべきアルバムである。ジャズ系のサウンドに興味がある、という程度の方であれば、聴いておきましょう!

 

Takin Off

Takin Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Note Records
  • 発売日: 1996/05/27
  • メディア: CD



Takin' Off

Takin' Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pickwick
  • 発売日: 2013/06/04
  • メディア: CD



Takin Off

Takin Off

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Capitol
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD


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HERMAN'S HERMITS『HERMAN'S HERMITS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1965年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。(但し、アメリカでは同年2月、本国イギリスでは同年6月のリリースであり、かつ、収録曲も大きく異なっていて、同一曲は12曲中2曲しかない。)BEATLESに続けとばかりに、イギリスのグループが次々とアメリカに進出して大ヒットを記録した'60's中期(所謂、(第1次)ブリティッシュ・インヴェージョン。)に、BEATLESの後を追ってアメリカに進出したグループの一つが彼らである。で、アメリカではアイドル的な人気を得ていくつかのヒット曲を放っている。(本国イギリスでは、今ひとつ人気が出ておらず、ヒットの規模はアメリカのような華やかさに欠けることになった。)本アルバムは、そんな彼らの記念すべき最初のアルバムである。但し、アメリカでのリリースが先行し、更に本国UK盤は収録曲の殆どが異なるということになった。(よって、実際はUK盤とUS盤は別アルバムと言っても良い。→UK盤はセルフタイトルとして、US盤は「INTRODUCING HERMAN'S HERMITS」としている資料もあります。

収録曲は、本国UK盤以下の全12曲である。『Heartbeat』『Travellin' Light』『I'll Never Dance Again』『Walkin' With My Angel』『Dream On』『I Wonder』『For Your Love』『Don't Try To Hurt Me』『Tell Me Baby』『I'm Henery VIII, I Am』『The End Of The World』『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』。

一方、US盤の収録曲は以下の全12曲である。『I'm Into Something Good』『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』『Kansas City Loving』『I Wonder』『Sea Cruise』『Walking With My Angel』『Show Me Girl』『I Understand (Just How You Feel)』『Mother-In-Law』『Your Hand In Mine』『I Know Why』『Thinking Of You』。

この中からシングル・カットされたのは、US盤から3曲、UK盤から2曲(但し、1曲はUK/US盤の双方に収録されている曲である。)である。US盤からのシングル曲は、『I'm Into Something Good』(USで最高位13位、UKで1位を記録したのをはじめ、ニュージーランドで8位、ノルウェーで6位、スウェーデンで5位を記録している。)、『Show Me Girl』(イギリスで最高位19位を記録)、そしてUK/US盤の双方に収録されている『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』(USで1位を獲得して、1965年のBillboard年間シングル・チャートでは19位にランクインした。また、スウェーデンで4位、ニュージーランドで10位を記録している。)である。一方、UK盤で見ると、前出の『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』と『I'm Henery VIII, I Am』(アメリカで1位を獲得して、1965年のBillboard年間シングル・チャートでは47位にランクインした。また、スウェーデンで3位、ニュージーランドで6位を記録している。)

お薦め曲は、UK/US盤に共通しているヒット・シングルの『Mrs. Brown, You've Got A Lovely Daughter』と、UK/US盤それぞれのシングル曲をピックアップすることに留めておく。(それぞれの盤からとなると、実質的には2枚のアルバムからチョイスすることになってしまい、完全に別アルバムという扱いの方が正しいとなってしまうでしょうから...)

彼らの活躍した期間は決して長くはなく、本アルバムがリリースされた1965年にいきなりのピークを迎え、1968年初頭までまでは何とか人気を保ったが、それ以後は一気に坂を下っていくことになった。現在でも「アイドル(の人気)は3年」と言われることが多いが、'60'sでもその言葉が当てはまることは、ある意味興味深い所である。(特に、ピーク時の人気のすさまじさも、昔も今も変わらないところも同じである。)

いずれにしても、'60's後半の(第1次)ブリティッシュ・インヴェージョンの波に乗ってアメリカで人気を得たUK発のグループの一つということで、'80'sの第2次ブリティッシュ・インヴェージョンの時と比べて聴いてみるのも面白いところである。また、'60'sアイドルを知るために聴いてみるのも宜しいかと...

↓本作(US盤)と'66年の4thアルバム(USのみのリリース)との2 in 1 です。

Herman's Hermits / Hold on

Herman's Hermits / Hold on

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Europe Generic
  • 発売日: 2002/02/23
  • メディア: CD



Herman's Hermits / Hold on

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: CD


 


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HERBERT GRONEMEYER『4630 BOCHUM』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼の5枚目のアルバムである。彼は現在ではドイツを代表するシンガーであり、俳優となっているが、シンガーとしての彼の快進撃は本アルバムから始まっていて、このアルバムから2011年に発表したアルバムまでの9作のスタジオ・アルバムが全てドイツ国内で1位を獲得しているのである。(東西ドイツ分裂時は西ドイツに於いてである。また、ライブ・アルバムの方は1位を獲得していないものもありますが...)

本アルバムの前までは、アルバムを発表してもさっぱりと言った状態であって、本作からはレコード会社を移籍して、心機一転しての再スタートであったが、ヒット・シングルが生まれたことから人気を得て、大ヒットとなった。特筆するのは、1984年の西ドイツでは、世界的に大ヒットとなったマイケル・ジャクソンのモンスター・アルバム「THRILLER」よりも売り上げ枚数が多くて、西ドイツではその年の売り上げNo.1を記録するアルバムになった。それだけに、本アルバムは彼のキャリアに於いても重要なポジションに位置するアルバムであり、ドイツでは歴史に残る'80'sを代表するロック系のアルバムである。

西ドイツでは1位を記録しただけで無く、79週に渡ってTOP 100にランクインする大ヒットになった。また、オーストリアでは最高位7位、スイスでは最高位12位を記録して、(西)ドイツだけでないドイツ語圏で大ヒットとなって、彼はシンガーとしてブレイクすることになった。

収録曲は以下の全10曲である。『Bochum』『Männer』『Flugzeuge Im Bauch』『Alkohol』『Amerika』『Für Dich Da』『Jetzt Oder Nie』『Fangfragen』『Erwischt』『Mambo』。

この中からシングル・カットされたのは全部で3曲である。1st.シングルの『Männer』が西ドイツで7位、スイスで27位を記録する大ヒットになって、彼は突如現れる形となってブレイクすることになった。そして2nd.シングルの『Alkohol』は西ドイツで33位を記録、3rd.シングルの『Flugzeuge Im Bauch』は同44位を記録している。

お薦め曲は、最初のヒット曲となったシングル曲の『Männer』、シングル曲の『Flugzeuge Im Bauch』、それ以外からは『Bochum』と『Für Dich Da』をピックアップしておく。

彼のアルバムはドイツ語で歌っているため、英語圏である英米には殆ど紹介されることがなく、日本でも滅多に取り上げられない(日本では、シンガーではなく、1981年の西ドイツ映画「Uボート」のヴェルナー少尉として知られている。)が、本国(西)ドイツで人気を得ているのは伊逹ではなく、しっかりとしたシンガーとしての魂がある。本アルバムはロック色の強いアルバムである。(但し、日本で人気のあるドイツのHRというものではなく、普通のロック・アルバムである。)

英語圏や日本では余知られていないアルバムであるが、西ドイツで大ヒットしているアルバムであるだけに、'80'sサウンド(ロック)を聴くのであれば、チェックしておいても損の内アルバムの一つである。(ただ、日本では殆どと紹介されないため、入手するのは少し難しい所がありますが...→ドイツ音楽を扱う輸入専門店に行くと、比較的入手はしやすいようですよ。)

 

Amazonや楽天では本アルバムが見つからないので、彼のベスト盤を拾っておきます。

Was Muss Muss : Best of Herbert Gronemeyer

Was Muss Muss : Best of Herbert Gronemeyer

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI International
  • 発売日: 2008/11/20
  • メディア: CD



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HERB ALPERT『MAGIC MAN』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1981年に発表されたソロ・アルバムであって、「RISE」「BEYOND」に続く、黄金期に発表された作品である。フュージョン・ブームに乗って、日本でも高い人気を誇っていた時期の作品であるだけに、色んなところで収録曲が流れていたこともあって、曲名は知らなくても曲の方は知っている、というものが多いアルバムのひとつでもある。

収録曲は以下の全8曲である。『Magic Man』『Manhattan Melody』『I Get It From You』『Secret Garden』『Besame Mucho』『This One's For Me』『Fantasy Island』『You Smile - The Song Begins』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。まずは、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『Magic Man』がシングル・カットされて、BillboardのHOT 100では最高位79位、ACチャートで22位、R&Bチャートで37位を記録している。続く2nd.シングルは『Manhattan Melody』であって、BillboardのR&Bチャートにのみチャートインして、最高位74位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲であり、かつ、アルバム・タイトル・ナンバーであり、本アルバムの代表曲である『Magic Man』とシングル曲の『Manhattan Melody』、更に『Secret Garden』『Fantasy Island』『You Smile - The Song Begins』をピックアップしておく。

'79年の「RISE」と比べると、一段とこなれていて、アルバムとしての完成度も良く、聴きやすさもある。しかし、「RISE」の頃よりもエネルギッシュな所は後退したかな、と感じられる所も、正直いってある。が、これは手を抜いていると言うことではない。また、捨て曲と言うものは全くないだけに、時間的には約35分半で少し短めであるものの、聴き応えのあるアルバムとして纏まっている。

彼の全盛期の作品の一つであって、日本では人気もある作品の一つであるのに、現時点ではソフトの展で苦労させられるというのは残念な所である。「RISE」などと合わせて、リマスターしての再発を望むアルバムである。(まあ、中古店を色々と廻って捜すというのも楽しい所ではありますが...)




Herb Alpert / MAGIC MAN

Herb Alpert / MAGIC MAN

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG·ミュージック
  • メディア: CD


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HERB ALPERT『BEYOND』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1980年に発表されたアルバムである。前年のソロ名義のアルバム「RISE」がヒットし、しかもシングル『Rise』は全米No.1ヒットになったことで、TIJUANA BRASSと離れた一人のミュージシャンとしても(改めて)高い評価を得たことで、自信を持って発表した作品である。で、本アルバムからもシングル・ヒットが生まれていて、'80'sに突入しても存在感を示すことになった。

収録曲は以下の全9曲である。『Kamali』『The Continental』『Reach For The Stars』『Interlude (For Erica)』『Red Hot』『Beyond』『That'S The Way Of The World』『Keep It Goin'』『The Factory』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。最初に、アルバム・タイトル・ナンバーの『Beyond』がシングル・カットされて、BillboardのHOT 100で最高位50位、ACチャートで39位、R&Bチャートでは44位を記録している。続いて『Kamali』が2nd.シングルとしてリリースされたが、こちらはR&Bチャートで64位を記録しただけであった。

お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーでもあるヒット・シングルの『Beyond』、シングル曲の『Kamali』、そして『Reach For The Stars』『The Factory』をピックアップしておく。

この時期には、フュージョンも市民権を得て完全に定着するようになっていたが、それには彼の功績が大きな影響を与えている。TIJUANA BRASSと一緒にやっていた時のサウンドとは異なって、フュージョンを牽引することになった'70's後半の彼のソロ作品であるが、それに一段と磨きが掛かることになり、クオリティの高い楽曲をたっぷりと堪能することが出来るアルバムとなった。(ただ、アルバムの完成度としては、前作「RISE」に半歩及ばないと言った方が良いですが...)

いずれにしても、'70's後半からのフュージョン・ブームを牽引した彼の'80's最初の作品であるだけに、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。(が、現在はちょっと入手しにくくなっているのが...)

 

ビヨンド

ビヨンド

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: CD



BEYOND / HERB ALPERT

BEYOND / HERB ALPERT

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CANYON RECORDS
  • メディア: CD


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HENRY MANCINI『ORIGINAL ALBUM CLASSICS』 [音楽(洋楽)]

blank_page表題のアルバムは2008年にリリースされた5枚組のCD-BOXである。このタイトルを見ると、彼の初期作品から選曲したベスト盤ではないか、と思ってしまうが、そうではなくて、彼の初期作品として人気の高い5枚のアルバムのセットである。(つまり、タイトルは捻りも無く、実にストレートに語っているのである。)ここに収録されている作品は、DISC 1からDISC 5の順番に「BREAKFAST AT TIFFANY'S」「COMBO!」「PETER GUNN」「MR. LUCKY」「THE PINK PANTHER」である。(基本的に、それぞれの作品のサントラ盤そのままのセットである。)

収録曲は、全部で77曲ということになるが、この数字は5枚のサントラ盤の収録曲数の合計でしか無いので、特に意味の持つ数字では無い。が、数字を分析すると、1作品あたり15曲強が収録されている計算になる。(単純平均。しかし、作品によって差があるので、平均を求めても、やはり、意味は無い...)

一応、各DISC(作品)の収録曲を記しておく。

DISC 1は「BREAKFAST AT TIFFANY'S」で、以下の21曲が収録されている。『Moon River』『Something For Cat』『Sally's Tomato』『Mr. Yunioshi』『The Big Blow Out』『Hub Caps And Tail Lights』『Breakfast At Tiffany's』『Latin Golightly』『Holly』『Loose Caboose』『The Big Heist』『Moon River Cha Cha』『Arabesque』『We've Loved Before (Yasmin's Theme)』『Ascot』『Dream Street』『Facade』『Something For Sophia』『We've Loved Before (Yasmin's Theme)』『Shower Of Paradise』『Bagdad On Thames』。

DISC 2は「COMBO!」で、以下の12曲が収録されている。『Moanin'』『Sidewalks Of Cuba』『Dream Of You』『Swing Lightly』『Castle Rock』『A Powdered Wig』『Playboy's Theme』『Tequila』『Far East Blues』『Charleston Alley』『Scandinavian Shuffle』『Everybody Blow!』。

DISC 3は「PETER GUNN」で、以下の16曲が収録されている。『Peter Gunn』『Sorta Blue』『The Brothers Go To Mothers』『Dreamsville』『Session At Pete's Pad』『Soft Sounds』『Fallout!』『The Floater』『Slow And Easy』『A Profound Gass』『Brief And Breezy』『Not From Dixie』『Walkin' Bass』『Blue Steel』『Spook!』『Blues For Mother's』。

DISC 4は「MR. LUCKY」で、以下の12曲が収録されている。『Mr. Lucky』『My Friend Andamo』『Softly』『March Of The Cue Balls』『Lightly Latin』『Tipsy』『Floating Pad』『One Eyed Cat』『Night Flower』『Chime Time』『Blue Satin』『That's It And That's All』。

最後のDISC 5は「THE PINK PANTHER」で、以下の16曲が収録されている。『The Pink Panther Theme』『It Had Better Be Tonight』『Royal Blue』『Champagne And Quail』『The Village Inn』『The Tiber Twist』『It Had Better Be Tonight』『Cortina』『The Lonely Princess』『Something For Sellers』『Piano And Strings』『Shades Of Sennett』『The Return Of The Pink Panther (Parts 1& 2)』『The Greatest Gift』『Here's Looking At You Kid』『Dreamy』。

いずれの作品も、彼の代表的な作品として知られていて、人気の高いものであるが、特にDISC 1やDISC 5は人気が高いことでしょう。(マニアにはDISC 3でしょうか...?)それだけに、この5作のサントラの全ては持っていなくても、一部は既に持っているという方も多いことでしょう。が、5枚をバラバラで購入するよりも、本セットで購入する方が低価格となっている(バラよりも本セットの方が高価になるのであれば、本セットは全く商品価値が無いことになってしまう...)ので、それなりのメリットはあることになる。(一応、人気作品で所有しているものは、その予備とするか、知人にあげてしまうというのもいいかと...)

ということで、入門者向けとして、またはプレゼント用として使うのに良いんじゃないですかね~(マニアであれば、既にバラで購入して所有しているでしょうから、特にメリットはないでしょうが...)

 

 

Original Album Classics

Original Album Classics

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA Victor Europe
  • 発売日: 2008/10/03
  • メディア: CD

↓映画DVD/BDをいくつか拾っておきます。


ティファニーで朝食を [Blu-ray]

ティファニーで朝食を [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
  • メディア: Blu-ray

MANCINI’S ANGELS

MANCINI’S ANGELS

  • 出版社/メーカー:
  • 発売日: 2010/06/30
  • メディア: DVD



CHARADE [DVD]

CHARADE [DVD]

  • 出版社/メーカー: ASP
  • メディア: DVD



THE PINK PANTHER ザ・ベスト・アニメーション <ピンク・パニック編> [DVD]

THE PINK PANTHER ザ・ベスト・アニメーション <ピンク・パニック編> [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
  • メディア: DVD



THE PINK PANTHER ザ・ベスト・アニメーション (ピンク・アニマル編) [DVD]

THE PINK PANTHER ザ・ベスト・アニメーション (ピンク・アニマル編) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD



ピンク・パンサー フィルム・コレクション [DVD]

ピンク・パンサー フィルム・コレクション [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD




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HENRY MANCINI『THE BEST OF HENRY MANCINI』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1997年にリリースされたベスト盤である。数多くの映画音楽のヒット曲を生んだ彼であるだけに、数多くのベスト盤がリリースされているのだが、本アルバムは、そんな彼のベスト盤の中でも、1枚ものでありながら内容が充実しているため、お手軽さと充実度が高いことからお薦めできるベスト盤である。(より高い内容のものを望むのであれば、複数枚のセットになったものを選ぶしかないですね...)

収録曲は以下の全24曲である。『Breakfast At Tiffany's』『Pink Panther Theme』『Days Of Wine And Roses』『Moon River』『A Shot In The Dark』『Love Story (Theme From)』『Raindrops Keep Fallin' On My Head』『Mr. Lucky』『Peter Gunn』『Experiment In Terror』『The Windmills Of Your Mind』『Dream A Little Dream Of Me』『Love Is A Many-Splendoured Thing』『By The Time I Get To Phoenix』『Charade (Opening Miles)』『The Shadow Of Your Smile』『Evergreen』『Midnight Cowboy』『Till There Was You』『The Summer Knows』『Baby Elephant Walk』『Hatari! (Theme From)』『Blue Satin』『Moment To Moment』。

数多くのヒット曲を生んだ彼であるだけに、代表曲と呼ばれる曲が多く、中にはそれらだけを収録したベスト盤もあるが、本アルバムではそれらの定番曲だけでなく、幅広く選曲されているだけに、入門者向けとしてはこれ以上はないと言えるだけのものにまとめられている。また、初心者でなくても、彼の曲をたっぷりと聴きたいという方にも、収録曲が多いので、これをランダムで選曲して再生させると、BGMとして使い応えのあるものとなる。

ただ、Billboardのチャート上では彼の最大のヒット曲(唯一の全米No.1獲得曲である)になった『Love Theme From Romeo And Juliet』が収録されていないのは面白いところでもある。(が、「ロミオとジュリエット」の主題歌は二ノ・ロータというイメージが強いだけに、主題歌とは別曲であるものの、初心者向けと考えると誤解を生まないように考慮したと思えますね。)

映画ファンだけでなく、幅広いところで聴いてもらいたいと思う内容のあるベスト盤である。是非、お手元に。

 

 ↓同名タイトルのベスト盤もあるので、ジャケットで判断しましょう!

Best of

Best of

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RCA Victor Europe
  • 発売日: 1997/11/17
  • メディア: CD




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