GEORGE DUKE『FROM ME TO YOU』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1977年に発表されたアルバムである。本アルバムが発表された当時は、世界的なディスコ・ブームが到来しようとしていた時期であって、様々なジャンルのミュージシャンたちがこぞってディスコ・サウンドのアルバムを発表して行くことになる。本アルバムは、ジャズ畑からフュージョンの方で活躍していた彼が、ソウル/ファンク色を強めてディスコ・サウンドに傾倒したアルバムである。
収録曲は以下の全10曲である。『From Me to You』『Carry On』『What Do They Really Fear?』『Scuse Me Miss』『You And Me』『Broken Dreams』『Up On It』『Seasons』『Down In It』『Sing It』。
お薦め曲は、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『From Me to You』と、『You And Me』『Seasons』『Sing It』をピックアップしておく。
特にこれというヒットにはならなかったが、ディスコ・サウンドに傾いた彼が、この後、ディスコ系サウンドからロック系サウンドまで幅広いジャンルの音楽を奏でるようになることを考えると、時代の波に乗ったチャレンジということで、こういうものも悪いものではない。また、発表から36年も経過した現在では、逆に彼のサウンドの変遷を知る上での貴重な資料にもなるアルバムになったと言える。
ということで、'70's終盤のディスコ・サウンドを聴きたいという方、そしてジョージのサウンドを聴きたいという方の両者にとっては、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つであるだけに、じっくりと楽しみましょう。
尚、現在では、本アルバムの次に発表したアルバム(やはり1977年の発表である。)と2枚組のセットになったものがリリースされているので、ディスコ系サウンドをたっぷりと楽しむことが出来るので、それに手を出すのも宜しいかと。(ただ、「2 in 1」ではないので、単体アルバムが2枚組となっているだけのものですが...)
↓次作とのセット
From Me To You/Reach For It + Bonus Track
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Beat Goes On
- 発売日: 2009/08/03
- メディア: CD