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乾電池の有効利用(その2) [生活の知恵]

「単三乾電池」を「単四乾電池」を使用する機器で使用する方法について記す予定でいたが、それに先立つ知識として、乾電池の容量と価格についてを確認しておくことにする。

尚、容量は一般的な値を用いることにするが、市販品の乾電池は工業製品の量産品であるため、その数値には多少のバラツキがあることも忘れないようにしましょう。また、客寄せ用の安売り品となっている三流メーカーの乾電池の場合は、とんでもなく容量が少ない場合があるので、ここでは対象外として、一流メーカーとされているメーカーのものを扱うことにする。(→何年前か忘れたが、Made in Chinaの三流メーカーのアルカリ電池(使用期限から逆算すると、製造されて間もないものであった。)8本を100円だったかか105円で買ったことがあるのだが、日本メーカーの電池の1/3ぐらいの時間でへたってしまった。尚、それは日本製のものと比べると、電池を手で持っただけで軽いと感じられた。→以後、三流メーカー品はいくら安くても買わないことにした。)

まずは電池の容量についてです。電池の容量の単位は「mAh」というものが使われているが、これは何mAの電流を1時間取り出すことが出来るという意味であって、それで定義される。例えば、「1000mAh」であれば、1000mA、則ち1Aの電流を1時間取り出すことが出来る容量という意味である。(当然のことながら、数値が大きい方が大容量ということになる。)また、これは同時に、500mA(=0.5A)の電流であれば2時間取り出すことが出来るという意味でもある。(尚、これから考えると、2000mAの電流を取り出そうとすると、0.5時間取り出せると思ってしまうが、こういうことにはならないところに注意が必要である。→ごく短時間では無限大に近い電流を取り出せるということにはならないですし、電流を多く必要とする機器は、電池サイズが大きいものを使っているが、これは供給電流を確保するためでもある。→「大は小を兼ねる」が、アダプターを使って単3を単1サイズにしても「小は大を兼ねない」ということでもある。)

では、アルカリ乾電池の場合の、電池サイズ毎の容量であるが、これは以下の通りが目安とされている。(電池の高性能化で、より数値が大きい方向に向かっている。)

単1形:12,500 ~ 17,000mAh
単2形:5,700 ~ 7,700mAh
単3形:2,000 ~ 2,700mAh
単4形:850  ~ 1,300mAh

尚、それぞれに於いて、ある程度の幅があるのは、同サイズに安価な一般の物、高性能の長寿命品などのグレードがあるためである。(三流メーカー品は、この下限値にも達していない(半分以下という場合も珍しくない。)ものも多々あるので、販売価格が安くても、それはお買い損であって、「安物買いの銭失い」ということになる。)

つまり、単4の容量を基準とすると、単3は2 ~ 2.4倍ぐらい、単2は6.5 ~ 8.5倍ぐらい、単1は 13 ~ 18倍ぐらいという計算になる。(サイズが大きい方が大容量というのは当たり前である。)

言い換えると、単4電池を使っているラジオの電池寿命が10時間であるとすると、そのラジオに(次回以降で述べる方法を用いて)、単3電池を使うと20~25時間ぐらい、単2だと65~85時間、単1だと130~180時間ぐらいが電池寿命ということになる。(正確に言うと、放送内容や再生音量によっても電池寿命は変化するのだが、その条件についてはここでは考えずに、ボリュームの位置は一定という条件とする。)

言い換えると、単1だと一組の電池を使い切る間に、単4を使うと13~18組の電池を必要とし、単3だと7~9組ぐらい、単2だと2~3組の電池が必要ということになる。

次に、電池の価格についてである。販売価格を調べるとなると、安く売っているところを探せば色々と出てくることになるが、それではきりがないので、メーカー希望小売価格を参考にする。で、2013年春に登場したSONYのSTAMINA Xの価格を参考価格として用いることにする。(あくまでも「市場推定価格」であって、実際はこれよりも少し安く購入出来ます。)

単1の4本が900円前後(2本が550円前後)、単2の4本が700円前後(2本が400円前後)、単3と単4は同価格で、4本が550円前後(8本が900円前後、20本が1600円前後)となっている。本数が多い方が1本当りの価格は安くなるが、一応、4本組の価格を使うことにする。で、単4を基準にすると、1本当りの価格は、単3は同額、単2は1.27倍、単1は1.65倍である。

これに、上記の容量(それぞれ上記の最小値側を用いることにする)を加味すると、単1を1組消費するのに、単2を使うと2組、単3だと6.5組、単4だと13組が必要となるため、単4の1組の価格をaとして、これを基準に計算すると、単4を使うと必要価格が13×a=13a、単3では6.5×a=6.5a、単2では2×1.27a=2.54a、単1では1×1.65a=1.65aということになる。つまり、サイズの大きい単1を使うのが最も安く済むことになる。(単4は単1の7.88倍になる。)

また、単3と単4を20本の価格を用いると、4本では320円前後ということになるため、単1と単2の価格比はそれぞれ2.8倍、2.2倍となり、単1を1組消費する際の必要価格は、単1が2.8a、単2が4.4aとなる。しかし、やはり単1が最も安く済むことに変わりない。

尚、Amazonなどでの販売価格を見てみると、同一メーカーの同じシリーズの電池のサイズ違いによる1本当りの価格は、単3と単4はほぼ同価格、単2は単4の2倍前後、単1は単4の2~2.5倍ぐらいになっている。つまり、この価格差でも、やはり単1が最も安く済み、単4が最も高くなる。

以上から、乾電池はサイズの大きい単1の方が、サイズの小さいものと比べて、電力は割安でえられるのである。

とは言っても、消費電力が小さい(液晶画面の無い)リモコンなどでは、単4でも数年は電池が持つことを考えると、ここに単1を使うとなると、計算上は数十年電池が持つことになり、それを行うのは非現実的である。(そのリモコンを使う機器の寿命が先に来るのは明らかである。)また、そういうリモコンでは、電子辞書などで使えなくなった乾電池を回すことで十分である。また、持ち運ぶことが多い機器(例えば、乾電池式の電気シェーバー、電動歯ブラシなど)では、電池が外部になるため、使いづらくなるという欠点がある。

では、サイズの大きい電池を使うのにはどういう機器が良いのであろうか。それはラジオである。(以前流行った大型ラジカセやCDラジカセなどではなく、ポータブル・ラジオである。)まもなく3年となる東日本大震災の時に改めてラジオの良い点が見直されたこともあって、電源に乾電池を用いるポータブル・ラジオは意外と身近なところにあるものである。

次回(半月後の予定 年度末で多忙につき、4月になってからの予定に変更)は、ラジオに使う乾電池の有効利用ということで記すことにします。

↓参考までにこれを拾っておきます。









残念、「三船祭」中止 [京都の話題]

京都の祭というと、「京都三大祭」と呼ばれている「葵祭」「祇園祭」「時代祭」が余りにも有名であるのはご存知の通りである。(観光客が多いのもやはりこの三大祭である。)

しかし、この3つ以外にも全国的にも有名な京都の祭はたくさんある。(ここに名前を記すことは省略する。)そんな中に、5月下旬(5月の第三日曜日)に行われる「三船祭(みふねまつり)」は、季節的にも良い時期に、有名観光地の嵐山の大堰川(おおいがわ)で行われるもので、平安時代の船遊びが再現されるものである。(実は、以外と歴史は浅く、1928年(昭和3年)に昭和天皇の即位を記念して、西暦898年に宇多上皇が大堰川に船を浮かべて遊んだ故事にちなんで行われるようになったものである。

また、行っているのは車折神社(くるまざきじんじゃ)である。)

また、三船祭は、平安朝の時代絵巻の再現ということもあって、優雅であり、とてものんびりとした雰囲気があって、三大祭りとは違った独特の味がある祭でもある。

その三船祭が、今年は中止されるというニュースが流れた。理由は、去年(2013年)の9月の台風18号による豪雨による被害を受けて、その神社施設の修理が進まないこと、及び経費捻出が出来ないからだという。確かに、あの時の豪雨はもの凄かったですね。何せ、あの有名な渡月橋が殆ど水没しようというまで川の水位が上がっていたり、嵐山の周辺は完全に冠水して沼地のようになってしまったのですからね。それだけの被害が出ていたら、復旧に多額のお金が必要というのは誰でも容易に分かる所である。

今年の三船祭が中止になるのは残念であるが、来年には復活させてもらいたいところである。

その一方で、行政(京都府、および京都市)は一体何をしているのかという怒りが自然とわき上がってくる。被災者の支援を行うのは当然であるが、「観光都市」としての発展を進めて行こうとしていることを考えると、観光資源でもある祭の支援をもっと積極的に行うべきであろう。

尚、今年は、三船祭が行われる5月下旬(第三日曜日)の前、4/6が投票日として京都府知事選挙が行われる。(現職で4選を目指す非共産政党支援の現職と、共産党推薦候補との一騎打ちになりそうだが、結果は見えているでしょう… また、投票率も下がるのも確実でしょう…)「」観光都市・京都」と掲げているのに、観光資源の祭への支援が十分ではないということになると、やはり一人の政治家として選挙のことの方が大事だと勘ぐってしまいたくなる。(現職の京都府知事は、現在は全国知事会会長でもあるだけに、普通以上に地元のことに力を入れて貰いたく思う次第である。)

京都の祭り暦 (Shotor travel)

京都の祭り暦 (Shotor travel)

  • 作者: 中田 昭
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/04
  • メディア: 単行本

四季を彩る京都お祭りガイド

四季を彩る京都お祭りガイド

  • 作者: レブン
  • 出版社/メーカー: メイツ出版
  • 発売日: 2004/07
  • メディア: 単行本


京都 和の色の歳時記 (楽学ブックス)

京都 和の色の歳時記 (楽学ブックス)

  • 作者: 吉岡 幸雄
  • 出版社/メーカー: ジェイティビィパブリッシング
  • 発売日: 2011/03/19
  • メディア: 単行本


きょうの京都―365日を楽しむカレンダー (みやこの御本) (みやこの御本)

きょうの京都―365日を楽しむカレンダー (みやこの御本) (みやこの御本)

  • 作者: 紫紅社
  • 出版社/メーカー: 紫紅社
  • 発売日: 2008/07/08
  • メディア: 単行本


京都の祭り (カラーブックス)

京都の祭り (カラーブックス)

  • 作者: 中田 昭
  • 出版社/メーカー: 保育社
  • 発売日: 1996/01
  • メディア: 文庫





↓「三船祭」を題材にした小説です。


京都三船祭り殺人事件 (講談社文庫)

京都三船祭り殺人事件 (講談社文庫)

  • 作者: 山村 美紗
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 文庫


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岡林信康『わたしを断罪せよ』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1969年8月に発表された彼の!st.アルバムである。彼は1968年にデビューをしているということで、2013年には『デビュー45周年』ということで、ベスト盤がリリースされたり、過去のアルバムが再発される等、昨年は何かと動きが多かった一年であった。そして今年は1st.アルバムがリリース45周年を迎えることになる。本アルバムは2013年にも再発されているが、「発表45周年」ということになるだけに、改めて聴いてみることをお薦めしたいアルバムでもある。

収録曲は以下の全10曲である。『今日をこえて』『ランブリングボーイ』『モズが枯木で』『お父帰れや』『山谷ブルース』『カム・トゥ・マイ・ベッド・サイド』『手紙』『戦争の親玉』『それで自由になったのかい』『友よ』。

この中の『山谷ブルース』『手紙』『友よ』の3曲は放送禁止となっており、また、デビュー当時の彼は他にも放送禁止曲がいくつかあるため、放送では聴くことの出来ないシンガーとしても有名になったが、それを象徴するアルバムでもある。→そういうことも彼を「フォークの神様」と祭りあげる一因になっている。

その他、彼の初期の代表曲でもある『それで自由になったのかい』も収録されているのもポイントの高い所である。

ということで、日本でもフォーク・ムーブメントという時代があったが、そこに大きな影響を与えることになる彼の記念すべきアルバムでもあるため、一度は聴いておくべきアルバムである。尚、「放送禁止曲」と言っても、卑猥なものではなく、また、反社会的なことを煽るようなものではないですよ。(ある意味では、放送局などのメディアが主義主張も無く「マスゴミ」(「マスコミ」ではない)であることを証明している証といえるのではないですかね…)

わたしを断罪せよ

わたしを断罪せよ

  • アーティスト: 岡林信康,サトウ・ハチロー,白井道夫,エリック・アンダースン,トム・パクストン,日高仁,ボブ・ディラン,中川イサト,谷野ひとし,長野隆,木田高介
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 1992/12/02
  • メディア: CD



わたしを断罪せよ(通常プラケース仕様)

わたしを断罪せよ(通常プラケース仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: FUJI
  • 発売日: 2013/03/20
  • メディア: CD



わたしを断罪せよ (紙ジャケット仕様)

わたしを断罪せよ (紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 株式会社ディスクユニオン
  • 発売日: 2008/08/22
  • メディア: CD


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HUMAN LEAGUE『HYSTERIA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1984年に発表された彼らの4枚目のスタジオ・アルバムである。また、1981年の前作『DARE!』が本国イギリスをはじめ、カナダ、スウェーデン、ニュージーランドなどで1位を獲得する大ヒットとなったのに続く、待望のアルバムとなったものである。(『DARE!』と本作との間には、ミニ・アルバムとTHE LEAGUE UNLIMITED ORCHESTRA名義のインスト・リミックス・アルバムがリリースされているので、3年ぶりという感覚は全くなかったですね。)

前作が彼らの最大のヒットになったアルバムであったので、それにはセールスもチャート成績も劣っているが、本作も本国イギリスでは最高位3位を記録し、スウェーデンで6位、ニュージーランドで9位、オランダで16位、カナダで43位、(西)ドイツで44位、アメリカで62位を記録している。

収録曲は、オリジナル盤では全10曲であったが、再発された時に5曲のボーナス・トラックが追加収録されて、現在では全15曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『I'm Coming Back』『I Love You Too Much』『Rock Me Again And Again And Again And Again And Again And Again (Six Times)』『Louise』『The Lebanon』『Betrayed』『The Sign』『So Hurt』『Life On Your Own』『Don't You Know I Want You』。(以下、ボーナス・トラック)『Thirteen』『The World Tonight』『The Lebanon(Extended Version)』『Life On Your Own(Extended Version)』『The Sign(Extended Version)』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。1st.シングルの『The Lebanon』はイギリスで11位、アイルランドで4位、ニュージーランドで13位、オランダで18位、アメリカで64位、カナダで78位を記録している。2nd.シングルの『Life On Your Own』はイギリスで16位、アイルランドで15位、ニュージーランドで45位を記録、3rd.シングルの『Louise』はイギリスで13位、アイルランドで7位を記録している。

お薦め曲は、シングル曲の『The Lebanon』と『Life On Your Own』、それ以外からは『I'm Coming Back』『Betrayed』『The Sign』をチョイスしておく。また、ボーナス・トラックのExtended Versionの3曲は聴き比べるというお楽しみもあるのは嬉しい所である。

'80's前半は正に彼らの全盛期であって、本アルバムのサウンドは'80'sテイスト満載で勢いに乗っている彼らをたっぷりと堪能出来るものとなっている。発表から30年が流れた現在では、そのシンセ・サウンドは陳腐化しているところもあるが、魂の方は全く色褪せてはいない。'80'sシンセ・サウンドをたっぷりと楽しめるアルバムでもある。完成度も高く、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。

Hysteria

Hysteria

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI Import
  • 発売日: 1998/12/15
  • メディア: CD



Hysteria

Hysteria

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Blue Plate Caroline
  • 発売日: 2005/09/06
  • メディア: CD


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乾電池の有効利用(その1) [生活の知恵]

身の回りには、乾電池を電源としているものが多数ある。最近では充電式電池を使っているものも多くなってきたが、テレビのリモコンを筆頭に、乾電池(単三や単四が主流)を使うものは多数ある。充電式電池の使用も増えているが、やはり安価で手軽に使うことの出来る乾電池の使用は多い。しかし、乾電池の有している電気容量を有効に使っているかとなると、疑問符が付くことになる。

特に、電子辞書、デジカメ、シェーバー、ポータブル・デジタル機器などで乾電池を使っている場合、それの機器では使えなくなった乾電池でも、懐中電灯、リモコン、(アナログ式)ラジオ、卓上時計などに回せば、十分使えるのである。(特別な使い方をするというのではなく、補助具を使用するものの、乾電池の正しい使用方法の範囲内に収まっている乾電池の利用である。)

これは、電子辞書などの機器は、ある程度の電流を消費するため、乾電池の容量を全て使い切る前(=終止電圧まで出力電圧が下がる前)に必要電流を取り出せなくなるので、残留容量がまだたっぷりとあるのに、電池切れとなって使えなくなってしまうためである。(機器によっては、残量が40%ぐらいあるにも関わらず使えないという場合もある。→デジタル機器の場合、残量が1/3ぐらいというのは一般的である。)

しかし、懐中電灯やリモコン、ラジオなどは、消費電流が少ないので、電子辞書では使えなくなった電池でも、十分な電流を取り出せるので、電池が終止電圧まで低下するまで、則ち、電池の容量をほぼ100%使うことが可能となり、乾電池を有効利用することが出来る。(当然、購入する乾電池の本数も減るので、省資源とお金の節約に繋がる。→乾電池メーカーの関係者には売上げ低下に繋がることになるが、「省資源」「有効利用」を考えれば、否定すれば環境に配慮しない化石人という烙印を押されることを受け入れなければならないでしょう。)

但し、注意点として、電子辞書などの前の機器での使用電池は、複数本をバラバラにしないで、その複数本全部を一組として、同時に使用することが原則である。(先が4本組みの場合、2本組み×二組とするのは良いが、一度本数を減らした組として使ったら、大元の4本一組に戻すのは厳禁である。また、2本組みを1本ずつのバラで使うのもOKだが、バラした後で元の組として使うことは厳禁である。)このルールを守らないと、乾電池が損傷して、液漏れ、更には爆発という可能性を生じることになって、機器の故障、破損に繋がる可能性が、新品電池を使う場合と比べて高くなる。

尚、これらは全て実施者の自己責任であるのは言うまでも無い。つまり、この記事を読んで真似をしたとしても、筆者は一切関知せず、その責任を持つことはしない。それによって起こった副次的な事象を原因とする事柄については、全ては真似て実施した人の自己責任である。

簡単に出来る場合は、電子辞書などの先の使用機器の乾電池と、懐中電灯やリモコンなどの後の使用機器の乾電池のサイズ(単三とか単四など)が同じ場合という場合である。(先の機器での電池を一組として使うことが前提であって、バラバラにして混ぜての使用は論外である。→車の運転に例えると、高速道はおろか、一般道を逆走するようなものと同じで、事故を起こして当然というレベルである。また、事故を起こしても自己責任であるのは言うまでも無い。)この時は、先の機器の電池をそのまま後の機器の電池として入れれば良い。但し、後の機器に新品電池を入れた初期状態よりは電池が弱っているのは言うまでも無い。

また、先が単四、後が単三のように、後の機器の電池サイズが大きい場合は、市販されている電池アダプターを用意すれば、電池を組として扱う範囲であれば、そのまま入れ替えれば良い。(後の機器に新品電池を入れた初期状態よりは電池が弱っているのは先と同じである。)

しかし、その逆で、電子辞書が単三、リモコンが単四というように、後の機器の電池サイズが小さい場合は、そのまま乾電池の流用をすることは出来ない。わざわざ、単三を使うリモコンのテレビを買うというのは非現実的である。(単三使用の懐中電灯を新たに買うのなら現実的な対応と言えるでしょうが。)

が、電気(弱電)の知識があったり、電気工作をしたことがあれば、単四電池の使用機器に単三電池を使う方法があり、どうしたらよいのか、容易に想到できるでしょう。(と言うか、思いついて当然だと思います。)

ちなみに筆者は、単三使用の電子辞書で使えなくなった乾電池を、単三使用のLED懐中電灯、単三使用のリモコンに回して使うこと(これは誰でもできること。)と、単四使用の(アナログ式)ラジオに回して使用している。

またその応用として、単一/単二電池を単三使用の(アナログ式)ラジオ、または単四使用の(アナログ式)ラジオに使うことも行っている。(この場合、新品の単一電池を投入する場合もあるのだが、新品投入は結果的に、乾電池の電池容量をより安価に購入する方法でもある。)

今回記すのはここまでとして、その内容などについては次(多分、半月後ぐらいになる予定。)以降に記すことにする。(電気工作の経験がある方だと、どういう方法なのか予想できることでしょうし、おそらくそれに間違いないでしょう。)で、次回は「単四使用機器で単三電池を使う方法」について記す予定です。

最後に再度断っておくが、その時に記す方法を真似ることは構いませんが、その際に生じた機器の故障や破損による損害、事故などの全ての副次的な事象に関しては、当方は一切関知せず、真似て実施した人の自己責任とすることを承認したと見做します。

一応、こういう物を拾っておきます。

オーム電機 フルサイズ電池アダプターOHM BT-Z1234A(03-5220)

オーム電機 フルサイズ電池アダプターOHM BT-Z1234A(03-5220)

  • 出版社/メーカー: オーム電機
  • メディア: エレクトロニクス















《8個セット》単1電池アダプター

《8個セット》単1電池アダプター

  • 出版社/メーカー: ONAN
  • メディア: エレクトロニクス



《10個セット》単2電池アダプター

《10個セット》単2電池アダプター

  • 出版社/メーカー: ONAN
  • メディア: エレクトロニクス


HUMAN DRAMA『FEEL』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1989年に発表された彼らの1st.アルバムである。ゴシック調のサウンドを奏でた彼らの結成は1985年であったが、レコード・デビュー(しかもメジャー・レーベルであるRCAからのリリースである。)は1988年で、4曲入りのミニ・アルバムを発表した。本アルバムはそれに続く待望のフル・サイズのアルバムとして発表されたものである。(但し、ギターのみメンバー・チェンジが行われている。)プログレの延長線上に位置づけられる独特のサウンドを堪能することが出来るアルバムである。

収録曲は以下の全10曲である。『Death Of An Angel』『Never Never』『I Could Be A Killer』『Tumble』『Through My Eyes』『The Waiting Hour』『Dying In A Moment Of Splendor』『Heaven On Earth』『Old Man』『There Is Only You』。

尚、この中の『Old Man』は前年のミニ・アルバムにも収録されていた楽曲でもある。(その他の9曲はミニ・アルバムには収録されていなかった。)

お薦め曲として、『Death Of An Angel』『Never Never』『Heaven On Earth』『Old Man』の4曲をチョイスしておくことにする。

特にヒットすることもなく、セールスの法もさっぱりだったことで、彼らはRCAとの契約は本アルバムまでで解除されることになり、泣かず飛ばすという状態が本アルバムの後も暫く続くことになる彼らは、'90's中盤ごろから評価されるようになり、その時になって本アルバムも注目されるようになって評価されたという作品である。それだけに、本アルバム発表時('80's最終盤)には早すぎたサウンドであったということも出来る。(但し、'90'sらしいサウンドであるとは思えず、'70'sのプログレっぽいサウンドなんですが…)

プログレがお好きという方であれば、歓迎されるサウンドであるが、それ以外の方にも一度は耳を傾けておいてほしいと思うアルバムである。ただ、本アルバムは余りにもマイナーな存在であるだけに、入手しようと思うと、ちょっと苦労するかもしれないでしょうね...(が、そういう苦労があって入手したアルバムというのは、耳を傾けてみるとビビッとくることが多いのも事実です。)

 

 

Feel

Feel

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Hollows Hill
  • 発売日: 2008/04/08
  • メディア: CD


 


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HUEY 'PIANO' SMITH『HAVING A GOOD TIME』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1959年に発表されたアルバムである。彼は、ジャズ発祥の地として知られているニューオーリンズの出身であって、ニューオーリンズのジャズを支えるピアニストとして活躍した一人である。本アルバムは、彼のキャリアに於いては初期ということになるが、明るいサウンドで、音を楽しむという『音楽』の基本をたっぷりと取り込んでいるアルバムであって、発表から半世紀以上が流れた現在でも、そのテイストは全く色褪せることなく、たっぷりと楽しむことが出来るアルバムである。

収録曲は以下の全24曲である。『Rockin' Pneumonia And The Boogie Woogie Flu (Part 1)』『Rockin' Pneumonia And The Boogie Woogie Flu (Part 2)』『Little Liza Jane』『Everybody's Whalin'』『Free, Single And Disengaged』『Just A Lonely Clown』『Don't You Just Know It』『High Blood Pressure』『We Like Birdland』『Havin' A Good Time』『Don't You Know Yockomo』『Well I'll Be John Brown』『Would You Believe It (I Have A Cold)』『Genevieve』『Tu-Ber-Cu-Lucas And The Sinus Blues』『Dearest Darling』『Beatnik Blues』『For Crying Out Loud』『She Got Low Down』『Mean Mean Man』『Pop-Eye』『Scald-Dog』『Little Chickee Wha Wha』『I Think You're Jiving Me』。

お薦め曲は、これだけの収録曲があるとたくさんあるが、その中から1957年にR&Bチャートで5位を記録していて、彼の代表曲の一つとなっている『Rockin' Pneumonia And The Boogie Woogie Flu』だけを(当たり前であるが)ピックアップすることにしておく。(他の曲がダメというのではなく、この曲の出來が良すぎるので、聴いておかないと損をする、という意味合いである。)

ジャケットの雰囲気も'50'sらしい独特のクラシックなものが漂っていて、そこが魅力の一つになっていることも言えるが、こういうクラシック・ジャズに触れるのも宜しいかと…

 

Having a Good Time

Having a Good Time

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Westside UK
  • 発売日: 1998/04/21
  • メディア: CD


ハヴィング・ア・グッド・タイム

ハヴィング・ア・グッド・タイム

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pヴァイン・レコード
  • 発売日: 2007/09/21
  • メディア: CD




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大瀧詠一『EACH TIME 30th Anniversary Edition 』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2014年3月21日発売予定となっているアルバムである。「30th Anniversary Edition」とあることから、言うまでもなく1984年3月21日にリリースされたアルバムの発表30周年を記念してのものである。(2013/12/30に大瀧詠一は急逝したが、リマスタリングなどの作業は全て終えているため、現時点では予定通りリリースされることになっている。)また、2004年3月21日には、「20th Anniversary Edition」がリリースされていることでも知られている。(「20周年記念盤」は1枚もののアルバムとして、全14曲の収録であったが、「30周年記念盤」は2枚組となり、カラオケ盤とセットになるということである。)

このアルバムのオリジナル盤は1984年に発表されたが、彼のソロ・アルバムの中では唯一のオリコンで1位を獲得したアルバムである。それだけに、彼の代表作とされて人気の高い1981年に発表された「A LONG VACATION」と共に、彼の代表作として広く知られているアルバムである。

収録曲はリリースされた時期によって一部が異なっている。1984年のオリジナル盤(LP)では以下の全9曲である。『魔法の瞳』『夏のペーパーバック』『木の葉のスケッチ』『恋のナックルボール』『銀色のジェット』『1969年のドラッグレース』『ガラス壜の中の船』『ペパーミント・ブルー』『レイクサイド ストーリー』。

1989年に初CD化された時の収録曲は以下の全9曲である。(2曲の差し替えと曲順変更が行われている。)『1969年のドラッグレース』『Bachelor Girl』『ペパーミント・ブルー』『恋のナックルボール』『銀色のジェット』『夏のペーパーバック』『木の葉のスケッチ』『フィヨルドの少女』『レイクサイド ストーリー』。

2004年の「20周年記念盤」では以下の全14曲の収録である。『夏のペーパーバック』『Bachelor Girl』『木の葉のスケッチ』『恋のナックルボール』『銀色のジェット』『1969年のドラッグレース』『ガラス壜の中の船』『ペパーミント・ブルー』『魔法の瞳』『レイクサイド ストーリー』『フィヨルドの少女』『Cider '83』『恋のナックルボール(1st Recording Version)』『マルチスコープ』。

2014年リリースの「30周年記念盤」は曲順変更もあり、「Final Complete EACH TIME」となるということがアナウンスされているので、収録曲は2004年の「20周年記念盤」を基本として、更にボーナス・トラックを含む曲の追加があるものと思われる。

また、1986年には「Complete EACH TIME」として、1984年のオリジナル盤に『Bachelor Girl』と『フィヨルドの少女』を加えた全11曲収録のものもリリースされている。

尚、お薦め曲としてチョイスすれば、結局のところ「全部」ということになってしまうので、「お薦め曲」としてのチョイスはしないことにしておく。

いくつかのバージョンがあるが、特にコレクターズ・アイテムとして、1984年のオリジナル盤LPと、1986年の「Complete EACH TIME」(LP)は持っておきたいところである。(CDと違って、LPジャケットは存在感があるだけに、LPを聴くことが出来なくても、部屋のインテリアとして飾っておくことも出来るので、LPで所有しておくべきである。)

「30周年記念盤」については、現時点では収録曲/曲順などの不明点もあるが、これまでにリリースされたものの最終形態になることを思えば、迷うこと無く「聴くべし」というアルバムになる。是非ともライブラリーに加えましょう!!

 

 

EACH TIME 30th Anniversary Edition

EACH TIME 30th Anniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 2014/03/21
  • メディア: CD



↓「30周年記念盤」以外も拾っておきます。

EACH TIME 20th Annniversary Edition

EACH TIME 20th Annniversary Edition

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2004/03/21
  • メディア: CD



EACH TIME

EACH TIME

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1991/03/21
  • メディア: CD


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