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オフコース『Three and Two』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1979年10月に発表された彼らの7枚目のスタジオ・アルバムである。また、メンバーが5人になってからは初めてのアルバムである。また本アルバムには未収録であるが、シングル『さよなら』が大ヒットを記録したことで、彼らの人気も完全に定着することになったアルバムでもある。尚、チャート成績はオリコンで最高位2位を記録している。

収録曲は以下の全9曲である。『思いのままに』『恋を抱きしめよう』『その時はじめて』『歴史は夜つくられる』『愛を止めないで』『SAVE THE LOVE』『汐風のなかで』『愛あるところへ』『生まれ来る子供たちのために~「いつもいつも」』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバム・リリースの9ヶ月前にリリースされた『愛を止めないで』(オリコンで最高位31位を記録)と、'80年3月にトングルカットされた『生まれ来る子供たちのために』(オリコンで最高位48位を記録)の2曲である。尚、『恋を抱きしめよう』は'79年6月にリリースされたシングル『風に吹かれて』のB面曲であり、『汐風のなかで』は'79年12月にリリースされたシングル『さよなら』のB面曲である。(この2曲のシングルA面曲はアルバム未収録曲である。)

お薦め曲は、お馴染みの曲である『愛を止めないで』と『生まれ来る子供たちのために~「いつもいつも」』、更に『恋を抱きしめよう』『歴史は夜つくられる』『愛あるところへ』をピックアップしておく。

サウンドの方はロック色が出てきて、5人組のバンドになったという所がよく出ているアルバムになっている。また、'80'sという新しい時代が目の前になった時期に発表されているが、新しい時代の到来を感じされるだけの充実したアルバムである。

また、本アルバムのヒットによって彼らはいよいよ黄金期を迎えることになって、多くのヒット曲を連続して発表していくことになる。それだけに、彼らのアルバムの中でも重要なアルバムである。捨て曲も無く、内容も非常に充実しているだけに、彼らを聞く場合は絶対に外せないアルバムである。じっくりと聴いておきましょう!

 

Three and Two

Three and Two

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

Three and two(紙ジャケット仕様)

Three and two(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『FAIRWAY』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1978年10月に発表された彼らの6枚目のアルバムである。前作でバンド「オフコース」の5人のメンバーは勢揃いしていたものの、正式メンバーとはなっておらず、(正式に5人組となるのは1979年8月である。)本アルバムもその状態であったが、本作は実質的には5人組バンドになってのアルバムである。但し、公式にはデュオ「オフコース」としての最後のアルバムということになっている。また、同時に彼らのアルバムとしては初めてオリコンでTOP 10入りを果たしたアルバムとなった。(最高位は8位である。)

収録曲は以下の全10曲である。『あなたのすべて』『美しい思い出に』『いつもふたり』『』『この空にはばたく前に』『夏の終り』『季節は流れて』『失恋のすすめ』『去っていった友へ -T氏に捧げる-』『心さみしい人よ』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバムから二ヶ月半先行してリリースされた『あなたのすべて』である。(B面曲はアルバム未収録の『海を見つめて』であった。)オリコンで最高位82位を記録していて、このシングルから彼らのシングル曲は連続してオリコンのシングル・チャートに必ずランクインするようになった。

お薦め曲は、シングル曲の『あなたのすべて』と、『美しい思い出に』『夢』『夏の終り』『季節は流れて』という所をピックアップしておく。

サウンドの方はロックの色が出てきていて、サウンドが変わっている。(但し、完全にロックに変わった訳では無い。)「ロック色」というのはAORと言った方が良いが、'70's後半という時期は、AORの人気に火が付いた時期でもあって、その意味では流行のサウンドを取り入れたと言っても良い。(安易な迎合ではないのは彼ららしいところである。)そして、そのサウンドが受け入れられて、いよいよオフコースはヒット・メーカーとして羽ばたいていくことになる。それだけに、しっかりと聴いておくべきアルバムである。

 

FAIRWAY

FAIRWAY

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

FAIRWAY(紙ジャケット仕様)

FAIRWAY(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『JUNKTION』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1977年9月に発表された彼らの5枚目のアルバムである。(それまでは「オフ・コース」名義であったが、「オフコース」名義となった最初のアルバムである。)それまではデュオであったが、バンドとしての5人のメンバーが顔を揃えていると言うことで、いよいよ「オフコース」として動き出したアルバムとなった。(一応、デュオ時代は「オフ・コース」ということで「・」が入ると言うことで区別する。)本アルバムは、オリコンで最高位21位を記録して、彼らが広く知られるようになったアルバムでもある。

収録曲は以下の全9曲である。『INVITATION』『思い出を盗んで』『愛のきざし』『潮の香り』『秋の気配』『変わってゆく女』『あなたがいれば』『恋人よ そのままで』『HERO』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバムから一ヶ月先行リリースとなった『秋の気配』(B面曲は『恋人よ そのままで』である。)である。
お薦め曲は、シングル曲の『秋の気配』、それ以外からは『潮の香り』『変わってゆく女』『あなたがいれば』、そしてラストを締めくくる7分半弱の大作『HERO』をピックアップしておく。

シンプルでアコースティックな所と、バンドとしてしっかりと練り上げられた所とが同居していて、どっちつかずという所も多少出ているものの、その微妙なバランスがまた魅力になっている。そして、何と言ってもデュオとしての時と比べて、音楽をより楽しんでやっている所も伝わってくる。そして、これが余計な力が抜けることに繋がっていて、アルバムとしても肩を張らずに聴くことが出来るのが良いところである。

兎に角、ゴチャゴチャしたものではなく、聴きやすいということ、そして「音を楽しむ」という「音楽」の原点が出ているだけに、とても聴きやすいものに纏まっている。

彼らの新たな船出となったアルバムでもあるだけに、しっかりと聴いておきたいアルバムの一つである。

 

JUNKTION

JUNKTION

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

JUNKTION(紙ジャケット仕様)

JUNKTION(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『SONG IS LOVE』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1976年11月に発表された彼らの4枚目のアルバムである。尚、発表当時は「オフ・コース」名義であったが、「オフ・コース」名義のアルバムとしてはこれが最後である。前作からプロデュースを行った武藤敏史の芳伸も会って、小田、鈴木の2人もプロデュースを行うことになったアルバムであり、彼らのキャリアの上でも大きなポイントとなるアルバムである。(セールスということではまだまだでしたが...)

収録曲は以下の全12曲である。『ランナウェイ』『ピロートーク』『こころは気紛れ』『ひとりで生きてゆければ』『ひとりよがり』『青春』『めぐる季節』『おもい違い』『青空と人生と』『恋はさりげなく』『冬が来るまえに』『歌を捧げて』。

この中からシングル・カットされたのは3曲である。アルバムよりも半年先に、彼らの8枚目のシングルとしてリリースされたのが『ひとりで生きてゆければ』である。そして、アルバムの一ヶ月前に先行シングルとしてリリースされたのが『めぐる季節』(B面曲は『ランナウェイ』)である。そして、アルバムから3ヶ月後に『こころは気紛れ』が再録音されてシングルとしてリリースされた。(このシングルが「オフ・コース」名義の最後の作品で、それ以降は「オフコース」名義となる。)

お薦め曲は、シングル曲の『めぐる季節』と『こころは気紛れ』、それ以外からは『青春』『冬が来るまえに』『歌を捧げて』をピックアップしておく。
彼らのキャリアの上では、様々な区切りとなったり、新たな船出をしたアルバムと言うことになるが、サウンドを含め、あらゆる点で、区切りと旅立ちが絡んでしまったこともあって、どっちつかずというアルバムになって締まったのが残念である。(実際、次作でブレイクするだけに、ブレイク前の最後のアルバムとして、目立たない存在になってしまった...)

確かに、絶対的なこれという曲は無いが、また、絶対的にダメというハズレの曲も無く、粒ぞろいの佳作が集まった内容となっている。(悪く言えば、どんぐりの背比べと言うことになりますけど...)一応、彼ららしい所もあり、ブレイク前の隠れた名曲もあるというアルバムである。ということで、やはり聴いておきたいアルバムの一つである。

 

SONG IS LOVE

SONG IS LOVE

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

SONG IS LOVE(紙ジャケット仕様)

SONG IS LOVE(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『ワインの匂い』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1975年12月に発表された「オフ・コース」名義の3枚目のアルバムである。(自作が「オフ・コース」名義で、5枚目のアルバム以降が「オフコース」名義となる。)プロデューサが変わり、また、彼らのアルバムとして初めてチャートインを記録したアルバムである。(オリコンで最高位62位を記録している。)

収録曲は以下の全12曲である。『雨の降る日に』『昨日への手紙』『眠れぬ夜』『倖せなんて』『ワインの匂い』『あれから君は』『憂き世に』『少年のように』『雨よ激しく』『愛の唄』『幻想』『老人のつぶやき』。

この中からシングル・カットされたのは、アルバム・タイトル・ナンバーでもある『ワインの匂い』であって、アルバムと同時リリースであった。また、オリコンでは最高位48位を記録している。(B面曲は『昨日への手紙』であった。)また、この曲は1980年に西城秀樹がカヴァーして、オフ・コース以上のヒット(オリコンで最高位10位)を記録しているが、オフコースの定番曲の一つになった曲の一つである。

お薦め曲は、シングル曲の『眠れぬ夜』、アルバム・タイトル・ナンバーの『ワインの匂い』、更に『あれから君は』『愛の唄』『幻想』という所をピックアップしておく。

サウンドの方は豊になったが、それと同時にハートフルな優しさにも満ちあふれた優しいアルバムである。ピュアであり、繊細であり、S&Gやカーペンターズにも繋がる様なところがたっぷりと出ている内容である。実に詩的であって、現在でも時々聴きたくなる純粋さがある。

派手な所はないが、心に染みこむアルバムであるだけに、じっくりと聴いておくべきアルバムである。彼らの初期作品の中では絶対に外せないアルバムの一つである。

 

ワインの匂い

ワインの匂い

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

ワインの匂い(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1974年5月に発表された彼らの2nd.アルバムである。(この当時は「オフ・コース」名義である。)前作のシンプルなアコースティック・アルバムから発展して、セッション・ミュージシャンたちが参加して、デュオからバンドへといったサウンドに変化を見せたアルバムである。(ただ、全曲がそういう訳ではなく、シンプルな楽曲も一部収録されている。)

収録曲は以下の全12曲である。『プロローグ』『すきま風』『はたちの頃』『日曜日のたいくつ』『別れの情景(1)』『別れの情景(2)~もう歌は作れない』『新しい門出』『あの角をまがれば』『若すぎて』『のがすなチャンスを』『首輪のない犬』『わが友よ』。

この中からシングル・カットされたのは『もう歌は作れない』であって、アルバム・リリースよりも一ヶ月早くリリースされているが、特にヒットを記録していない。また、B面曲は『はたちの頃』であった。尚、やはり小田和正がソロになった後でセルフカヴァーをしている曲でもある。

お薦め曲は、シングル曲の『もう歌は作れない』、そして『すきま風』『はたちの頃』『日曜日のたいくつ』『わが友よ』という所をピックアップしておく。

アルバムとしては特にヒットをした訳では無いが、初期のシンプルなサウンドと、ブレイクしてからのサウンドとの両方の彼らを聴くことが出来る内容のアルバムとなっている。(その分、悪く言うと、発展途上の中途半端なアルバムということにもなってしまう。→新しい試みと従来のパターンの両者が折衷しているということから、中途半端さが感じられる、ということである。とは言っても、フォーク全盛期から時代が変わり始めていた時期であり、当時としては新しい試みに取り組んだことは評価されている。)

初期作品の中に埋もれてしまう傾向の強いアルバムであるが、彼らの軌跡を辿っていく場合、サウンドに変化を示したアルバムでもあるだけに、やはり聴いておきたいアルバムであることに変わりない。それにしても、若いですね~(当たり前ですけど...)

 

この道をゆけば

この道をゆけば

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2(紙ジャケット仕様)

この道をゆけば/オフ・コース・ラウンド2(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD

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オフコース『僕の贈りもの』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1973年6月に発表された彼らの1st.アルバムである。尚、本アルバム発表時のグループ名は「オフコース」ではなく「オフ・コース」を用いていた。チャート上では特に大きなヒットを記録していないが、彼らの記念すべき最初のアルバムであることに変わりない。

収録曲は以下の全11曲である。『僕の贈りもの』『よみがえるひととき』『彼のほほえみ』『水曜日の午後』『地球は狭くなりました』『でももう花はいらない』『歩こう』『ほんの少しの間だけ』『貼り忘れた写真』『静かな昼下がり』『さわやかな朝をむかえるために』。

この中からシングル・カットされたのは『僕の贈りもの』であるが、アルバム・リリースよりも3ヶ月半前にシングル・リリースされている。尚、この曲は彼らの4枚目のシングル曲である。また、この曲は1988年に作者である小田和正がセルフカヴァーして、小田のシングルとしてもリリースされている曲である。

お薦め曲は、CMソングにも鳴ったシングル曲の『僕の贈りもの』、それ以外からは『よみがえるひととき』『水曜日の午後』『ほんの少しの間だけ』をピックアップしておく。

サウンドの方はピアノとギターというアコースティックでシンプルなものをベースにしたものであって、派手な所は無い。しかし、そのシンプルさの中に詩的な美しい描写が見られ、ジャケット同様にとても印象的な世界を構築している。

全体的におとなしく纏まっているアルバムであるが、優しさをたっぷりと感じられるアルバムであって、ハートフルな心温まる佳作である。じっくりと聴きたいアルバムの一つである。

 

僕の贈りもの

僕の贈りもの

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2009/01/21
  • メディア: CD

僕の贈りもの(紙ジャケット仕様)

僕の贈りもの(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/03/24
  • メディア: CD
僕の贈りもの

僕の贈りもの

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/06/27
  • メディア: CD

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江利チエミ『Chiemi + Jazz』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2012年3月に発表された彼女の代表的な曲を集めたベスト・アルバムである。選曲はオーソドックス過ぎるものであるが、目玉となる新たな曲が収録されている所が嬉しい所である。(初CD化という曲が今になってあるというのも凄いところである。)

収録曲は以下の全26曲である。『テネシー・ワルツ』『家へおいでよ』『ガイ・イズ・ア・ガイ』『セントルイス・ブルース』『いつか何処かで』『虹のかなたに』『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』『ラブ・ミー・オア・リーヴ・ミー』『スワニー』『セプテンバー・ソング』『サイド・バイ・サイド』『オン・ザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート』『恋人よわれに帰れ』『ビギン・ザ・ビギン』『アイ・ラブ・パリ~私はご満足』『一晩中踊れたら』『ペーパー・ムーン』『レット・ミー・コール・ユー・スイート・ハート』『ナイト・アンド・デイ』『恋はフェニックス』『アルフィー』『ブルー・ムーン』『ダウン・バイ・ザ・レイジー・リヴァー』『スターダスト』『テネシー・ワルツ』『ロック・アラウンド・ザ・クロック(Live)』。

ジャズの定番曲をたっぷりと、しかも約77分という時間はCDの収録上限時間に近いものである。(2分ぐらいの曲があと1曲収録できる程度である。)そして注目となるのは、キング・レコード初のテープ録音という2曲目の『家へおいでよ』と25曲目の『テネシー・ワルツ』、そして、初CD化された幻のライヴ・テイクである26曲目(=ラストの曲)の『ロック・アラウンド・ザ・クロック(Live)』である。

これまでにも数多くのベスト盤がリリースされていて、BOXセットもリリースされている彼女であるだけに、2012年になって、これだけ内容のある1枚もののベスト盤がリリースされるというのは奇跡に近いものがある。ということなので、これは手元に置いておきたいベスト盤である。(彼女の入門者にももってこいである。)

 

「Chiemi + Jazz」(チエミ+ジャズ)

「Chiemi + Jazz」(チエミ+ジャズ)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2012/03/07
  • メディア: CD


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江利チエミ『SP盤再録による江利チエミヒットアルバム』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは2001年10月にリリースされたベスト盤である。タイトルに売るように、SPレコードとしてリリースされたものを音源としていて、それを収録したものである。(基本的に、1950年代前半の音源ということになる。)

収録曲は以下の全18曲である。『テネシー・ワルツ』『家へおいでよ』『ツゥー・ヤング』『ビビディ・ボビディ・ブー』『チャタヌギ・シュー・シャイン・ボーイ』『ブルー・ムーン』『アゲイン』『ガイ・イズ・ア・ガイ(男というものは)』『ティー・フォー・ツー』『ユー・ビロング・ツー・ミー』『歩いて帰ろう』『思い出のワルツ』『サイド・バイ・サイド』『君呼ぶワルツ』『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』『ヴァイア・コン・ディオス』『ペイパー・ムーン』『アンナ』。

洋楽のヒット曲のカヴァーが中心となっているが、当時はそういう曲を歌うことが基本となっていたためであり、選曲と言うことでは時代を感じるところがある。が、そういうことで多くのジャズの名曲が紹介されることになったのも事実である。で、彼女の代表曲となる『テネシー・ワルツ』でマクを開けて、『家へおいでよ』『ツゥー・ヤング』…、という定番曲をたっぷりと堪能できるのは嬉しい所である。定番過ぎるが、そのため、聴き慣れた方にも、また初心者にも入門用として聴くことが出来るだけに、実に追いしてベスト盤と言うことが出来る。

また、本アルバムの音源がSPレコードと言うこともあってか、全体的に(ヒス)ノイズも聞こえるのだが、このことが逆に「SP盤」を聴いているような気にさせてくれて、同時に当時の雰囲気を出す演出に感じられる。(そのため、ノイズは全く気にならない。)→S/Nだけが全てではないということを感じさせてくれるところである。

SP音源と言う珍しさもあるだけに、コレクターであればライブラリーに是非というアルバムの一つである。

 

SP盤再録による江利チエミヒットアルバム Vol.1

SP盤再録による江利チエミヒットアルバム Vol.1

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • 発売日: 2001/10/03
  • メディア: CD


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遠藤響子『ホッチキス』 [音楽(特撮/邦楽)]

表題のアルバムは1999年1月に発表されたアルバムである。それまでは「遠藤京子」名義で音楽活動(シンガーソングライターとしてだけでなく、ソングライターとして楽曲提供を行っている。)をしていた彼女であるが、前年に「遠藤響子」と改名し、この名義では初めてとなったアルバムである。ピアノの弾き語りによるアルバムであって、じっくりと聴かせてくれる内容となっている。

収録曲は以下の全14曲である。『あなたの孤独』『私の恋人』『走れ走れ』『取扱注意』『ここにいる』『花束』『忘れておしまい』『ひとつの思い』『ホワイトガール』『B・C・H~baby come here~』『雨よふれ』『ひとり』『Sweet home』『哀しいダンス』。

この中からシングル・カットされたのは『走れ走れ』であるが、シングル・リリースは1999年11月ということで、アルバム・リリースから10ヶ月後のことであった。(某アニメのエンディング曲として使われました。)

お薦め曲は、『私の恋人』『ここにいる』『花束』『雨よふれ』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、内容が良いだけでなく、録音が素晴らしいことでも知られているアルバムである。(ピアノの弾き語りの録音というのは難しいものの一つである。)そのため、本アルバムは、ピアノを録音したアルバムとしても引き合いに出されることが多く、それによって彼女の歌声を耳にすることもよくあるアルバムである。(そういうことで、本アルバムの一部は耳にしたことがあるという方が多いでしょうね。)しかし、そういうアルバムに限って、全部を聴いたという人は少なかったりする。また、録音が優秀ということから手元に置いてあるが、意外と聴かないということもある。

本アルバムは、楽曲も良く、彼女の繊細なボーカルも素晴らしいだけに、「優秀録音盤」として眠ってしまうには余りにも惜しいものの一つである。

優秀録音盤を入手すると言うことからでも良いが、じっくりと聴いておきたいアルバムの一つである。

 

ホッチキス

ホッチキス

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1999/01/21
  • メディア: CD

ホッチキス(紙ジャケット仕様)

ホッチキス(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Pure Mode Records
  • 発売日: 1999/01/21
  • メディア: CD

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