FINE YOUNG CANNIBALS『FINE YOUNG CANNIBALS』 [音楽(洋楽)]
表題のアルバムは1985年に発表された彼らのデビュー・アルバムである。1988年の2nd.アルバム(同時に彼らのラスト・アルバムでもある。)が英米豪加などでNo.1ヒットとなったことで知られている彼らであるが、デビュー・アルバムである本アルバムも十分なヒットとなって、'80'sらしいポップなダンス系ナンバーは、現在でも音楽シーンに影響を与えていることで知られている。本アルバムはそんな彼らの記念すべきデビュー・アルバムである。
チャート成績は、本国イギリスとニュージーランドで最高位11位を記録、スイスで17位、カナダで21位、アメリカでは49位を記録している。
収録曲は以下の全10曲である。『Johnny Come Home』『Couldn't Care More』『Don't Ask Me To Choose』『Funny How Love Is』『Suspicious Minds』『Blue』『Move To Work』『On A Promise』『Time Isn't Kind』『Like A Stranger』。
この中からシングル・カットされたのは全部で4曲である。デビュー・シングルでもある『Johnny Come Home』はイギリスとアイルランドで最高位8位、豪州で14位、アメリカでは76位を記録するヒットになった。(Billboardのダンス・チャートでは9位を記録している。)2nd.シングルの『Blue』は豪州で13位、イギリスで41位を記録、3rd.シングルの『Suspicious Minds』は豪州で6位、イギリスで8位、アイルランドで9位を記録、44t.シングルの『Funny How Love Is』はアイルランドで27位、イギリスで58位、豪州で97位を記録している。
お薦め曲は、シングル・ヒットを記録している『Johnny Come Home』『Blue』『Suspicious Minds』『Funny How Love Is』と、『Like A Stranger』をピックアップしておく。
サウンドは'80'sのものであるが、3人組ということもあって、比較的シンプルな構成の楽曲が中心となっていて、聴きやすさがある。また、ボーカル・アルバムとしてもなかなか良く出来ていて、聴かせてくれる曲もある。ということで、たっぷりと楽しむことの出来るアルバムである。