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GOLDEN EARRING『JUST EARRINGS』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1965年に発表された彼らの1st.アルバムである。「オランダのストーンズ」と呼ばれている彼らのバンド結成は1961年(レコード・デビューは1965年である。)であり、現在も現役バンドとして活動を続けている超ベテラン・バンドであるのはご存知の通りである。(ただ、本国オランダはともかく、英米などに広く知られるようになるには、かなりの時間を要したというのもご存知の通りである。)とはいっても、本アルバムは彼らにとっても記念すべき1st.アルバムであるが、結成から半世紀以上、デビューからも48年になる彼らであるだけに、この点でも意味のあるアルバムになっているのは言うまでも無い。ただ、チャート成績の方は、本国オランダですらチャートインを記録していないのですがね...

収録曲はオリジナル盤では全12曲の収録であったが、CD化された時に6曲のボーナス・トラックが追加されて、現在は全18曲の収録となっている。収録曲は以下の通りである。『Nobody But You』『I Hate Saying These Words』『She May Be』『Holy Witness』『No Need To Worry』『Please Go』『Sticks And Stones』『I Am A Fool』『Dont Stay Away』『Lonely Everyday』『When People Talk』『Now I Have』。(以下、ボーナス・トラック)『Chunk Of Steel』『The Words I Need』『Waiting For You』『What You Gonna Tell』『Wings』『Smoking Cigarettes』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。デビュー・シングルでもある『Please Go』はオランダで最高位8位を記録するヒットとなって、順調なデビューと言うことになった。しかし、文知るシングルの『Lonely Everyday』はチャートインを果たすことはなかった。

お薦め曲は、ヒット・シングルの『Please Go』と、シングル曲の『Lonely Everyday』、更に『She May Be』『Holy Witness』『Sticks And Stones』『I Am A Fool』『Now I Have』という所をピックアップしておく。

本アルバムは、オランダのロックの歴史、さらには欧州ロックの歴史の上でも重要なアルバムであるのだが、兎に角、収録時間が短いということの方が先に来てしまう。何せ、オリジナルの全12曲では26分強、ボーナス・トラックを加えた全18曲でも39分半を超えたところである。'80'sでこの収録時間のオリジナル・アルバムとしたら、完全に「不景気レコード」と呼ばれて、その烙印が押されたのは疑う余地がない。(ボーナス・トラックが加わって、時間的には普通のアルバムになったということになる。)→しかし、'60'sであれば、30分を割っているので、当時でも「収録時間が短い」ということになるが、大きく短いということまでには至らないレベルである。

アルバムとしては、収録時間が短いという不満があるが、オランダの'60'sロックを知ることになるなど、現在では資料性としての加地も再評価されるようになったアルバムであるため、「ロック史」の勉強のためには聴いておくべきアルバムである。

それにしても、発表当時とは全く違うところで評価され、価値が出るようになるとは、当時は全く考えられなかったでしょうね。が、そういう所が出るのは、またまた面白いところでもありますね。

Just Earrings

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: RPM-Retro
  • 発売日: 2009/05/26
  • メディア: CD



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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Red Bullet
  • 発売日: 2002/08/06
  • メディア: CD


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