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食虫植物展と戦争のパネル展 [京都の話題]

京都の周辺都市である宇治市長岡京市で、それぞれ特徴のある展示が行われている。

宇治市の市植物公園では、食虫植物を集めた展示が16日から始まり31日まで行われる。変わった形や生態のユニークな植物約30点が展示されている。ウツボカズラやハエトリグサといった比較的有名な種類から、日本の野生では絶滅した水生のムジナモなどまである。これは学校の夏休みに合わせて、特色ある展示で子どもたちが植物に興味を持つきっかけになれば、ということで企画されたものである。

長岡京市立図書館では、戦争について書かれた本やパネルの展示を同館1F、2F階で始められた。こちらは16日に開かれた「平和を考える市民フォーラム」に合わせた取り組みで、毎年この時期に行われている。戦争の悲惨さを身近に感じてもらうため、今年は太平洋戦争時代の子どもにテーマが絞られている。1Fのパネルコーナーには、白旗を掲げて投降する少女、負傷した足を引きずる少年の写真など11枚が並べられている。また、戦争関連の写真集や体験記、児童書など約500冊も同時に展示している。展示は8/14まで。

それぞれ目的も対象も異なるが、それぞれが意味のある展示である。足を運んでみることにしましょう。



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続・京都迎賓館の一般参観 [京都の話題]

6/30に京都迎賓館の一般参観の応募が殺到しているということを記した(その記事はこちらです)が、7/10に応募が締め切られたことから、財団法人平安建都1200年記念協会などが募集結果を発表した。それによると、定員5500人に対して参観希望者のはがきは約84000通だった。1通で2人まで申し込めることを考慮した推定倍率は28.9倍に達した。

一般参観は京都府民だけが対象となる8/6~8/9と、誰でも構わない8/27~9/2の11日間で、定員は1日当たり500人である。応募総数は83928通で、最も応募が多かった希望日は8/8の約12000通。(最高倍率が48倍)既に抽選も行われていて。今月末までに返信はがきで通知される。

ここまで応募が多かったことで、内閣府・迎賓館京都事務所は「現時点で今後の計画は未定だが、当然1回きりではなく、2回目、3回目をやらないといけないと考えている」とコメントしている。(ここまでの応募があったら、2,3回ではなく、数十回は必要だろうが...)人気を甘く見て、「今後は有料参観を行う」ということを口にしなければいいのだが...(そうなると、一気に応募者は減るだろう。)

応募倍率は20倍ぐらいまでは達すると見ていたが、それ以上の30倍弱という倍率になったというのには驚いた。考えてみたら、応募期間の間に、2008年のサミットで使うということで京都府知事がサミット誘致をしようというニュースが流れていたこともあり、見てみたいという人がそれだけ大勢いたということになるのだろう。が、税金を投入して立派なものを作ったのだから、有効活用してもらいたいものである。



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京阪京都交通の新型バス定期券 [京都の話題]

京阪京都交通が8/1から新しいバス定期券制度をスタートさせる。京都府亀岡市中心部を「亀岡馬堀」「つつじケ丘」「吉田穴太」という3つの地区に分け、地区内の停留所であれば自由に乗り降りができるというものである。(7/25から発売になる。)また、通勤定期として購入した場合は、家族などで共有して使うこともできる。(従来の特定停留所間を結ぶ区間の利用が出来る「区間定期券」の発売は継続される。)

料金は通勤1ヶ月定期券で、「吉田穴太」地区が8400円、他の2地区は共に7560円。また、2地区以上にまたがって利用出来る定期券は9660円。

どれだけの利用者がでるだろうか。病院に週に数回通院するような人、通勤定期として購入した人の家族には大いに利用されることになるという予想は出来る。こういう人にとったら、使えば使うほどお得になるので、「ちょっと買い物に」ということでもバスを利用する方向に動くものと思われる。しかし、これだけだと利用客数は増えても収入は増えない。もう一つ、何か手を打つことが必要だと思われる。しかし、今までにない新しいやり方を実行するということは、一応は評価しても良いだろう。(ただ、半年から1年後ぐらいには、新制度の結果をフィードバックして修正するなり、新たな利用の提案を行わなければ意味はなくなってしまうけど...)

市の中心部(3つの地区の繁華街付近)にはマイカーの乗り入れを禁止する条例を作ってしまえば利用客は増えるだろうが、市営バスでなく一民間企業の運営する公共交通機関である限り、そういう条例を作ることは困難だし... まあ、お手並み拝見としましょうか。



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京都文化博物館の時間延長 [京都の話題]

京都文化博物館は、去年に続いて今年も祇園祭に合わせて、14日の「宵々々山」から16日の「宵山」までの3日間に限って開館時間を延長することを発表した。(通常は、特別展が18時、常設展が19:30までとなっているが、共に20:30まで延長する。)また、今年5月に総入場者数が1000万人を突破したことを記念して、この期間中は常設展の入場を無料にするという。

国指定重要文化財の別館(旧日本銀行京都支店)ホールではコンサート(入場無料)も開き、14日17時と19時からの2回、京都市交響楽団によるクラシック、15日14時と16日18:30からは生田流宮城会麗調会による琴、15日18時と16日12:30からはジャズ、ポップスなどの演奏を予定している。

今年5月に別館の三条通側入り口を開放するリニューアルを実施した際に新設されたオープンカフェも夜間開館に合わせて営業を行う他、3日間に常設、特別展会場で配布するアンケートの回答者に抽選で、「1000万人突破の記念品」として画集「京の四季」、ゆかた(それぞれ5人に当たる)などをプレゼントするという。

祇園祭ということで、観光客が集まることは分かるが、それらの人たちのお目当ては「祇園祭」であろう。開館時間の延長によってどれだけの人が訪れるのだろうか?と思うのだが、ちょっとした利用方法を思いついた。「入場無料」ということなので、暑い京の夕暮れから夜にかけて、ちょっと涼みのために立ち寄るというのはどうであろうか。その時に展示物を見ることもできるので、「喫茶店で」というのよりもずっといいように思うのだが...(でも、あくまでもメインは「祇園祭」ということには変わりない...)



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祇園祭に合わせた臨時ダイヤ [京都の話題]

京都市交通局が、祇園祭に合わせて市バスと地下鉄の臨時増便を行うことにした。今年は山鉾巡行の当日が17日の日曜日となり、しかも3連休の中日にあたることから見物客が多くなると判断したからという。17日午前に、京都駅~四条河原町間に臨時バス28往復を増やすほか、地下鉄烏丸線でも4往復増発する。市バスの臨時便は、17日9時から正午ごろまでは、ほぼ6分間隔で運行する。地下鉄は烏丸線、東西線とも14日から16日までの間、21時から24時までの間に7,8往復を増発して、宵山などの見物客に対応する。

また、17日の巡行の日は、四条通が交通規制されるため、四条通を経由する市バス計33系統が運行経路を変更する。

観光客にとったら、こういう措置はありがたいこととなる。しかし、京都駅~四条河原町というのは、徒歩で20~30分あれば十分移動することが可能である。(ゆっくり歩いても40分あれば十分だと思う。)しかも、京都駅からは、烏丸通を北進し、四条通と交差したら右折するだけという簡単なコースである。市交通局には悪いが、健康のために運動をする、ということで、1,2本早い電車に乗って、京都駅からは歩く、ということもいいのでは...?(阪急や京阪を利用してやって来る人には関係ありませんが...)

尚、阪急も夜には臨時ダイヤを組むことになっています。



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京都市バスが一部運賃値下げ [京都の話題]

京都市交通局が、8/1から洛西地域を走るバス6路線の運賃について、競合する民営バスの料金変更に合わせて一部引き下げることを明らかにした。値下げ幅は20円から最大で80円の範囲という。尚、値下げされるのは、29号33号特33号73号西5号西6号の6路線である。

値下げされるこれらの路線は、同じ地域でバスの運行を行っている民間会社・京都交通のバス事業を引き継いだ京阪京都交通が、8月から従来より低額の運賃制度を適用するためである。(要するに、京阪京都交通が値下げをするということである。)市バスの運賃がそのままだとすると、220円の均一区間外では、京都交通とほぼ同一運賃だったのがが一転して高いことになってしまう。

市交通局では、利用者の便益やバランスを考慮して値下げを決めた、というが、据え置いていたら、ほぼ同じ所を走る市バスの方が高くなってしまうので、利用客が減少し、大幅な収入減少に繋がるのは誰でも予想される。これら6路線の値下げで年間700万円の収入減を見込んでいると市交通局は言うが、「改定しなければ利用が減り、最大6000万~7000万円のマイナスが生じる」とも言っている。

市交通局が示した額については「?」が付く所もあるが、値下げによって競合他社とほぼ同じ運賃にしようという発想しか出来ないというのは、やはり役所の発想である。バスの便数をもっと工夫するとか、路線の見直しを行うとか、そういう運賃以外のサービスを向上させようという考えは生まれてこないのか。単にライバルに合わせているだけでは「受け身」の経営であり、利用客を増やすことは不可能である。利用客を増やすような努力を見せなければ、運賃を他社と同じに設定しても、いずれは利用客は離れていくだけである。どうしてこういうことが理解できないのだろうか?(まあ、利用客に対して「利用させてやっている」というお上の発想しか存在しないのだろうが...)

いずれにしても、競合他社に合わせるだけという戦略のない運行を続けていれば、どうせ赤字が増えるだけとなり、いずれは「廃止」(他社に路線を譲ることを含む)ということで撤退することになりますよ。もっと利用者のことを真剣に考えろってものである。



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祇園祭・鉾建てが始まる [京都の話題]

京都の夏の始まり的な位置にある祇園祭。そのクライマックスとなる山鉾巡行(17日です。)に向けて、巨大な鉾を伝統的な技法で組み立てる鉾建てがそれぞれの鉾町で始まった。(10日に始まったのは長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾の5基)

山鉾は釘を一切使わず、荒縄で柱などを固定する・「縄がらみ」と呼ばれる独特の方法によって骨組みとなるやぐらを組み立てる。日本建築でも釘を一切使わない方法があるが、これもそういう伝統技術の一つでもある。

鉾建ては32の鉾町で行われ、12日には5つの山鉾の曳き初めがある。また、14日の宵々々山までには32基の全ての鉾が豪華に装飾されて勢揃いする。

今年は日程が上手いことになっていて、山鉾巡行が17日の日曜日である。こうなると、当日は相当な人手となることが予想される。また、14日の木曜日が宵々々山、15日の金曜日が宵々山、16日の土曜日が宵山、更には山鉾巡行の翌日18日は「海の日」で祝日(=休み)ということなので、こちらも週末に重なるので人手が凄いだろう。

ということで、今週は「祇園祭」一色になる京都です。相変わらず暗い話題が多い世の中ですが、今週は祇園囃子が響く京の町に足を運ぶことをお薦めします。



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東海道新幹線・京都駅と米原駅の改装計画 [京都の話題]

JR東海が、東海道新幹線の京都駅と米原駅を改装する計画を発表した。総事業費は両駅を合わせると約59億円となる。(儲かっている企業はやりますね~)ただ、これはあくまでも新幹線(JR東海)に関する部分であり、在来線(JR西日本)の駅舎ではないということに注意しなければならない。(これは国鉄分割民営化による弊害が現れている。)

京都駅では、市営地下鉄の乗降客が多い八条東口に新たに改札を設ける、土産物店などの商業エリアを現在の1.3倍に増床する、中央改札には窓口や券売機を増やす、コンコースには観光情報を流す大画面テレビを設置する、2Fの待合室の座席数を2.5倍にする、高架橋の耐震化工事を行う、ということになっている。事業費は約39億円で、完成は2007年の3月になるという。

米原駅では、エレベータや多機能トイレを設けてバリアフリー化を進めると共に、東西自由通路の完成(2009年春完成予定)に合わせて、新幹線に直接乗車できる改札と券売所を新設する。事業費は約20億円で、2009年春から利用できるようにすることを目指すという。

両駅に共通しているのは、在来線の改札口を経由しなくても新幹線に乗車できる改札を新設するということである。これは一見したところ、新幹線に乗車しやすくなるように思えるが、JR東海がJR西日本(=在来線)のエリアを通さずに直接乗客を確保しようというための工事でもある。

在来線であれば、通勤、通学だけでなく、ちょっとした買い物に行くのにも利用するが、新幹線となると在来線のように気楽に利用するものではない。どれだけの利用者がいるのか、疑問に感じてしまうのだけど...(特に米原に関して。京都は、観光客の地下鉄への乗り換えが便利になるので、何らかの効果があることは考えられる。)

今、鉄道に求められていることは、「安全の確保」と「バリアフリー化」である。そういうことから今回発表された改装計画は悪いものではないが、投資を行うのであれば、日常利用の多い在来線の駅に対して階段や通路の改良工事を優先してもらいたいと思うのだが、JR東海は関西には在来線の駅は持っていない...



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蓮の花が見頃に [京都の話題]

梅雨時に見頃となる花としたら「あじさい」が代表的であるが、もその一つである。(蓮は大体、7月ごろから咲くので、あじさいからバトンを受け継いだ梅雨の後期ということになる。)

京都府長岡京市の八条ケ池(長岡天満宮)で、友好都市の中国・寧波市から贈られた蓮の花が咲いており、見頃を迎えている。白やピンクの大輪の花が咲き並んでいる景色は、どことなく仏教の寺院を連想させてくれ、何となく「西遊記」の世界を思い浮かべさせてくれる。尚、今年は花が多い、という声もある。

この蓮の花は、1996年に寧波市から贈られた杭州西湖紅蓮で150株あるという。今では池の夏の風物詩にもなっており、花と緑の葉のコントラストが、市民の人気を集めている。また、この八条ケ池は、春になると霧島つつじが、5月ごろからはアヤメやカキツバタ、6月にはハナショウブなど、7~8月にかけては蓮が咲くということで、美しい所でもある。

尚、この八条ケ池の湖畔には、タケノコ料理で有名な「錦水亭」という料亭があり、その建屋は、時代劇で川辺にある料亭としてその外観がよく出てくることでも有名である。(時代劇ファンの方も、ロケ地を訪れるということで足を運んでみるのもいいでしょう。)交通機関としたら、阪急京都線・長岡天神駅が最寄り駅である。



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祇園祭くじとり式 [京都の話題]

17日に行われる祇園祭の山鉾巡行の順番を決める「くじとり式」が行われた。くじとり式は、山鉾巡行の先陣争いが絶えなかったことから、応仁の乱後に巡行が再興された1500年(明応9年)から始まったといわれている。全部で32基ある山鉾だが、「長刀鉾」など8基の鉾は最初から順番が決まっているが、それ以外の24基の鉾についての順番が決められる。(1,5,21,22,23,24,25,32番目が予め決まっているもので「くじとらず」といい、それぞれ、そこになる鉾が決まっている。)

今年の巡行順は次の通りとなった。
・さきの巡行
1)長刀鉾、2)蟷螂山、3)孟宗山、4)山伏山、5)函谷鉾、6)占出山、7)綾傘鉾、8)伯牙山、9)鶏鉾、10)保昌山、11)木賊山、12)油天神山、13)菊水鉾、14)郭巨山、15)四条傘鉾、16)霰天神山、17)月鉾、18)白楽天山、19)芦刈山、20)太子山、21)放下鉾、22)岩戸山、23)船鉾。

・あとの巡行
24)北観音山、25)橋弁慶山、26)浄妙山、27)鈴鹿山、28)八幡山、29)鯉山、30)役行者山、31)黒主山、32)南観音山。

こういう話題が流れてくると、いよいよ祇園囃子の響きが届くのも目の前になる。(夏もいよいよ本番ということを感じさせてくれる。)やはり、季節を感じさせる行事があるというのはいいものである。



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