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MIDNIGHT STAR『NO PARKING ON THE DANCE FLOOR』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1983年に発表されたものであり、'70's後半のファンキーなサウンドが'80'sのエレクトリック・サウンドに発展し、新たなファンク・ミュージックを聴かせてくれるアルバムである。とにかく、アルバム全編を通してとてもファンキーであり、ノリが良い。'80'sサウンドの明るく楽しいサウンドが一段と華やかに感じる楽しいアルバムである。また、本アルバムは1984年のBillboard年間アルバム・チャートでは23位、レギュラー・チャートでは最高位27位を記録するヒットとなっている。

収録されているのは以下の全8曲である。『Electricity』『Night Rider』『Feels So Good』『Wet My Whistle』『No Parking (On The Dance Floor)』『Freak-A-Zoid』『Slow Jam』『Playmates』。

本アルバムの中からのお薦め曲は、『Electricity』『Night Rider』『Feels So Good』というように前半の曲をピックアップしておく。シンセサイザーを導入したエレクトリックなサウンドは'80'sサウンドらしいものであるが、それでいて'70'sのファンキーな所もあって、これがとても楽しいものとなっている。'80'sのメイン・ストリームの本流からは外れていることになるが、'80's前半は様々なアプローチによって、百花繚乱のようにサウンド・シーンが熱くなっていたが、そんなピークの時期のアルバムであるだけに、彼らの最高傑作と言ってもいいアルバムである。

'70'sのファンキーなサウンドがお好きな方でも、また、'80'sサウンドがお好きな方でも、大いに楽しむことの出来るアルバムである。パーティの時に使うなど、大いに楽しんでもらいたい所である。

 

No Parking on the Dance Floor

No Parking on the Dance Floor

  • アーティスト: Midnight Star
  • 出版社/メーカー: ZYX
  • 発売日: 1996/03/01
  • メディア: CD


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デビルシャドー#6 [特撮]

6話のサブタイトルは「思念の扉」。前回、死亡フラグが立った源三でしたが、やっぱり... また、澪はとにかく眠り続けていて、目覚めたら今回が終わっていた、といった感じでした。そして、水穂の母・氷室沙耶が曰くの有りそうな形たちで登場ということで、めまぐるしい展開が続きます。今回のBGMは、KATE BUSHのデヴュー・アルバムである「THE KICK INSIDE」と言うことにしてみました。(このアルバムの邦題は「天使と小悪魔」と言います。何となく本作のイメージに繋がる...)

例によって、前回までの簡単なあらすじから入る。水穂の死と美沙を蹴散らしたことで力を使い果たした澪は眠り続けている。そんな澪の側では涼子と切人が何やら話をしている。ということで今回の物語がスタートです。

切人は「榊の周囲を調べる」と涼子に語ると出て行こうとする。涼子は「あなた自身は榊とは戦わないの?」と問う。これに「僕には戦えない理由があるんだ」とだけ告げる切人。→まだまだ隠された秘密がありそうです。

重岡の案内で榊の元にやってきた源三。厳しい表情をしていて、ゆっくりと歩いていく。榊の部屋に入ると、そこには榊と鬼頭がいた。源三は「魔神剣を手にしても、デビルシャドーを呼び起こせるとは限らんぞ」と警告するように告げる。更に「今のままで事足りているではないか」とこれ以上の力を求めることを止めさせようとする。しかし榊は「どれだけ時が過ぎようと、神への恨みは消えぬわ」と言って悪魔が虐げられる理由を、魔界を彷徨い続けなければならない理由を問う。これに「人の心を蝕むからだ」と分かりやすく言ってくれる源三。その答えに榊は笑うだけ。で「思念の扉」を早く開けるように言う。で、魔法陣の中に立った源三は呪文を唱え始める。これをじっと見ている重岡と鬼頭。榊は背中を見せて源三の様子を見ていなかった。

切人は那美の思念と接していた。で、那美に「何故、あそこまでする必要があったんだ?」と問う。しかし那美は「全てを救うことなど考えるな。サタンを倒すことだけを考えろ。大天使ミカエルよ」と、あくまでも切人の問いには答えず、榊を倒させようとする。(那美は切人の正体を知っているんですね。)

澪の家、悪魔の化身と化した佐久間が侵入してくる。澪はまだ眠り続けている。涼子がキッチンで那美、源三、水穂の母、鬼頭の4人が写った写真を手にしてそれを見ていた所を佐久間が襲ってきた。佐久間は腹が減ったということで、涼子を食べようとしたのだった。が、涼子は身をかわすと、刀を構えて立ち向かう。佐久間も刀を手にして、キッチンでバトル開始。が、涼子が優勢でいた。しかし「お前と戦っても意味はない」と言う佐久間は、ソファで眠っている澪の側に駆け寄ると、澪の体に刀を突き刺そうとする。榊から命じられたのは澪の命を奪うことだった。涼子はどうしようもなく、手が出せなかった。そんな中、刀を突き刺そうとする佐久間。しかし、刀は澪の体に届くことなく跳ね返され、壁に吹き飛ばされる佐久間。それを見た涼子は念を送り、光の弾が佐久間を捉えた。で、血を吐きながら佐久間は粉々に砕け散った。

源三は呪文を唱え続けている。が、それは悪魔払いの呪文だった。で「神に背く者、魔界に帰るがいい!」と一連の呪文を唱えて榊を魔界に送ろうとしてエネルギーを放つ。しかし、その光は榊の背中の手前で押さえられ、振り返った榊がその光を集めて源三に返した。その光弾をまともに食らった源三は血を吐きながらその場に倒れ込んでしまう。

すると榊は「最後に面白いことを教えてやろう。切人は正真正銘神の使いだ。この意味が分かるだろう、あなたなら」と源三に語る。直ぐにその意味を理解した源三は澪の名前を口にすると、澪に伝えようとして立ち上がり、ゆっくりとこの場から出て行こうとする。が、よろめきながらで、今にも倒れそうだった。それを見た重岡は「追わなくて良いんですか?」と尋ね、源三の後を追っていった。

建物から出てきた源三だったが、ふらふらで、まともに歩けない状況だった。で、玄関前の数段の階段を下りるとバランスを崩して倒れ込んでしまう。後を追った重岡がその様子をじっと見ている。更に榊も重岡の後ろに現れた。「トドメを刺せ」と重岡に命じた榊。命令を受けた重岡は足で源三を仰向けにすると、馬乗りになり、短剣を突き上げ、源三の心臓に突き刺した。その瞬間、源三の思念の扉が開き、「樹海の森」を榊は感じ取った。(澪にも伝わっていた。)

源三の思念は樹海の森を通り、ある屋敷にやってきた。そこには澪がいた。で、再開した二人。「ここは何処?」と尋ねる澪に「ここは澪が生まれた場所だ」と答える。更に「那美な会いたいか?」と尋ねる源三。「会いたい」と答える澪に「肉体は消えても魂は生きている。十字団の戦士は精霊になっても戦い続ける」と言う。澪は「じゃあ、いつかお母さんに会えるってことね」と理解する。また、そんな二人を見守るかのように、精霊となった水穂と木田もいた。で、二人は悪魔を倒すことを澪に託し、自分たちの力を澪に与えた。更に源三も「ワシの力も」と言って、澪に力を与える。そして「もうお前は一人ではない」と勇気づける。が「神の使い、切人には気をつけろ」という注意も与えた。澪は3人の力を得ると、消えるように姿を消した。

それと同時に、寝ていた澪は目を開いて目覚めた。それに気づいた涼子は澪に語りかけた。澪は「じいちゃんに会った。木田さんと水穂にも。力をもらった」と語る。涼子は「総長から何か感じ取らなかった?」と尋ねる。「にいた。深い森の中、5つの湖大きな山深い霧の中。魂が、精霊たちが彷徨っている」と、感じ取ったものを口にする。(→富士五湖とその樹海ということ何でしょうか?ところで澪が言う「森」って「陰陽少女」で見たことがある森なんですけど...)

那美の魂と話している切人も源三の思念を感じていて「この樹海の中に...」と口にして、魔神剣の在処を察知した様だったが、本当にあるのか、疑問に感じていた。「心を惑わせるな、信じるのみだ」と那美は切人に語る。

榊も既に動いていて、鬼頭が報告する。衛星システムで樹海を調べたが魔神剣の行方は分からなかったということだった。榊は「元々そこまでの思念しか神から受け取っていなかったのだろう」と魔神剣の在処が分からなくても計算ずくだった。また、鬼頭は切人が那美の魂と交信していたことも報告する。榊は「会ってみたいな、切人に」と口にして「教えてやろう、神の愚かさを...」と自信に満ちたことを続ける。

そんな中、重岡が部屋の隅に置いてある木箱に気づき「これは?」と尋ねる。「開けてみろ」と言われた重岡は、苦箱の蓋を開ける。すると中から刀を持った女が出てきた。重岡は「氷室さん?」と漏らすが、それは悪魔の化身と化した水穂の母・氷室沙耶だった。

翌朝、キッチンにいる澪は短剣を手にしていて、これから始まることを覚悟して、鞘に収める。そして母の写真に目を移す。その時、玄関が開き、切人がやってきた。「神の使い・切人」と口にする澪だったが「何バカなこと言ってるのよ。切人俊司、薔薇十字団の一人よ」と涼子。が、源三の言葉が頭にある澪は警戒する。「君の力が必要なんだ」と言って澪に協力を頼む切人だったが、澪はじっと切人の様子を観察するのだった。

今回は、澪が目覚め、いよいよ動き出そうとする前まで物語が進んだものの、澪の影が薄かった物語でした。全てを知っていたと思われた源三が散りってしまったが、那美が鍵を握っていそうですね。また、水穂や源三の力をもらい、いよいよ戦士としての澪が動き出すことになるが、次回予告では、結花姉ちゃん、もとい那美が少しは動いてくれそうでした。で、次回のサブタイトルは「疑念の森」。樹海の森が魔神剣とどう絡むのか、また、樹海を彷徨う精霊たちがどう澪に絡むのか、楽しみです。(でも、「陰陽少女」でミキがテストされた森でもあるので、同じような展開のバトルは止めてもらいたいのですが...)

 

 

The Kick Inside

UK盤

The Kick Inside

  • アーティスト: Kate Bush
  • 出版社/メーカー: EMI
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD

天使と小悪魔

日本盤

天使と小悪魔

  • アーティスト: ケイト・ブッシュ
  • 出版社/メーカー: 東芝EMI
  • 発売日: 1995/05/31
  • メディア: CD

↓今回はこういうものを...

サタンとの最終決戦

サタンとの最終決戦

  • 作者: レムリアルネッサンス
  • 出版社/メーカー: まんだらけ
  • 発売日: 2006/12
  • メディア: 単行本

古代悪魔学―サタンと闘争神話

古代悪魔学―サタンと闘争神話

  • 作者: ニール フォーサイス
  • 出版社/メーカー: 法政大学出版局
  • 発売日: 2001/05
  • メディア: 単行本

サタンよ去れ!戦慄の悪魔ばらい(エクソシズム)―人間にとりついた悪魔との恐怖の対決

  • 作者: 鬼塚 五十一, 白井 一男
  • 出版社/メーカー: 学研
  • 発売日: 1985/07
  • メディア: -

悪魔(サタン)への挑戦状―真の人間の価値とは何か

悪魔(サタン)への挑戦状―真の人間の価値とは何か

  • 作者: 木村 隆介
  • 出版社/メーカー: 郁朋社
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 単行本

「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

「天使」と「悪魔」がよくわかる本 ミカエル、ルシファーからティアマト、毘沙門天まで

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/09/02
  • メディア: 文庫

新・世界ストーリー「ミカエル」―天使達への鎮魂歌

新・世界ストーリー「ミカエル」―天使達への鎮魂歌

  • 作者: 常緒 真王
  • 出版社/メーカー: 新風舎
  • 発売日: 2005/02
  • メディア: 単行本

↓「樹海」と言えばやはりここが浮かびます。

青木ケ原樹海を科学する―自殺するには根拠(ワケ)がある

青木ケ原樹海を科学する―自殺するには根拠(ワケ)がある

  • 作者: 早野 梓
  • 出版社/メーカー: 批評社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 単行本

富士 樹海

富士 樹海

  • 作者: 大山 行男
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2003/01
  • メディア: 大型本

富士山99の謎―魔の樹海から化石湖まで (1977年)

  • 作者: 春田 俊郎
  • 出版社/メーカー: 産報ジャーナル
  • 発売日: 1977/09
  • メディア: -


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MELISSA MANCHESTER『HEY RICKY』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表された彼女の10枚目のアルバムである。本アルバムからは、彼女が放った最大のヒット曲(「気になるふたり」)が生まれている。発表したアルバムの枚数も二桁になると、流石にベテランの貫禄も出てくるが、落ち着いた大人のボーカルを'80'sのポップなサウンドに乗せて、たっぷりと聴かせてくれる。シングル曲がヒットしたということもあって、本アルバムは1982年のBillboard年間アルバム・チャートでは79位にランクインしている。(レギュラー・チャートでの最高位は19位である。)

収録されているのは以下の全10曲である。『You Should Hear How She Talks About You』『Slowly』『Hey Ricky (You're A Low-Down Heel)』『I'll Always Love You』『Race To The End』『Wish We Were Heroes』『Come In From The Rain』『Looking For The Perfect Ahh』『Your Place Or Mine』『Someone To Watch Over Me』。

シングル・ヒットを記録したのは『You Should Hear How She Talks About You』(邦題:「気になるふたり」)である。この曲はBillboardのシングル・チャートで最高位5位を記録すると共に、1982年の年間シングル・チャートでは18位にランクインしている。(彼女のキャリアの中では最大のヒット曲と言うことになった。)

本アルバムからの筆者のお薦め曲は、シングル・ヒットを記録した『You Should Hear How She Talks About You』が外せないのは言うまでもないことである。それ以外の曲では、『Slowly』『Wish We Were Heroes』、そして、アルバム・タイトル・ナンバーである『Hey Ricky (You're A Low-Down Heel)』をピックアップしておく。

とてもアルバム全体では、とても聴きやすい'80'sのポップなサウンドにまとめられている。それでいて、感情豊かに大人の落ち着いたボーカルを聴かせてくれているということで、腰を落ち着けてじっくりと聴き込むことの出来る仕上がりとなっている。派手さはない彼女であるが、じっくりとボーカルを聴き込みたいという大人向けのアルバムである。

 

Hey Ricky

Hey Ricky

  • アーティスト: Melissa Manchester
  • 出版社/メーカー: Wounded Bird
  • 発売日: 2006/07/25
  • メディア: CD


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