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GREG KIHN BAND『KIHNTINUED』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1982年に発表されたアルバムである。(「GREG KIHN BAND」名義としては4枚目のアルバムと言うことになる。)前年に発表された『ROCKIHNROLL』がヒットしたことでブレイクすることになった彼らであるが、それに続いて評判の良かったのが本アルバムである。(そして、翌1983年には大ヒット曲『Jeopardy』を生み出すことに繋がるのである。)但し、前作からはBillboardで15位を記録するシングル・ヒットが生まれているが、本アルバムからはそこまでは大きなヒット・シングルは生まれていない。チャート成績は、Billboardで最高位33位を記録している。(前作は最高位32位を記録しており、次作は最高位15位を記録することになる。)

収録曲は以下の全10曲である。『Happy Man』『Every Love Song』『Everyday / Saturday』『Dedication』『Tell Me Lies』『Testify』『Sound System』『Seeing Is Believing』『Higher & Higher』『Family』。

この中からシングル・カットされたのは2曲である。1st.シングルの『Testify』はBillboardのHOT 100にはチャートインしなかったものの、メインストリーム・ロック・チャートでは最高位5位を記録している。そして2nd.シングルの『Happy Man』はBillboardのHOT 100で最高位62位を記録している。(面白いのは、こちらの曲はメインストリート・ロック・チャートでは最高位30位に留まっているということである。)
お薦め曲は、シングル曲の『Testify』と『Happy Man』、それ以外からは『Tell Me Lies』『Higher & Higher』『Family』をピックアップしておく。

サウンドは前作の延長線上にあって、シンセサイザーを取り入れた'80's前半らしいものである。そして本作のサウンドは次作に繋がっていて、大ヒットを生み出すことになった。アルバムとしても纏まっていて、比較的聴きやすいものとなっている。

ただ、全体的に纏まりすぎていて、これぞという目玉となる曲が無く、全ての曲が平凡という範疇にあるのがちょっと残念な所である。(但し、「外れ」という曲や捨て曲は無い。)

彼らのアルバムを聴く場合は、大ヒットとなった次作「KIHNSPIRACY」が傑作であるだけに、そちらを優先すべきであるが、前作「ROCKIHNROLL」と本作の2枚のアルバムは'80's初頭の作品であって、「KIHNSPIRACY」に繋がる要素がたっぷりとあるだけに、「KIHNSPIRACY」に続いてしっかりと聴いておきたいところである。(とは言っても、最初に聴くのはヒットした「KIHNSPIRACY」で、その次は「ROCKIHNROLL」、そして本アルバムはそれに次ぐ三番手にするのといのが常識ですけど...)

↓本アルバムが見当たらないので、彼らの代表作(次作)を拾っておきます。

Kihnspiracy

Kihnspiracy

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Wooded Hill
  • 発売日: 1998/11/01
  • メディア: CD



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