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「OSSESSIONE」 [映画(洋画)]

表題の作品は1942年のイタリア映画「郵便配達は二度ベルを鳴らす」である。本作品は巨匠・ヴィスコンティ監督の処女作である。(それにしても、1942年というと第二次大戦の真っ直中である。よくぞこういう作品の製作が出来たものですね。)原作は1934年に出版された小説であり、本作が2度目の映画化である。(1939年のフランス映画が最初で、1946年と1981年にはアメリカで映画化されているのだ、4度映画化されている。)その仲でも最も有名な作品である。また、原作小説ではアメリカが舞台であるが、本作ではイタリアを舞台にしていて、イタリア風にアレンジされている。

作品データを記しておくと、時間はオリジナル版では143分であるが、フィルムが散逸したこともあって117分のものが一般的に知られている。また、白黒作品である。原作はジェームズ・M・ケイン、監督はルキノ・ヴィスコンティ、脚本はルキノ・ヴィスコンティ、マリオ・アリカータ、ジュゼッペ・デ・サンティス、ジャンニ・プッチーニ、アントニオ・ピエトランジェリの5人、撮影はアルド・トンティ、ドメニコ・スカラの2人、音楽はジュゼッペ・デ・サンティスである。そして出演は、マッシモ・ジロッティ、クララ・カラマイ、ジュアン・デ・ランダ、エリオ・マルクッツオ、ディーア・クリスターニ、たちである。

ポー河沿いにあるレストラン・ドガナの経営者・ブラガーナの妻・ジョヴァンナは、夫との暮らしに嫌気を感じていて、退屈な日々を過ごしていた。そんな彼女は、ある日、トラックから放り出されて店にやってきた男・ジーノに魅せられる。また、ジーノもジョヴァンナに欲情をかき立てられた。そしてブラガーナが留守の時には2人は密会を重ねるようになり、駆け落ちをして出ていくことになる。が、経済的に安定した今の暮らしを捨ててまでジーノへの愛を貫こうという気持ちがないことから、30分もしないでジョヴァンナは戻ってしまい、ジーノは気ままな旅を続ける。一方、何も知らないブラガーナは、ジョヴァンナの機嫌を取るために町に連れて行くが、そこでジーノと再会することになる。再びジーノを雇うというブラガーナ。で、ジーノは再びドガナへ。で、ジーノとジョヴァンナは、泥酔するブラガーナを事故死に見せかけて殺害する。警察の調べも躱し、店を改装して、2人は平穏な日々を送ることになるが、ジーノは不安と悔恨に苛まれる日々だった。ある日、町に出たジーノは、アニータという娘と知り合い、彼女に惹かれ、ジョヴァンナの元を去ってアニータの元に走った。その頃警察は、ブラガーナの事故死に対して新たな証言が得られたことから殺人事件と断定し、ジーノとジョヴァンナを指名手配した。これを知ったジーノは、ジョヴァンナが自分を売ったものと思い、ドガナに向かう。が、ジョヴァンナはジーノの子供を身籠もっていて、ジーノに対して一途な愛を持っていた。それを知ったジーノの心は激しく揺れる。が、そんな2人が乗った車はトラックとぶつかり、事故死してしまった...

不倫カップルによる夫殺しというサスペンスが物語の中心であるが、そこに至までがじっくりと描かれているため、サスペンス作品にあるような緊張感は殆どなく、不倫のドラマがゆっくりと進んで行くことになる。白黒作品であるため、陰影を使った描写が後ろめたい気持ちを見事に表現しているが、ポー川の美しい風景などの牧歌的な描写は今一つである。

が、本作は戦時中という時期の制作であり、処女作でこういう作品を完成させたヴィスコンティ監督らしい映像表現があるということで、これはこれで宜しいかと...

 

郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD]

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  • 出版社/メーカー: アイ・ヴィ・シー
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郵便配達は二度ベルを鳴らす デジタル・リマスター 完全版 [DVD]

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郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD]

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郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD]

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↓ヴィスコンティ作品以外はこちら
郵便配達は二度ベルを鳴らす(1946年版) 特別版 [DVD]

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郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD] FRT-048

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郵便配達は二度ベルを鳴らす [DVD]

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TOTO『THE ESSENTIAL TOTO』(2-CD SET) [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは2003年に1枚もの(全14曲収録)としてリリースされたベスト盤の方ではなくて、2004年に2枚組としてリリースされたものである。(2003年の全14曲のものは1曲がライヴであるが、それ以外は1990年にリリースされたベスト盤と大差がないため、殆ど価値のないベスト盤である。)2枚組にして、16曲ずつ全32曲の収録にしたことで、リミックス・バージョンなどの収録も行われるようになって、ベスト盤としての価値がようやく出ることになった。(ただ、1枚ものならではのメリットは消えてしまったことと、これでもまだ抜けている曲があるのが...)

収録曲は全32曲で、DISC 1の収録曲は以下の全16曲である。『Rosanna』『Stop Loving You』『Hold The Line』『Caught In The Balance』『99』『The Other Side』『I Won't Hold You Back』『Africa』『Don't Chain My Heart』『2 Hearts』『Waiting For Your Love』『Make Believe』『Goodbye Elenore』『Home Of The Brave』『How Does It Feel』『The Road Goes On』。

続いてDISC 2の収録曲は以下の通りである。『I Will Remember (European Re-Mix)』『Georgy Porgy』『Just Can't Get To You』『Pamela』『Baby He's Your Man』『I'll Supply The Love』『Holyanna (European Re-Mix)』『The Turning Point (European Re-Mix)』『If You Belong To Me (European Re-Mix)』『Can You Hear What I'm Saying (European Re-Mix)』『Slipped Away』『Dave's Gone Skiing』『Without Your Love』『Stranger In Town』『Till The End』『I'll Be Over You』。

やはり、3rd.アルバム「TURN BACK」が冷遇されている(皆無でないのは救いです。)のだが、曲を絞っていくとなると仕方のないところなんでしょうかねぇ...この点が寂しい所であるが、「TURN BACK」はアルバムの方で聴くと言うことにしたら良いですし...

彼らのサウンドは、'70'sから'80's前半においては、正に時代をリードするものであり、AORのブームに火を付け、産業ロックの礎を築くことになり、作品としてもピークとなる「TOTO Ⅳ」(邦題「聖なる剣」)までは完成度も高いサウンドを聴かせていた。それ以降は下降線を辿って行くことになり、'90'に突入してS・ポーカロの死によって実質的に終焉するのだが、改めて聴いてみると、楽曲の良さ、演奏の腕前、技術など、素晴らしいものばかりということがよく分かる。'80'sサウンドを語れば、必ず彼らの名前は出てくることになるが、そんな彼らのベスト盤としては、入門者用とマニア向けの両方のニーズに応えた唯一と言っても良いベスト盤である。(あくまでも2枚組の方の事である。)ということで、お手元に置いておきたいベスト盤である。

尚、本アルバムは1枚ものと2枚組とがあって、「○○バージョン」というような区別はされていない。2枚組がリリースされた現在では1枚ものの方は特に価値が無くなってしまった(2008年リリースの1枚もののベスト盤の方が遙かに良い。)だけに、「珍盤コレクター」という方は別であるが、そういうものを集めているというのではなければ、2枚組の方を選びましょう!!

 

The Essential Toto

The Essential Toto

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Legacy
  • 発売日: 2004/08/30
  • メディア: CD

The Essential Toto

The Essential Toto

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music
  • 発売日: 2009/09/28
  • メディア: CD
↓こちらは1枚ものなので、現在では価値なしです。
The Essential Toto

The Essential Toto

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Columbia
  • 発売日: 2003/09/30
  • メディア: CD
エッセンシャル・TOTO

エッセンシャル・TOTO

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2009/07/22
  • メディア: CD

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BEST HIT USA 2010[2010/1/26] [音楽(etc.)]

前回の「タイムマシーン」のコーナーでの字幕ミスに関して、完全に無視をしましたね。(小林克也は「1998年」と言っていたが、テロップは「1988年」と出ていた件です。)ということで、ヘボスタッフはミスさえも気がつかないというマヌケということを晒すことになりました。(BS朝日にクレームという形で指摘してあげたのに...)もう、スタッフは総入れ替えするべきですね。

時間の無駄遣いのOP-PVはVAMPIRE WEEKENDの『A Punk』(2008年)、OPの挨拶の後は1/27に発売になる「THIS IS IT」のことを「番組が終わってコンビニに行ったら発売になっている」と言っていたが、予約していたら一部の所では本日の内に入手できるのですけどね...で、「THIS IS IT」からMICKAEL JACKSONの『Human Nature』でした。(少しと言っていたが、2分弱だったら来週の特集まで待っても良いのに...ということで、この部分も時間の無駄遣いでした。)→BS朝日以外では1/26の放送ではないので、既に購入したという方もいることでしょうし、そういうことを考えると、やっぱり三流構成作家ですねぇ...

続いては「HOT MENU」で、DELPHICを取り上げ、3人のインタヴューと『Doubt』のON AIRでした。そして「COUNT DOWN USA」の20位から11位の発表でした。

CMを挟んで、「STAR OF THE WEEK」はVAMPIRE WEEKEND。簡単な解説、インタヴュー、『Cousins』、インタヴューの続きと続き、「C/D USA」の続き(10位から4位の発表)を経てCMへ。

CM明けは「大いなる伝説」(ビートルズ編)を挟んでから「TIME MACHINE」のコーナーへ。今回は1/26ということで、以下の4件が紹介されました。

1956年:BUDDY HOLLYがナッシュビルのデッカ・レコードのスタジオで、初のレコーディング・セッション(ナッシュビル・セッション)を行った、1974年:RINGO STARRの『You're Sixteen』が全米シングル1位を獲得した。1960年のジョニー・バネットのカヴァーで、その時は最高位8位だった。(1位は1週のみで、1974年のBillboard年間シングル・チャートでは31位にランクインしている。)、1980年:PRINCEがTV番組「アメリカン。バンド・スタンド」に初出演した、1983年:THE DOOBIE BROYHERSの最後のコンサート・ツアーを収めた2枚組ライヴ・アルバム「FAREWELL TOUR」が発売された。(2枚組アルバムということで、Billboardのアルバム・チャートでは最高位79位でした。)

1/26が誕生日のアーティストとして紹介されたのは以下の3人でした。EDDIE VAN HALEN(1955年生まれ)、ANITA BAKER(1958年生まれ)、WHAM!のANDREW RIDGELEY(1963年生まれ)。

また、筆者のデータベースにある1/26が誕生日のアーティストとしては以下の名前があります。MARIA VON TRAPP(1905年生まれ)、STÉPHANE GRAPPELLI(1908年生まれ)、NORBERT SCHULTZE(1911年生まれ)、JIMMY VAN HEUSEN(1913年生まれ)、EDDIE BARCLAY(1921年生まれ)、ANNE JEFFREYS(1923年生まれ)、ALICE BABS(1924年生まれ)、COXSONE DODD(1932年生まれ)、JEAN KNIGHT(1943年生まれ)、MICHEL SARADOU(1947年生まれ)、LUCINDA WILLIAMS(1953年生まれ)、CHARLIE GILLINGHAM(1960年生まれ)、TOM KEIFER(1961年生まれ)、PRADIP SOMASUNDARAN(1967年生まれ)、KIRK FRANKLIN(1970年生まれ)、WILLIE ADLER(1976年生まれ)、NIKLAS ALMQVIST(1977年生まれ)、TYE TRIBBETT(1977年生まれ)、DANTE DeCARO(1981年生まれ)、GUSTAVO DUDAMEL(1981年生まれ)、HERO(1986年生まれ)、MATT HEAFY(1986年生まれ)、MIA ROSE(1987年生まれ)、CHRISTOPHER MASSEY(1990年生まれ)。

更に1/26が命日のアーティストとしては、GRACE MOORE(1947年没、享年48歳)、HENRY LEWIS(1996年没、享年63歳)、STEVIE PLUNDER(1996年没、享年32歳)、という名前があります。

今回は面白いデュエット・二人組ということで、なんか纏まりの悪い話を延々としてから、2008年のライヴでERIC CLAPTON & STEVE WINWOOD『Had To Cry Today』でした。(曲の後でも色々と語っていたが、実に纏まりのないウダウダした話でした。)そして「C/D USA」のTOP 3の発表を経て、最後のリクエスト曲へ。今回は1986年のDON JOHNSON『Heartbeat』でした。

次回は、EPGによると、ゲストはオリアンティ。内容説明の方は、マイケル・ジャクソン追悼企画第4弾!今回はTHIS IS IT大特集!マイケルも認めた美人ギタリストがスタジオに登場!またマイケルが出演した映画もご紹介!とあります。→1/27発売ということなので、1/26の放送ではまだ放送出来ないということなのでしょうかねぇ?が、いずれにしても「THIS IS IT」の特集はやるだろうと思っていました。

 

Vampire Weekend

Vampire Weekend

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: XL
  • 発売日: 2008/02/05
  • メディア: CD

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(特製ブックレット付き) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray
マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

マイケル・ジャクソン THIS IS IT デラックス・コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD
マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1枚組通常盤)

マイケル・ジャクソン THIS IS IT(1枚組通常盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2009/10/28
  • メディア: CD

Doubt

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Polydor
  • 発売日: 2009/12/28
  • メディア: CD
Acolyte

Acolyte

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2010/01/12
  • メディア: CD
Contra

Contra

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: XL
  • 発売日: 2010/01/12
  • メディア: CD
ライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデン [DVD]

ライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデン [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • メディア: DVD
Heartbeat

Heartbeat

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony
  • 発売日: 1998/05/19
  • メディア: CD

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ケータイ刑事銭形命2話[裏ネタ編]PART 4 [ケータイ刑事]

銭形命」の第2話「壊された駄作! ~陶芸家クイーン殺人事件」の「裏ネタ編」の4回目となる今回は、この物語で事件に関わった小物から、「留め金」について、「懐中電灯」について、「電池」について、そして「脚立」について記します。尚、「懐中電灯」については「・18話(2nd.5話)[裏ネタ編]PART 6」で、「電池」については「・14話(2nd.1話)[裏ネタ編]PART 4」で記したものをベースにして加筆しました。

尚、BS-TBSの本放送時に記した記事は「ここをクリック」してご覧下さい。

留め金」:継ぎ目などをとめておくために使用される金具のことである。様々なものがあって、大きなものから小さなものまでたくさんのものがあって、日常生活では何かとお世話になっている小物である。

住宅関係であれば、扉を一時的に止めておくためのものがドアの下端に付いていたりしている。(開き戸を固定するために使用されている蝶番も留め具の仲間であるのは言うまでもない。)身につけるアクセサリーではブローチなどでは安全ピンが使われていたり、ネックレス、イヤリングなどにもこれがある。また、腕時計やブレスレットにも使われている。また、衣類ではファスナーもこれに含まれるし、ズボンなどにも使用されている。更に、ハンドバッグや鞄、財布などにも使われている。

基本的に、これらは開閉できるものを、閉じた状態、または開いた状態を保持するための補助具と言うことが出来る。(そもそも、開閉する必要がなければ、その部分は可動部のない1つの部品で構成すれば良く、開閉の必要があるから複数の部品で道具が構成される。よって、開閉できる機構においては「留め金」は必須の構成部品と言うことになる。)

尚、「留め金」の「金」は金属であることを意味しているが、現在では金属製以外の留め金も実際に使用されている。但し、そういうものは基本的に金属製のものよりも弱いため、小さいものや大きな力かせ掛かることの無いような一部のものに使われているだけである。

尚、英語では、「Catch」「Clasp」「Hook」などが、その形状や用途によって使い分けて使用されている。(「Catch」は扉、バッグなどの比較的しっかりとした大きなものに対して使われ、「Clasp」はアクセサリー関係などの比較的小さなものに対して使われる。「Hook」は引っ掛けて使用されるようなものに使われる。)

懐中電灯」:商用電源を使わず、電池を電源として用いる携帯用の照明器具のことである。アメリカ英語では「Flashlight」、イギリス英語では「Electric Torch」若しくは「Torch」と言い、ドイツ語では「Taschenlamoe」、フランス語では「Lape de Poche」、イタリア語では「Torcia」、スペイン語では「Linerna」と言う。

また、光源として用いられる電球は、豆電球が主流として使われていたが、最近ではLEDが使われるものが多くなっており、置き換わりが進んでいる。これはLEDだと球切れの心配が無く、しかも豆電球よりも消費電力が小さいというメリットがあるためでもある。(また、効率もアップしており、局部証明であればLEDで十分な光量が得られるようになっている。)尚、懐中電灯の中には、光源のランプに蛍光灯を使ったものもあるが、豆電球を光源に使ったものよりも消費電力が大きくなり、ランプ自体の大きさも大きいため、懐中電灯としたら大型のものとなる。

光源は基本的に点光源となるため、反射鏡とレンズを使ってビーム状に光を放つように工夫されているものが一般的である。(LEDを光源に使用したものでは、複数のLEDを使っているものが多いが、反射鏡とレンズを使っているのは同じである。)

電源となるのは乾電池が一般的であり、その用途によって、単一、単二、単三、単四電池が使われている。また、特殊な用途として小形のものもあって、単五電池やボタン電池を電源に使ったものもある。夜警の警備員が使うようなものは単一、手元を照らす程度であれば単三や単四を使った所謂「ペンライト」と呼ばれるもので十分であり、用途に応じて最適なものを選べば良い。(ボタン電池を使ったものは、小形であるが光量が少なく、また電池寿命も短いものも多いので、注意が必要である。)

最近では、電池に蓄電池を使ったものもあり、太陽電池パネルや手回し発電機が付属していて、それによって発電した電力を蓄えて使う、というものもある。これらは特に防災グッズとして、手回し発電機とラジオ、そして懐中電灯が一体になったものが広く出回っている。(更には携帯電話の充電機能も当たり前のように加わっている。)→当然のことながら、手回し発電とLEDライトだけという単機能のものもある。

「懐中電灯」はいざという場合に必要になるものであり、ラジオと手回し発電機が付いたものであれば、災害時に役に立つと同時に、平時であってもちょっとした運動器具になる(充電した電気でラジオを聴くことが効果的(?)である。)だけに、所有しておくとよろしいんじゃないかと...

電池」:化学反応によって起電力を発生させる装置のことである。これを用いることで、直流電力を簡単に得ることが出来る。英語では「Battery」、ドイツ語では「Batterie」、フランス語では「Pile」、イタリア語とスペイン語では「Pila」(発音、アクセントも同じ)と言う。

電池には、化学反応によってエネルギーを放出したらそれっきりとなる「一次電池」と、放電電流と逆向きに電流を流すことによって化学エネルギーとして蓄電することが出来る「二次電池」とがある。(一次電池は直ぐに電源として使用する事が可能であるが、二次電池は直ぐに使用することが出来ず、充電をする必要がある。)

前者は「乾電池」と呼ばれるマンガン電池、アルカリ・マンガン電池、水銀電池、リチウム電池などがあって、用途に応じて使い分けられている。後者には、鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池などがあって、やはり用途に応じて使い分けられている。また、それ以外の電池としては、太陽光を電流に変換する太陽電池、化学反応を利用した燃料電池、バイオなどの生物活動を利用した生物電池、放射性元素が原子核崩壊を起こす際に発生するエネルギーを利用する原子力電池、熱エネルギーを電気に変換する熱電池などがある。

電池の歴史はまだ200年ほどである。18世紀の終わりにガルヴァーニによってガルヴァニ電池が発見され、ボルタがボルタ電池を発明したことから歴史が始まる。19世紀後半になってマンガン電池の原形となるルクランシェ電池が発明されたことから発展していくことになる。それ以後は、新しい材料を使った電池が発明されていくことになる。また、充電することが出来る二次電池は19世紀末になって発明されている。(最初のものはニッカド電池であり、続いてニッケル・鉄蓄電池が登場した。)現在でも新材料による電池の研究が進んでいて、長寿命化が進んでいる。(最近ではオキシライド電池が新たな電池として登場したが、現在では生産完了しなっていて製造されていない。→後継製品のほうがオキシライド電池よりも高性能になったことと、オキシライド電池で問題となった初期電圧が高いことを解決したためでもある。)

尚、電池は便利なものであるが、化学反応を利用したものであるため、正しく使用しないと色々と危険が生じる事がある。よって、正しく使用しましょう。

脚立」:短い梯子(数段程度のもの)を両方から合わせ、上部に台となる板を取り付けた踏み台となるもののことである。または、三角形の梯子と、それの上部とで連結された支えとなる高い踏み台のことである。

前者のものは、毎日使うものではないでしょうが、一家に1つはある道具であって、4本足の脚立が殆どである。押し入れの天板やタンスの上などにある物(高い所に置いてある物)を取るのに利用されるのが殆どである。後者は植木屋さんが作業する時に使うものとして知られていて、3本足の脚立である。(3本足の脚立の方が庭木の手入れをする場合、足場となる場所の自由度が高くなるため。作業が行いやすくなるというメリットがある。が、4本足のものと比べると、安定感が悪いというデメリットがある。→植木屋さんだったら、慣れているでしょうから、3本足でも問題無いでしょうが...)

また、図書館や大きな書店では、高い位置にある書棚の本を取るために必要なものとして用意されているのが一般的である。

また、英語では「Stepladder」という。

 

ケータイ刑事 銭形命 DVD-BOX

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  • メディア: DVD

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アクアマリン ネックレス5 留め金:WGK18

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Clever Clasp クレバークラスプ アクセサリー用マグネット式留め金

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  • メディア: ヘルスケア&ケア用品

HOLGA 120用留め金 HOLGASIDELOCK

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Panasonic 懐中電灯<アルカリ電池付> BF-113F/A

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  • 出版社/メーカー: パナソニック
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三菱 懐中電灯 CL-2216

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  • 出版社/メーカー: 三菱電機
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LED懐中電灯型カメラ LDVDHBCK

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防犯・防災 AM/FMラジオ&サイレン付懐中電灯

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  • 出版社/メーカー: アーテック
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SONY FM/AMポータブルラジオ ホワイト ICF-B02/W

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  • 出版社/メーカー: ソニー
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  • 出版社/メーカー: -
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  • 出版社/メーカー: パナソニック
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Panasonic EVOLTA 充電式エボルタ ニッケル水素電池 単3 ( 4本入) ブリスター HHR-3MRS/4B

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  • 出版社/メーカー: パナソニック
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SONY 単4アルカリ電池 20本組 LR03SG-20PC

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  • 出版社/メーカー: ソニー
  • メディア: エレクトロニクス

SANYO NEW eneloop 充電式ニッケル水素電池(単3形8個パック) [HR-3UTGA-8BP]

SANYO NEW eneloop 充電式ニッケル水素電池(単3形8個パック) [HR-3UTGA-8BP]

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  • メディア: エレクトロニクス

トレー付脚立 3段 40976

トレー付脚立 3段 40976

  • 出版社/メーカー: 谷村実業
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長谷川工業(HASEGAWA) 踏台ナローステップ SJ-8BA

長谷川工業(HASEGAWA) 踏台ナローステップ SJ-8BA

  • 出版社/メーカー: 長谷川工業
  • メディア: Tools & Hardware

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 (1.4m)

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 (1.4m)

  • 出版社/メーカー: 長谷川工業
  • メディア: Tools & Hardware

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 天板トレー付 (1.4m)

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 天板トレー付 (1.4m)

  • 出版社/メーカー: 長谷川工業株式会社
  • メディア:

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 天板トレー付 (1.7m)

ハセガワ アルミ軽量はしご兼用脚立 天板トレー付 (1.7m)

  • 出版社/メーカー: 長谷川工業株式会社
  • メディア:

↓参考まで

よくわかる電池 (入門ビジュアル・テクノロジー)

よくわかる電池 (入門ビジュアル・テクノロジー)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本実業出版社
  • 発売日: 2006/06/30
  • メディア: 単行本

新しい電池の科学―高性能乾電池から燃料電池まで (ブルーバックス)

新しい電池の科学―高性能乾電池から燃料電池まで (ブルーバックス)

  • 作者: 梅尾 良之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/09
  • メディア: 新書


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