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「ONE-EYED JACKS」 [映画(洋画)]

表題の作品は1960年のアメリカ映画「片目のジャック」である。この作品はM・ブランドが監督も務めた作品であり、彼にとっては初めての監督作品でもある。(当然、主演も務めている。)評価は分かれるところであるが、支持者の間ではカルト的な人気を誇っている作品でもある。(タランティーノ監督は本作の熱烈なファンとしても有名である。)が、否定派はボロクソに言割れている作品でもある。一応、西部劇であるのだが、普通の西部劇にはない所が登場することから、異色の西部劇とされている。

作品データを記しておくと、時間は141分、原作はチャールズ・ネイダー、監督はマーロン・ブランド、脚本はガイ・トロスパーとカルダー・ウィリンガムの2人、撮影はチャールズ・ラング・Jr.、音楽はヒューゴ・フリードホーファーである。そして出演は、マーロン・ブランド、カール・マルデン、ピナ・ペリサー、ケティ・フラード、エリシャ・クック・Jr.、ベン・ジョンソン、スリム・ピケンズ、ラリー・デュラン、サム・ギルマン、ティモシー・ケリー、ミリアム・コロン、たちである。

メキシコで銀行を襲って金を奪ったリオとダッドは、必死に逃げていたが、追っ手によって砂塵の激しい山頂に追いつめられた。1頭の馬が撃たれたことで、ダッドが代わりの馬を連れてくるという約束で、リオはこの場に残り、ダッドが山を下りた。しかし、ダッドは金を持っていき、再び戻って来ることはなかった。で、リオは追っ手に捕らえられ、刑務所に入れられた。数年後、リオはそこで知り合ったモデストと共に脱獄に成功する。そして酒場で知り合ったボッブとハーベイという2人と共に、4人はカリフォルニアに向かった。で、やってきたのはモントレイという町だった。この町では、かつてリオを裏切ったダッドが保安官をやっている町だった。リオの姿を目にしたダッドは顔色が変わるが、リオは、過去のことは忘れたと言い、ダッドは安心した。で、ダッドは妻・マリアとその連れ子の娘・ルイザをリオに紹介する。ルイザはリオに一目惚れをした。翌日、モントレイでは祭が行われる日で、リオはルイザを浜辺に連れ出し、結ばれる。が、その後でリオは、ルイザを愛してはいない、と言って突き放すのだった。翌日、リオはテトリーというならず者に言い掛かりをを付けられ、手取ーを射殺してしまう。ダッドは保安官としてリオを捕らえると、鞭打の刑にして町から追っ払った。リオは仲間のモデストたちと共にある漁村に身を潜めて傷を癒し、傷が癒えると復讐を開始した。が、ルイザが尋ねてきて、彼女の純真さがリオの復讐心を捨てさせた。その頃、ボッブとハーベイはモデストを殺し、銀行を襲撃し、全ての罪をリオに擦り付けて逃亡した。このためリオは捕らえられることになる。が、何とか逃れると、再び復讐を開始して、ダッドと決着を付け、ルイザを残して砂漠の中に消えていった。

裏切られたかつての仲間に復讐を果たすというのが基本的な物語であり、この点では西部劇らしいものである。が、本作には西部劇には似合わない海が出てくるというのが何とも言えないところである。この西部劇らしくないシーンが本作を異色の存在にしているのだが、海が必要だったのであろうか?(西部劇は砂漠が似合うのであって、海はねぇ...)

まあ、M・ブランドの初監督作というので、一応はチェックしておいた方が良いという程度の作品でした。(筆者は、あまり面白いとは思わず、悪役を演じたカール・マルデンの方が目立っただけで、眠くなる作品でした。)

 

片目のジャック [DVD] FRT-162

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↓こちらは輸入版(リージョンコード「1」です)

One Eyed Jacks [DVD] [Import]

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アンコール・セレクションが続いた「名曲探偵アマデウス」+α [ドラマ]

正月三箇日にはBS-2での再放送が3日ともあった「名曲探偵アマデウス」であるが、その後もやはり再放送が続いている。BS-hiの再放送枠である火曜朝は、5日がファイルNo.045のヴィヴァルディ「四季・秋冬編」、8日の地上波は現時点で最新のファイルNo.053のパガニーニ「24の奇想曲」ということで、この週は新しい所の再放送でした。その後は、9、10日のBS-hiはお休みだったが、12日のBS-hiの再放送枠ではファイルNo.016のムソルグスキー「展覧会の絵」、16日はファイルNo.050のヤナーチェク「シンフォニエッタ」ということで、1年以上前のものと、2ヶ月ほど前のものということで、バラエティに富んだ内容でした。

これらでは、カノンさんがシリアス系のものとテンションの高いもの、悪戯気味のものということで、「七色カノン」という感じになったのが面白い所でした。

で、17日は4週ぶりとなる新作の登場で、ファイルNo.054のブラームス「交響曲第1番」です。12日と16日のBS-hiの再放送の後で、共に予告が流れていたが、「BS20歳」というキャンペーンが去年で終了したが、「BS NEXT」という形になっていましたね。で、ファイルNo.054のゲストは奧田恵梨華ということで、カノンさんとは「愛の迷宮」の顔合わせということになるが、さすがにそのネタは出てこないでしょう。

その後は、火曜、土曜のBS-hiの再放送、22日朝のBS-2の放送もこれとなる。が、22日は大相撲があるので、地上波では29日までオアズケです。24日のBS-hiはお休みで、No.055のラヴェル「マ・メール・ロア」は1/31、ファイルNo.056のバッハ「管弦楽組曲第3番」は2/7と続きます。

土曜というと、BS-TBSでは「東京少女」と「恋する日曜日」の再放送があるが、今月からの「東京少女」の方は7代目を襲名した岡本あずさということになったが、これがドラマデビュー作である。「銭形命」と比べると、まだまだぎこちない所もあるものの、比べてみると成長したところが分かるだけに、違った見方も出来ますね。(サックスはこの時から既にドラマでも吹いていたが、他の人にはない特技があれば、やはり強みになると言うことが良く分かります。)

一方、「恋する日曜日」の方は、2nd.の朗読劇の3本目の「君への手紙」ということで、残りは1本ということになりました。で、来週は2nd.のラストの物語で、活弁の作品の登場です。(柴田束志の大掘さんも出演している。)それにしても、全26話の内、3話(「君が僕を知ってる」の前中後編)をパスしての23話の放送に約10ヶ月もかかったなんて、ちょっと酷かったですね。尚、来週の「恋日」の所にEPGでは「終」マークが無いことから、その翌週(30日)からは3rd.の再放送に突入する(順番からすると「文學の唄」となるが、こちらは2008年に再放送しているので、飛ばすのでは無いかという予感が...)ものと思います。(最初は「名曲探偵アマデウス」のカノンさん・黒川芽以さん主演作の前後編ですね。)ちなみに、「恋日・3rd.」は、前半はシリアス系の作品が多かったが、後半はコメディ作品が増えていったこともあって、雰囲気が随分と変わりましたね。(やはり、BDにHD画質で保存のために録画のやり直しをするつもりです。)

 

ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季  / 調和の幻想 第6・8・10番

ヴィヴァルディ:協奏曲集 四季 / 調和の幻想 第6・8・10番

  • アーティスト: ミケルッチ(ロベルト),ヴィヴァルディ,イ・ムジチ合奏団,コトーニ(アンナ・マリア),ガロッツィ(ワルター),ヴィカーリ(ルチアーノ),アルトベッリ(エンツォ)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/06/22
  • メディア: CD

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」

ヴィヴァルディ:協奏曲集「四季」

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ヴィヴァルディ,アルビノーニ,レスピーギ,ジャゾット,シュヴァルベ(ミシェル),マイヤー(ヴォルフガング),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: CD
パガニーニ:カプリース(全曲)

パガニーニ:カプリース(全曲)

  • アーティスト: パールマン(イツァーク),パガニーニ
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2008/01/23
  • メディア: CD
パガニーニ:24のカプリース(全曲)

パガニーニ:24のカプリース(全曲)

  • アーティスト: ミンツ(シュロモ),パガニーニ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/02/28
  • メディア: CD
ムソルグスキー:展覧会の絵(ピアノ&オーケストラ版)

ムソルグスキー:展覧会の絵(ピアノ&オーケストラ版)

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ムソルグスキー,ラヴェル,ベルマン(ラザール),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2006/11/08
  • メディア: CD
ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」

ムソルグスキー/ラヴェル編:「展覧会の絵」&ラヴェル:「ボレロ」

  • アーティスト: ムソルグスキー,ラヴェル,ラヴェル,チェリビダッケ(セルジュ),ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2001/04/18
  • メディア: CD
ヤナーチェク:シンフォニエッタ

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

  • アーティスト: クーベリック(ラファエル),ヤナーチェク,フィルクシュニー(ルドルフ),バイエルン放送交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD
ヤナーチェク:シンフォニエッタ

ヤナーチェク:シンフォニエッタ

  • アーティスト: ヤナーチェク,マッケラス(サー・チャールズ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD
ブラームス:交響曲第1番

ブラームス:交響曲第1番

  • アーティスト: バーンスタイン(レナード),ブラームス,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2005/11/16
  • メディア: CD
ブラームス:交響曲第1番

ブラームス:交響曲第1番

  • アーティスト: カラヤン(ヘルベルト・フォン),ブラームス,ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 1996/12/02
  • メディア: CD
↓「東京少女・岡本あずさ」はこれに収録。(3/10発売です。)

東京少女 DVD BOX 3

  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
恋する日曜日 ラブソング コレクション DVD BOX

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 1

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD
恋する日曜日 アニソンコレクション DVD BOX 2

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  • 出版社/メーカー: キングレコード
  • メディア: DVD

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STEELY DAN『AJA』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1977年に発表された彼らの6枚目のアルバムである。本アルバムからメンバーが2人になってしまうSTEELY DANであるが、これによって一流のミュージシャン達を集めて製作することになり、結果的にはこれが吉となり、彼らの最高傑作が生まれることになった。(STEELY DANの発表したアルバムの中では最も売れたアルバムとなった。)Billboardのアルバム・チャートでは最高位3位を記録して、1978年の年間アルバム・チャートでも5位にランクインしている。また、イギリスでも最高位5位を記録している。

収録曲は以下の全7曲である。『Black Cow』『Aja』『Deacon Blues』『Peg』『Home At Last』『I Got The News』『Josie』。

この中からシングル・カットされたのは3曲であり、いずれもが全部がTOP 40入りをするヒットとなった。『Peg』はBillboardで最高位11位を記録して、1978年の年間シングル・チャートでも62位にランクインしている。続く『Deacon Blues』はBillboardで最高位19位、『Josie』はBillboardで最高位26位を記録している。

お薦め曲は「全部」である。というよりも、本アルバムのように内容の高いアルバムであれば、捨て曲は無く、いずれの曲もがハイ・クオリティであり、必ず主張するポイントがあり、特定の局を選ぶことが出来ないためである。

兎に角、本アルバムは、参加しているミュージシャンが凄い顔ぶれである。しかも、その一流ミュージシャンが細かい所まで設計された完璧主義者のプランに従って完璧に演奏しているだけに、悪いはずがない。こんな完璧なプレイが30年以上前に行われていたことの方が驚愕に値するものである。当然のことながら、発表から30年以上が流れた現在でも、全く色褪せることがない完璧なサウンドである。

また、ジャケットに写っている女性は、日本人のモデル・山口小夜子である。彼女は1977年にニューズウィークで「世界のトップモデル6人」に選ばれているが、これは日本人として、しかもアジアの出身者と言うことでは初の快挙でもあった。(本アルバムのリリースの方が少しだけ先である。)それだけに、サウンドの方は完璧であり、時代の最先端もしっかりと取り入れているなど、本当にケチの付けようがないアルバムである。

完璧なサウンドを堪能するには、ながらで聴くなんていうのはもったいなく、グラスを片手に集中して聴くことがお薦めです。

 

Aja

Aja

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: MCA
  • 発売日: 1999/11/23
  • メディア: CD

彩(エイジャ)

彩(エイジャ)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)
  • 発売日: 2008/08/02
  • メディア: CD
Aja

Aja

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Universal/MCA
  • 発売日: 1990/10/25
  • メディア: CD
彩(エイジャ)(紙ジャケット仕様)

彩(エイジャ)(紙ジャケット仕様)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ビクター
  • 発売日: 2000/05/03
  • メディア: CD
 
↓本作のような名盤には、本人たちが語る解説もあります。
彩(エイジャ) [DVD]

彩(エイジャ) [DVD]

  • 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
  • メディア: DVD

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ケータイ刑事銭形泪10話[裏ネタ編]PART 9 [ケータイ刑事]

銭形泪」第10話「爆弾魔からの挑戦状 ~手錠は爆弾を結ぶ」の裏ネタ編・増補は3回目(この物語については通算で9回目)となるが、この物語については今回で幕とします。で、今回は柴田さんが劇中出口にした「CIA」についてと「KGB」について、この物語では2つあることで事件の鍵となった「遺書」について、爆弾を作った犯人がこれだったということから「潔癖性」について、そしてクライマックスの所で五代さんから出た言葉の「くじ運」について記します。

この物語について過去に記した記事については「ここをクリック」してご覧下さい。(この物語についての「裏ネタ編」は、2008/10/19、21、23、26、28、30日付けで記しています。)

CIA」:アメリカ中央情報局のことであり、Central Intelligence Agencyの頭文字を取って「CIA」と呼ばれている。アメリカの対外諜報活動を行う情報機関の1つである。本部はバージニア州ラングレーにある。

アメリカ大統領に直属する組織であり、軍や他の政府の情報機関とは独立した存在である。年間の予算も多く、使途はも議会の承認を得る必要がないことから「見えない政府」と言う声もある。活動は、表向きには世界各国の政治、軍事、経済に関する情報収集を行うこととなっているが、諜報活動も行っていて、時には謀略工作も行っている(とされている。)。特に東西冷戦下では、共産主義国家の転覆を狙って活動していたことが知られている。(有名なのは、1961年のキューバに対して行われたピッグス湾事件、1964年の北ベトナムで起こったトンキン湾事件などがある。)詳細については不明なところが多々あるのが現状である。

現在の形になったのは1947年(トルーマン大統領の時代)であるが、第二次世界大戦中の戦略事務局が中央情報グループ、政策調整局という組織改編を経て誕生した組織である。(1947年に成立した国家安全保障法による。)

また、フィクションの世界でも多く登場している組織でもある。実際、詳細が不明であるため、小説や映画に登場するCIAの姿もフィクションである所もある。特に映画では、「007」シリーズでボンドの親友でもあるフィリックス・ライターが所属している組織ということになっていて、「CIA」の名前を広く世界に知らしめることになった。ちなみに、「007」の原作小説では、フィリックスはCIAにいたが、その後退職してピンカートン探偵社のエージェントに転身している。

「007」シリーズ以外でも、ジャック・ライアン・シリーズである「レッド・オクトーバーを追え!」「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」「トータル・フィアーズ」や「ミッション:インポッシブル」(TVドラマの「スパイ大作戦」も当然である。)、「ボーン・アイデンティティ」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」のシリーズなども有名なところである。

東西冷戦下の時代では、ソ連のKGBと共に、世界で一二を争う組織として対立し、時には協調するなどしていて、恐れられた組織でもある。

この物語では、CIAの暗号のということで柴田さんが語っていたが、情報機関であれば暗号を使ったことは、その解読を含めてあって当然のことである。

KGB」:ソ連国家保安委員会のことである。ロシア語での頭文字を取って「КГБ」と呼ばれるが、英語ではそれを訳した「Komitet Gosudarstvennoi Bezopasnosti」の頭文字から「KGB」と呼ばれている。(読みは英語式では「ケー・ジー・ビー」、ドイツ式では「カー・ゲー・べー」である。)ソ連の情報機関であり、また秘密警察でもあった。また、軍の監視や国境警備までも行っていて、ソ連を影から支えていた組織でもある。

1954年に内務省から分離して設立された組織である。また、1991年のソ連崩壊によってロシア連邦保安局に吸収され、1993年に廃止されて消滅した。モスクワのルビヤンカ広場(ソ連時代にはジェルジンスキー広場と呼ばれていた。)に本部があることから、「ルビヤンカ」と呼ばれることもあった。現在はロシア連邦保安庁(FSB)の本部となっている。

任務は、資本主義諸国における諜報活動、スパイ、破壊工作、テロなどの破壊活動対策、反ソ連及び民族分子の敵対活動対策、ソ連軍の防諜業務、国境警備、ソ連共産党と政府の指導者の警護、無線防諜業務などである。

CIAと同様に、フィクションの世界でも色々と登場するが、アメリカやイギリスなどの西側諸国の作品では、決まって悪役のバックに付いているというように、悪役で登場することが殆どである。(アメリカ映画でも、ソ連の人物を主人公にした作品はあるが、そこでも大抵は悪の組織ということになっている。)が、東西冷戦で、西側諸国にとったら敵側の親玉であるソ連の諜報機関であり秘密警察であるので、こういう設定は当たり前と言ったところでしょう。「007」では、スペクターという悪の組織があったものの、やはり敵役という位置づけでの登場が多かったですね。(一応、「英ソ協調」ということで融和の方向に進んでいくことになったが、悪役のバックに付いていることが多かったのもまた事実である。)

遺書」:死後のために書き残した手紙や文章の一つである。が、「遺書」と言うと、主に自殺する人が書き残した文書のことであり、財産相続などの遺志を記した「遺言書」とは異なるものである。(一応、「遺言書」も「遺書」の一つということになるが、法律によって定められた形式に整っていなければ、遺言書としての効力は生じない。)

遺書は、書は残される家族や友人たち等に対するメッセージというものであるが、同時に、自殺する理由も書かれているのが普通である。また、手書きが一般的である。(直筆であることが確認されると遺書と認定されることになる。)尚、ワープロによって作成されて遺書も存在するが、ワープロの場合は本人以外でも作成することが可能であるため、本人が書いたものとは認定されない。→この点を利用して、偽装自殺による殺人というのは推理小説や2時間ドラマ(ミステリー)では当たり前のように登場している。「ケータイ刑事」でもこの点ではお馴染みである。

英語では「Will」または「Suicide Note」と言うが、前者は主に「遺言」を指し、後者は自殺者の書き置きの遺書を指すことが多い。

潔癖性」:不潔や不正を極度に嫌う性質のことである。前者の場合は「アライグマ症候群」または「不潔恐怖症」とも言い、自分の手が汚れているのではないかという恐怖感に襲われて、何度も手を洗ったり、消毒液を使ったりして念入りに手を洗わずにいられなくなる病気の一つであり、後者の場合は正義感に燃える(ちゃんのような)若者に多い性質でもある。(ちなみに、前者の「不潔恐怖症」というのは「・2nd.8話」でネタとして使われていて、真犯人が不潔恐怖症でした。)

また、前者の場合は「きれい好き」と言うこともある。が、この物語では、爆弾を作った西島がこれであって、白い服ばかりを着ていたということが語られていたが、それだけで「潔癖性」と言うことが出来るのでしょうか?→確かに、白い服はちょっとした汚れも気になり、汚れが目立ちやすい。それだけに、常に綺麗でいたいということで汚れが直ぐに分かる白い服を着るというのは分かりますが、潔癖性というのは言いすぎで、単なる「きれい好き」ということになる可能性もあると思いますが... また、単に「白」という色が好きなだけなのかも... が、かつてのクイズのコンビを組んでいた柴田さんが言っていたのだから、まあよろしいかと...

尚、英語では、「Clean」と言うが、道徳的な場合の潔癖性の人のこと(先の説明では後者の場合)は「Puritan」と言う。(これは17世紀のイギリスで起こった「ピューリタン革命」(清教徒革命)の「ピューリタン」のことでもある。)

尚、ちゃん(銭形姉妹は全員ですが)は正義の味方であって、不正を憎み、犯人を逮捕するということではピューリタンということになる。尚、清教徒のことは一応「Puritans」と複数形で記すので、ちゃんはピューリタンであるが清教徒ではない(のは言うまでもない)。

くじ運」:クジを引いて、それが当たる運のことである。当たることの多い人は「くじ運が良い」と言い、全く当たらないひとは「くじ運が悪い」と言う。

世の中には、確かにくじ運の良い人がいるものです。商店街の福引きで、複数回ガラガラを回したら、1等と3等を同時に引き当てたという人を筆者は知っています。また、懸賞でやたらと当たる人もいますね。(筆者は、「BS-i」の社名だった時代の3年ほどの間で、20回ほどのプレゼントが当たっただけに、「BS-iに対してはくじ運は良かった」と言えるが、「BS-TBS」に社名が変わってからは9ヶ月で1回だけしかプレゼントが当たらず、「BS-TBSに対してはくじ運は良くない」ようです。→が、全く当たらないという人も大勢いるでしょうから、1回でも当たっているのだから「くじ運は悪い」とは言えないかも...???尚、BS-iで20回当選したものの、他のBSデジタル放送局では1度も当たったことはありません。また、雑誌の懸賞も当たった試しがない...)

尚、クジは確率である(宝くじや懸賞は全て該当するが、競馬やTOTOはこれには当てはまらない。(但し、予想することを完全に行わず、サイコロでも振って投票を決めれば、理論上はクジと同じことになる。))ので、数回、数十回では当たらなくても、何千、何万回も応募していたら、その内には当たることになる。(でも、1000回はずれるというのも大変ですが...)これは大数の法則によって証明されることになる。また、このことから、何処まで(何回まで)ハズレを我慢できるかが当たるポイントだという人もいる。→数回のハズレなら我慢できるが、何十回のハズレになると嫌気が差してしまい、続けて応募しなくなるので、全く当たらない事になる。よって、当たるまで応募し続ければ、(論理的には)必ず当たることになる、という理屈です。(理屈はそうであっても、実際は...???)

 

ケータイ刑事 銭形泪 DVD-BOX I

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

↓参考まで

CIA秘録上

CIA秘録上

  • 作者: ティム・ワイナー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/11/12
  • メディア: 単行本

CIA秘録 下

CIA秘録 下

  • 作者: ティム・ワイナー
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/11/12
  • メディア: 単行本

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

原発・正力・CIA―機密文書で読む昭和裏面史 (新潮新書)

  • 作者: 有馬 哲夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/02
  • メディア: 新書

CIAは何をしていた? (新潮文庫)

CIAは何をしていた? (新潮文庫)

  • 作者: ロバート ベア
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 文庫

ソ連のスパイたち ――KGBと情報機関1917-1991年

ソ連のスパイたち ――KGBと情報機関1917-1991年

  • 作者: スラヴァ・カタミーゼ
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2009/02/06
  • メディア: 単行本

ソ連KGBの対日謀略―米国下院特別情報委員会レフチェンコ証言の全貌 (1983年)

ソ連KGBの対日謀略―米国下院特別情報委員会レフチェンコ証言の全貌 (1983年)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 山手書房
  • 発売日: 1983/03
  • メディア: -

戦士の遺書―太平洋戦争に散った勇者たちの叫び (文春文庫)

戦士の遺書―太平洋戦争に散った勇者たちの叫び (文春文庫)

  • 作者: 半藤 一利
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1997/08
  • メディア: 文庫

強迫性障害からの脱出

強迫性障害からの脱出

  • 作者: リー ベアー
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2000/12/25
  • メディア: 単行本

手を洗うのが止められない―強迫性障害

手を洗うのが止められない―強迫性障害

  • 作者: ジュディス ラパポート
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 1996/02/01
  • メディア: 単行本

強運・神道祓いのパワー―神・人・占いの秘密いまここに明かされる

強運・神道祓いのパワー―神・人・占いの秘密いまここに明かされる

  • 作者: 青柳 龍徳
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2000/05
  • メディア: 単行本


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