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MR. MISTER『WELCOME TO THE REAL WORLD』 [音楽(洋楽)]

表題のアルバムは1985年に発表された彼らの2nd.アルバムである。1984年のデビュー・アルバムはさっぱりであったが、本アルバムの大ヒットでブレイクすることになった。(が、後が続かなかったこともあって、本アルバムの一発ヒットと言うことになった。(全米No.1シングルを2曲出しているため「一発屋」)とは言わないが、アルバムで言うと「一発屋」ということになる。)尚、本アルバムは、Billboardでは1週のみとはいうものの全米No.1の座を獲得し、1986年の年間アルバム・チャートでも7位にランクインしている。また、カナダとノルウェーでは最高位2位、イギリスでは6位を記録している。

収録曲は以下の全10曲である。『Black/White』『Uniform Of Youth』『Don't Slow Down』『Run To Her』『Into My Own Hands』『Is It Love』『Kyrie』『Broken Wings』『Tangent Tears』『Welcome To The Real World』。

この中からシングル・カットされたのは4曲である。1st.シングルの『Broken Wings』は2週連続で全米No.1の座を獲得し、1986年のBillboard年間シングル・チャートでは5位にランクインしている。また、カナダでも1位を獲得し、イギリスでは4位を記録している。2nd.シングルの『Kyrie』も2週連続で1位を獲得し、1986年の年間シングル・チャートでは9位にランクインしている。また、カナダとノルウェーでも1位を獲得、UKでは最高位11位であった。3rd.シングルの『Is It Love』はBillboardで最高位8位を記録、4th.シングルの『Black/White』はチャートインしていない。

お薦め曲は、全米No.1ソングとなった『Broken Wings』と『Kyrie』という当たり前の曲と、シングル曲(ヒットしなかったですが...)の『Black/White』、それ以外からはアルバム・タイトル・ナンバーでもある『Welcome To The Real World』をピックアップしておく。

本アルバムから2曲の全米No.1シングルが生まれているということもあって、1985年の暮れから'86年の頭は飛ぶ鳥を落とす勢いのあった絶頂期を迎えたものの、'87年の3rd.アルバムが転けたことからメンバーの脱退があり、'89年から'90年にかけて4th.アルバムを作ったものの、レコード会社がリリースを拒否したことで解散してしまった(2010年になって、そのアルバムはようやくリリースされた。)ため、彼らの曲というと本アルバムということになっている。確かに、ヒットしそうな要素が詰まっていて、とても聴きやすい内容である。

尚、本アルバムは「'80'sの産業ロック」の成功例の一つとして語られることも多く、名前は翼ミミにする。それだけに、「産業ロック」の良いところと悪いところは色々とあるものの、'80'sのロックを語る上では聴いておかなければならないアルバムの一つであることに変わりはない。

また、考えてみると、べーカルのリチャード・ペイジは、TOTOのボビー・キンボール、CHICAGOのピーター・セテラという看板だったボーカリストの脱退の後、ボーカリストとして誘われたことがある(MR. MISTERでの活動を選び、自ら断っている。)だけに、決して出来としては悪くないアルバムでもある。(ちなみに、彼がMR. MISTERではなくてTOTO、またはCHICAGOに加入していたら、少なくともMR. MISTERのヒットは無くなったのは確実であろうが、TOTOやCHICAGOもまた別のヒット曲が生まれていたでしょうね...)

 

Welcome to the Real World

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Friday Music
  • 発売日: 2010/04/20
  • メディア: CD

ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド(紙ジャケット仕様)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: BMG JAPAN Inc.
  • 発売日: 2009/08/05
  • メディア: CD

ケータイ刑事銭形雷23話[裏ネタ編]PART 2 [ケータイ刑事]

今回からの「銭形雷・裏ネタ編」は第23話の「時間を操る美女 ~大学教授殺人事件」に突入です。今回はサブタイトルにある言葉から「時間」について、「美女」について、「大学教授」について記します。尚、「時間」については「・12話[裏ネタ編]PART 6」で、「大学教授」については「・5話[裏ネタ編]PART 2」で記したものをベースにして加筆しました。

また、BS-iの本放送時に記した記事は2006/6/4付けで、MBSでの放送時に記した[改訂版]は「ここをクリック」(ここにはBS-i本放送時に記した記事へのリンクもあります。)してご覧下さい。

時間」:一般的には、時の流れの2点間の長さのこと、またはその時点のことを指し「時刻」と同義で使われることが多い。または、時間の単位で、60分を1つの単位とする単位のことでもある。(60分=1時間、1日=24時間、の時間単位の「時間」のことである。)

前者の意味は英語では「Time」、ドイツ語では「Zeit」、フランス語では「Temps」、イタリア語では「Tempo」、スペイン語では「Tiempo」、中国語では「時間と言い、後者の意味は英語では「Hour」、ドイツ語では「Stunde」、フランス語では「Heure」、イタリア語では「Ora」、スペイン語では「Hora」、中国語では「小時」と言う。(特に後者の方は「分」、英語、ドイツ語、フランス語では「Minute」(但し、発音はそれぞれ異なる)、イタリア語とスペイン語では「Minuto」(但し発音は異なる)と共に、海外旅行に行く際には覚えておくべき単語である。)

それ以外では、哲学の世界での「時間」や、物理学に於ける「時間」がそれぞれ定義されている。その中でも哲学の世界に出てくる「時間」では基本的な定義がされている。(過去から未来への不可逆的な方向を持ち、無限に連続しているものである。また、空間と共に世界の基本的な枠組みを作るものである。)また、哲学的な「時間」の考えは、宗教の世界にとも繋がっていて、様々な考えに発展している。(抽象的なことは、記し始めたらきりがないので省略します。)

一方、物理学では現象の経過を記述するために導入される量であって、時間の一様性という基本の元に各種法則が適用されている。ということで、物理学では学問の根幹を成している量でもあり、この根底(時間は一様に流れていく)の上に成り立っている。

現在、一般的に「時間」と言うと、時の流れの2点間の長さのこと、則ち、「所用時間」や「経過時間」のことを指すか、その時点の「現在時刻」のことを指すのが一般的である。

尚、時間は過去から未来への一方向の流れしかなく、過去に遡ることは現実世界では不可能である。(四次元世界では理論的には可能であるが、その方法は「?」である。)但し、小節などの架空の世界では、「タイムマシン」という時間を自由に行き来する装置が当たり前のようにあって、これを用いることで自由に過去や未来を行き来することが可能になっている。→相対性理論で述べられているように、光速に近い速度で移動する移動体の中にいると、時間の流がゆっくりになるため、時間軸上では未来の世界に移動したことになる。(その逆方向への移動は不可能である。)

美女」:容姿の美しい女の子とである。尚、「美人」「麗人」と言う言い方もある。また「べっぴん」と言う言い方もあるが、「べっぴん」は顔立ちに重点を置いた言い方であるが、「美女(美人)」は顔立ちだけでなく、体つきまでも含めて言うのが一般的である。

尚、「美女」の基準とは、人それぞれによって異なっているのと、時代によっても変化している。また、国が違えば基準が異なるのも当然である。よって、昔から「○○の三大美女」として名前が挙がっている人を見ていくと、その時の「美女」と呼ばれている傾向は分かることになる。

尚、「美女」と「美人」は、現在では同義語とされているが、歴史的には「美女」と「美人」は別物であった。というのは「人」と言う漢字には「男」と言う意味があって、古語で「美人」と言うと容姿の美しい男のことを指し、容姿の美しい女のことを「美女」と呼んでいた。男を指す「美人」はいつしか「美男子」というように「男」が中に入るようになり、それと共に「美人」という言葉は成人女性で容姿の美しい人を指すように変わっていった。(未成年の場合は「美少女」/「美少年」と言う。)

英語では「Beautiful Woman」または「Beauty」と言い、ドイツ語では「Schöne Frau」、フランス語では「Belle Femme」、イタリア語では「Bella Donna」、スペイン語では「Mujer Bonita」、ポルトガル語では「Mulher Bonita」、中国語では「美女」または「美人」と言う。→これらの言葉はそれぞれの言語の歌においても、よく登場する単語でもありますね。また、タイトルにこれらの単語が入ったヒット曲も色々とありますし...

尚、「美女」は外見で判断される容姿のことについて言う言葉であるため、その人の内面的な部分には全く触れていないということで、フェミニストから問題視されることもある。(この典型的なものが、ミス・コンテストにクレームが付けられて、現在ではミス・コンが縮小していっている。)好みは人それぞれであるので、「美女」(「美男」も含む)に関する論議はほどほどに...

大学教授」:「教授」とは、大学や高等専門学校などの高等教育機関で専門教育行う教員の中の最高位の職階である。(幼稚園と小中高等学校も教育機関であるが、これらの機関の教員は「教諭」と言って「教授」という職階は存在しない。)尚、「教授」は高等教育機関の教員であるが、高等教育機関の全ての教員が「教授」ということではない。(「准教授」または「講師」も高等教育機関では教員となっている。)

「大学教授」とは、各種高等教育機関の中でも、文字通り大学に於いて、「教授」の地位にある教員のことを言う。(当然のことながら、大学の教員の全てではない。)英語では「Professor」、ドイツ語では「Professur」、フランス語では「professeur」、イタリア語では「Professore」、スペイン語では「Profesor」、中国語では「大學教授」と言う。

「大学教授」は、普通は単に「教授」と呼ばれ、通常「教授」と言うと、特に断っていなければ「大学教授」のことを指す。また、「教授」にも色々と種類がある。「主任教授」と「専任教授」は、その大学に定年まで留まることが出来るが、「客員教授」や「招請教授」のように一定期間の間だけという教授もいる。また、医学部(大学病院などにいるのが一般的)には「臨床教授」と呼ばれる非常勤の教授も存在する。

また、「名誉教授」と呼ばれる教授は、その大学に教授として多年勤務し、教育上もしくは学術上で顕著な功績があった者に対して、退職後に大学が与える称号であり、職階ではなくて名誉称号である。(一応、学校教育法に規定されている。)よって、この称号は在任中では授けられず、この称号を有する教授は少なくとも「定年退職」をしている。(定年退職後に同じ大学に講師として務める場合もあるが、他の大学に行くことの方が多いようですね。)

 

ケータイ刑事 銭形雷 DVD-BOX 2

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  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • メディア: DVD

時間は実在するか (講談社現代新書)

時間は実在するか (講談社現代新書)

  • 作者: 入不二 基義
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/12/16
  • メディア: 新書
時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

  • 作者: 橋元 淳一郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/12/14
  • メディア: 新書
仕事と勉強を両立させる時間術

仕事と勉強を両立させる時間術

  • 作者: 佐藤 孝幸
  • 出版社/メーカー: クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
  • 発売日: 2010/06/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
時間論 (ちくま学芸文庫)

時間論 (ちくま学芸文庫)

  • 作者: 中島 義道
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 文庫
「時間」を哲学する (講談社現代新書)

「時間」を哲学する (講談社現代新書)

  • 作者: 中島 義道
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1996/03/19
  • メディア: 新書
早わかり物理50の公式 (ブルーバックス)

早わかり物理50の公式 (ブルーバックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2007/02/21
  • メディア: 新書
時間,空間,そして宇宙―相対性理論の世界 (物理読本 (3))

時間,空間,そして宇宙―相対性理論の世界 (物理読本 (3))

  • 作者: 戸田 盛和
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1998/11/24
  • メディア: 単行本
美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 (「知の再発見」双書)

美女の歴史―美容術と化粧術の5000年史 (「知の再発見」双書)

  • 作者: ドミニク パケ
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 1999/04
  • メディア: 単行本
美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち―男たちを魅了した神話から現代の美女伝説 (別冊歴史読本 (86))

美神ヴィーナスとギリシア・ローマの女たち―男たちを魅了した神話から現代の美女伝説 (別冊歴史読本 (86))

  • 作者: コービスジャパン
  • 出版社/メーカー: 新人物往来社
  • 発売日: 2004/05
  • メディア: 単行本
美女とは何か―日中美人の文化史 (角川ソフィア文庫)

美女とは何か―日中美人の文化史 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 張 競
  • 出版社/メーカー: 角川学芸出版
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 文庫
新 大学教授になる方法

新 大学教授になる方法

  • 作者: 鷲田 小彌太
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2001/11/29
  • メディア: 単行本
大学教授という仕事

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  • 作者: 杉原 厚吉
  • 出版社/メーカー: 水曜社
  • 発売日: 2010/01/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
大学教授になる方法 (PHP文庫)

大学教授になる方法 (PHP文庫)

  • 作者: 鷲田 小彌太
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: 文庫

名曲探偵アマデウス#87 チャイコフスキー「バイオリン協奏曲」 [ドラマ]

今月の新作の最後(3本目)はチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」でした。今回でチャイコフスキーも6曲目となって、ショパンと共に1位タイということになりました。また、今回の依頼人はあのディープ内藤ということで、通算で6度目の登場ということになりました。(当然、依頼人としては最多登場であるのは言うまでも無い。)→平均して半年に一度のペースで登場していますが、前回はファイルNo.076で、約4ヶ月ぶりの登場でした。

で、ディープ内藤が登場となると、カノンさんがライバル心を剥き出しにしたり、所長が飼い馬のようになって了うなど、いつもと違う姿が見られて楽しいのだが、今回は所長は最初から怯え続けていたが、カノンさんはそれほどではなかったですね。(いつも所長と一緒にいることから、余裕と言った所なんですかね...???)

冒頭、『探偵物語』を(カラオケで)歌っているカノンさん。気持ちよさそうに歌っているが、「違うわ」とダメ出しをされる。で「えっ???」と不満そう。ダメ出しをした声の主は「次」と言うと『私立探偵濱マイク』の主題歌が流れてきて、踊り出すカノンさん。そんな所に所長が帰ってくる。で、カノンさんの側にやってきて「何をやってるんだね」と訪ねる。カノンさんは踊りを止めて「探偵縛りのカラオケを」と答えた。これに所長は「探偵を縛る」と返した。するとカノンさんが「探偵縛り」の意味を説明し、所長はホット胸をなで下ろし「私が縛られるのかと思ったよ...」と言っていた。

すると、所長の背後から手が伸びて、「臼夫ちゃん、縛って上げようか」と言う声がした。所長の表情が一変して凍てついた。ディープ内藤がいて、「探偵縛りをカラオケしようと言ったの、私よ」と口にした。で、カノンさんのナレーションが「ディープ内藤 Season 6」ということで、これまでのいきさつが語られた。(過去の映像が出てくると、全く雰囲気の違うカノンさんも見られて良かったですね...)

改まっていつものようにソファーに座った所長とカノンさん、そしてディープ内藤。「今日は何の誤用でしょうか?」と所長が尋ねると、「私のミステリーに書けていたものが分かったの」とディープ内藤が言う。するとカノンさんは「つっか、欠陥だらけでしょう」とすかさず突っ込んだ。ディープ内藤は「お黙り」とカノンさんを制すると、「名作と呼ばれているミステリーに欠かせないもの、それは探偵」と言った。カノンさんが「シャーロック・ホームズとか、ポワロとか」(「銭形泪」でホームズとポワロの両方の扮装をしていた黒川さんです。)と言うと、ディープ内藤は「金田一耕助、コロンボ、古畑任三郎」と続けた。(この時点ではまだ冷静な)所長は「コロンボと古畑は探偵ではなくて刑事です」と返したが、それを無視したディープ内藤は「私の小説にも個性的な探偵が必要だって気づいたの」ということで「どうしたらいい?臼夫ちゃん」ということで相談に来たのだった。所長は「さあ?」と長そうとするが、ディープ内藤は「ベストセラーになったら映画化も夢じゃないし、キャラクター商品も売れるわ。報酬は印税の3割、女子大生との合コンもセッティングするわよ」と誘うと、所長は「そういうことならばこの曲が役に立つと思います」と言って曲を紹介した。

その曲がチャイコフスキーの「バイオリン協奏曲」だった。「『チャイ・コン』と呼ばれている曲ね」ということで、既に報酬のことに頭が言っている所長だった。

曲に入る前にカノンさんが「主人公はどんな探偵にするんですか?」と尋ねると「イケメン」と答えるディープ内藤。(所長が口を出せる雰囲気ではなかった。)「お好きに」と言った所長を受けて、ディープ内藤は「イケメンが爽やかに登場する…」と言うが、所長が「主役の登場には工夫が必要です」といって、この曲は主役であるソロ・バイオリンの登場が見事だ、と言って、第1楽章(序奏部)へ。

ソロ・バイオリンの登場を盛り上げる巧みな手法の解説では、序奏部をしつこく、盛り上げていくようにしていて、属音を続けることでじらし、主題を暗示するように主題の断片を入れ、そしてソロ・バイオリンの第1主題が登場する。ということで、ディープ内藤の小説も、何気ない日常の描写から事件が起こりそうな気配を感じさせつつ、ここぞという時に主役の探偵が登場する、とうことで、所長が赤い薔薇の花を手にして陶酔していた。これに「何やってんですか、所長?」と突っ込んだカノンさん。我に返った所長はバラの花をディープ内藤に渡した。が、ディープ内藤は「で、主人公が現れてどうなるの?」と尋ねた。所長は、チャイコフスキーはこう描いているということで、再び曲(第111小節)の説明へ。

ここでは「重音」ということで、バイオリンの魅力を引き立たせる「重音」についての説明へ。「重音」とは2本以上の弦を同時に弾くことで、それがどういうものなのかの説明を、実演を交えて行っていたが、実演があったらとても分かりやすいです。(逸美のことですが...)また、があったことでとても分かりやすかったですね。また、第111小節の重音を使わない演奏と、使った演奏との聴き比べがあって、これも全く違う曲のように感じられました。(「重音」を使わないと実になめらかで綺麗な曲になりますね。)

更に、リアルな音だけではなくて、視覚的なことも狙っている、として、バイオリニストのパフォーマンスとなると「重音」になるということでした。(確かに、ソロ・バイオリニスト動きが飛び抜けて激しく、目立ちますね。)

これにディープ内藤は、刑事コロンボのよれよれコート、古畑任三郎は現場に自転車で登場、ということで、「探偵はただのイケメンじゃダメ」と悟った。(所長がコロンボと古畑に扮してました。)そして「イケメン探偵なのにマスクをしているのはどう」と提案した。カノンさんは「それじゃあ、イケメンかどうか分からないじゃないですか」と突っ込んだが、ディープ内藤は「いいの。イケメン探偵は何処に行っても全力疾走」と言った。所長はマスクをして走っていた。立ち止まって「限界に挑戦した者だけが新しい世界にたどり着くことが出来る」と言うと、ディープ内藤は「それって私と臼夫ちゃんみたいね」と口にした。そして、「所長がウィーンから戻ったばかりの頃」と言って、所長の過去が語られた。(所長は音楽を封印して部屋に引きこもっていた。そんな所長に音楽を取り戻させたのがディープ内藤だった。ディープ内藤は引きこもっていた所長をカラオケスナックに誘い出し、限界まで歌い続けたのだった。)それを聞いて「音を取り戻したんですね?」とカノンさんが尋ねるが「いや、出入り禁止になった」と所長が答え、カノンさんは転けていた。

曲の続きは、ソロ・バイオリンのカデンツァの部分に突入し、「カデンツァ」は独奏者の技術の見せ場ということで、即興で演奏する所というと語られ、その説明へ。カデンツァは、本来は即興で演奏する部分と言うことで楽譜は書かれないのが普通だったが、チャイコフスキーは細かく楽譜を書き残し、バイオリンの特徴を際立たせるテクニックが色々とあって、その説明へ。

まずは「人工ハーモニクス」の説明へ。バイオリンの最も高い音から更に2オクターブ高い音を出るが、透明な音が出る。(弦を抑えても出せるが、キツい音になってしまう。)→当然、聴き比べての説明が行われるが、弦を抑えて出すと、キツいどころか、引っ掻き音に近い感じがして、気色悪く感じました。

2つ目は「グリッサンド」。(これも実演ありの説明なので分かりやすい。)チャイコフスキーはしかも重音でグリッサンドを使っていて、内面的な感情を表現した。3つ目は巧みな重音使いで、最初は和音をばらして鳴らすが、段々と重音を使っていくことで、緊張感を出した。

これらによって、ドラマ性を表現し、更にバイオリニストにアクロバティックな演奏をさせて際立たせた。しかも、カデンツァは技の披露のため、曲の終盤にあったが、それを曲の真ん中に持ってきたのだった。

ディープ内藤は、これではミステリー小説としては失敗だ、と言うが、所長は「ある意味この曲は失敗した」と言って、その説明へ。

チャイコフスキーはこの曲を名バイオリニストのアウアーに初演を依頼したが「演奏不可能」として拒否されてしまう。初演はそれから3年後になってようやくという状況だったが、評価は散々で「悪臭がする音楽」とまで言われた。(第3楽章はズタボロに言われた。)

その酷評されたところがこの曲の魅力として、後になって演奏家や聴衆の心を捕らえていって「名曲」と呼ばれるようになった。→これって、「登場したのが早すぎた」と言うことも出来ますね。ポピュラー音楽の世界でも、このように最初は悪評だらけだったが、後に「名曲」と言われるようになったものが幾つもあります。

ただ、チャイコフスキーは、批判されても「それを高めていった」という説明があったが、単に「早すぎた登場」というだけでは無かったということでもあるのですね。

この経緯を聴いたディープ内藤は「何か引っかかる」と口にしたが「何でですか?」とカノンさんが問う。これに「就職試験に全部落ちて、散々ダメ女と言われても、アンタ、自分に自信が持てる?」と問い返した。カノンさんは不味そうな顔をして「ダメですね...とことん落ちちゃいます」と返した。するとディープ内藤は「かつての臼夫ちゃんもそうだった」と言った。で、カノンさんは「チャイコフスキーは一人じゃなかった」ということに気づいた。処置用は「チャイコフスキーはこの曲を1人で作ったのではありません」と語り、今度はチャイコフスキーの話へ。

1877年、チャイコフスキーは結婚したが結婚生活が上手く行かず、精神を病み、療養生活をスイス・モントルーで送っていた。そこに見舞いにやってきた教え子のコーテクに特別な感情を持った。(同性愛ということで、禁断の恋でもあった。)そしてコーテクのバイオリンに魅せられて作曲した。

ということで、ディープ内藤は、臼夫ちゃんが自分にとってのコーテクと言った。が、自分たちには愛が足りなかったと言い、「湖の畔の別荘に行って、愛情を育み、歴史に残る愛の名作ミステリーを書く」と宣言し、所長を無理矢理連れて行こうとする。処置用は「自信無いんですけど...」と漏らし、慌てたカノンさんも「お客さんだって来ちゃいますしね」と止めようとする。が、ディープ内藤は「お金もないのに、そんなに泊まってられない。三泊四日」と言うと、所長を引っ張っていった。所長は抵抗できず「響くん。後はよろしく」と言って連れて行かれた。カノンさんは「大人の事情...」と漏らしていた。

今回は、ドラマ部分は約35分弱、曲が約8分、ラストのオチが1分強という構成で、曲の部分がやや長めでした。とは言っても、時間的に全曲は無理であって、解説のあった部分を中心にしたダイジェスト的なものでした。

ラストのオチは、カノンさんが帰宅しようとしていたら、所長が帰ってきた。が、冴えない表情をしていた。カノンさんは「内藤さんと旅行に行ったんじゃなかったんですか~?」と余裕たっぷりに訪ねる。所長は疲れ切った顔をして「喰う小出はぐれた~」と漏らした。て、カノンさんが側にやってくると携帯(一応スマートフォンになっていましたね。)をポケットから取り出してカノンさんに見せる。そこには「臼夫ちゃん、私、出会っちゃった...」というディープ内藤からのメールがあった。空港でディープ内藤は15歳年下のイケメンで、国際的な活躍する探偵と出会い、お互い一目惚れだった。で、彼と一緒に探偵小説を書く、ということだった。(最後に、「響ちゃんにもよろしくね」と結ばれていた。)で、カノンさんは所長に「悲しいんでしょう」と言うが、所長は変な顔をするだけだった。で「変顔したって無駄ですよ。悲しさを変顔で隠してるんでしょう」と言って所長に迫ると、「どういう関係なんですか~?」とディープ内藤との関係を問い詰めていた。が、所長はボーッとなっていて何も答えなかった...

今までのディープ内藤の登場した時は「また来るな」とラストに所長が言っていたが、今回はそれが無く、所長は抜け殻のようになっていたところを見ると、所長はやっぱりディープ内藤のことが気になっているのですね。

また、いつものディープ内藤だと、進行までも仕切っていたが、これについてはいつもよりもおとなしめだったが、所長を拉致するかのように引っ張っていったということで、やっぱりディープ内藤はディープ内藤ですね。

また、いつもとは完全に別人となっていて、蛇に睨まれたカエルのような所長ということで、ディープに対して完全に怯えているというのも面白い所でした。その一方で、カノンさんも「大人の事情」と言う言葉を口にしていたが、金銭的なことのためならば仕方がないと察知したようで、「所長・命」と言うところが抑えられていて、ディープ内藤に対しての対抗心をコントロールできるようになったというのも面白い所でした。

また、お楽しみとしては、カノンさんがカラオケを歌っていたり、所長のコスプレが途中に出てきたりということで、こちらもそれなりにあって、楽しさも十分にありました。

今回は最後に所長が「ディープ内藤、また来るな」と言わなかったが、4年目突入となったら、ディープ内藤はまたまたやってくるのでしょうね...

来週28日はファイルNo.004のチャイコフスキー『交響曲第6番「悲愴」』の再放送です。初期の作品(=1年目の作品)の再放送となると久しぶりということになります。(最初の放送は2008/4/25でした。)OPも現在のもの(3代目である。)とは少し異なっているが、久しぶりにとなると、それも良いですね。3月に入ると、3/7はファイルNo.088のドビュッシー「交響詩『海』」が控えています。

 

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

CD付き NHKクラシックミステリー 名曲探偵アマデウス

  • 作者: 『NHKクラシックミステリー名曲探偵アマデウス』制作チーム
  • 出版社/メーカー: ナツメ社
  • 発売日: 2010/10/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 庄司紗矢香,メンデルスゾーン,チャイコフスキー,チョン・ミュンフン,フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2007/09/05
  • メディア: CD

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: チョン・キョンファ,チャイコフスキー,メンデルスゾーン,デュトワ(シャルル),モントリオール交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/06/25
  • メディア: CD

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: カーラー(イリヤ),チャイコフスキー,ヤブロンスキー(ドミトリ),ロシア・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: エイベックス・クラシックス
  • 発売日: 2007/12/05
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2000/06/21
  • メディア: CD
チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー : ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: スターン(アイザック),チャイコフスキー,シベリウス,オーマンディ(ユージン),フィラデルフィア管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニーレコード
  • 発売日: 1996/02/21
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 五嶋みどり,チャイコフスキー,ショスタコーヴィチ,アバド(クラウディオ),ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
  • 発売日: 2004/11/17
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団,チャイコフスキー,シベリウス,カラヤン(ヘルベルト・フォン),フェラス(クリスチャン)
  • 出版社/メーカー: ポリドール
  • 発売日: 2000/01/22
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: ムター(アンネ=ゾフィー),チャイコフスキー,コルンゴールト,プレヴィン(アンドレ),ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団,ロンドン交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2004/09/29
  • メディア: CD
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(初回生産限定盤)(DVD付)

チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SMJ
  • 発売日: 2010/10/27
  • メディア: CD
チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー&ヒグドン:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルクラシック
  • 発売日: 2010/05/26
  • メディア: CD
メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

  • アーティスト: 諏訪内晶子,メンデルスゾーン,チャイコフスキー,アシュケナージ(ヴラディーミル),チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2009/05/20
  • メディア: CD

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